豪州、米国戦回避のため意図的に敗戦か FIBAが調査へ乗り出す／W杯
2014-09-09
FIBAが、スペインで開催されているFIBAワールドカップ・バスケットボール（旧世界選手権）で、米国との早期の対戦を回避するために、オーストラリアが故意に試合で負けた可能性があるとして調査に乗り出している。米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』のウェブサイトが、現地8日に報じた。
同サイトによると、問題とされているのは、4日に行われたグループDのオーストラリア対アンゴラ戦。この試合は91対83でアンゴラが勝利し、その結果、グループ3位通過となったオーストラリアは、優勝候補の米国と準決勝まで当たらない組み合わせとなった。
FIBAは、オーストラリアが意図的にアンゴラに負けたという疑いがあるとし、同国のコートでの行いがバスケットボールファンと専門家を大きく失望させたと語ったという。
グループDを2位通過し、9日の準々決勝で米国と対戦するスロベニアの中心選手であるゴーラン・ドラギッチ（フェニックス・サンズ）は、オーストラリア戦後ツイッターで同国を非難し、FIBAに調査をするよう促している。
なお、オーストラリアは決勝トーナメント1回戦でトルコに64対65で敗れ、既に大会から姿を消している。
FIBAは、オーストラリアバスケットボール連盟に事実関係の説明を求めてから、罰則を科すかどうかを決断するという。
