家庭内暴力認めたホーネッツJ.テイラー、24試合出場停止に
NBAは現地19日、シャーロット・ホーネッツのジェフェリー・テイラー（25）に24試合の出場停止処分（無報酬）を科したことを発表した。テイラーは先月、家庭内暴力とホテルの器物破損の罪を認めていた。
テイラーは9月25日朝、ミシガン州イーストランシング市内のホテルで交際中の女性と口論になり逮捕。同選手の逮捕について調査を行っていたNBAの声明によると、テイラーと女性はホテルの部屋で泥酔し、怒鳴り合いのケンカに発展。ケンカはエスカレートし、テイラーは女性の頭や腕にケガを負わせ、ホテルの壁を殴って穴を開けるなどしたという。
テイラーには18カ月の保護監察処分が科されており、その一環として26週間の家庭内暴力介入プログラムを完了しなければならない。また、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏によると、アルコール治療プログラムへの参加と80時間の社会奉仕活動が義務づけられたという。
3年目のテイラーは、チームから全てのバスケットボール活動を禁止されていた。開幕から謹慎していた11試合は今回の処分にカウントされるため、あと13試合を欠場することとなる。この結果、今季の年俸91万5000ドル（約1億1000万円）のうち約26万7000ドル（約3200万円）を失うことになった。
シルバー氏はこの件について声明を発表し「今回の処分はNBAの利益と信頼を守るために必要な措置である。ミスター・テイラーの行為は法律違反であり、個人的な見解としては、モラルの基準を満たしておらず、NBAに対し悪影響と弊害をもたらすものである」と述べた。
2012年ドラフト2巡目のテイラーは過去2シーズン、マイケル・キッド・ギルクリストと先発スモールフォワードの座を争っている。ルーキーシーズンの2012年は、77試合に出場し29試合で先発出場を果たした。昨シーズンは昨年12月下旬にアキレス腱を断裂し残りの試合を欠場。現在ケガからは回復している。キャリア通算で平均6.6得点、2.0リバウンドをマークしている。（STATS-AP）
