米国とリトアニアが4強入り、前回大会準決勝のリマッチが実現／W杯
スペインで開催中のFIBAバスケットボール・ワールドカップ（旧世界選手権）は現地9日、準々決勝の2試合が行われ、米国とリトアニアがそれぞれ勝利し、ベスト4進出が決定。両国による2010年の前回大会準決勝の再戦が実現する。
米国は、7点リードで折り返したから後半に一気に点差を広げ、スロベニアに119対76の大差で勝利。サイズを生かし、オフェンスリバウンドで24対12、トータルのリバウンド数で54対38とスロベニアを圧倒。ターンオーバーからの得点でも40対10と大きく上回った。
20得点をマークしたクレイ・トンプソン（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）を筆頭に、6選手が12得点以上をマーク。ケネス・ファリード（デンバー・ナゲッツ）が14得点、10リバウンド、アンソニー・デイビス（ニューオーリンズ・ペリカンズ）が13得点、11リバウンド、ジェイムス・ハーデンは全14得点を後半に集中して勝利を後押しした。
敗れたスロベニアは、ゴーラン・ドラギッチ（フェニックス・サンズ）が13得点、ドラギッチの弟のゾランが11得点をマークした。
リトアニアは、73対61でトルコに快勝。19本中10本のスリーポイントシュートをさく裂させ、優位に試合を進めた。レナルダス・セイブティスが19得点中11得点を第4Qに集中する活躍、トロント・ラプターズのセンター、ヨナス・バランチュナスが12得点、ゲームハイの13リバウンドをマークした。
トルコで開催された2010年世界選手権準決勝では、ケビン・デュラント（オクラホマシティ・サンダー）率いる米国に74対89で敗れたリトアニア。再び準決勝で米国と対戦するチャンスにヨナス・マシュリスは「誰もが米国が勝つと予想している。我々は米国相手に戦い、決勝戦への切符をもぎ取らなくてはならない」と意欲をみせた。（STATS-AP）
