米国代表、K.デュラント辞退のショック乗り越える
2014-08-22
今月末からスペインで開催されるFIBAワールドカップ・バスケットボールに臨む米国代表チーム。ケビン・デュラント（オクラホマシティ・サンダー）の代表辞退という衝撃もあったが、関係者は現地20日、そのショックはもう乗り越えたとコメントした。
2010年世界選手権で１試合平均22.8得点を叩き出し、大会MVPに輝くとともにチームを1994年以来の優勝に導いたデュラント。続くロンドン五輪でも１試合平均19.5得点を記録してチーム得点王となり、今回のW杯でも活躍が期待されていた。しかし同選手は代表合宿の第１週目となった7日、休養が必要だとして辞退を表明した。
NBAの昨季MVPにして得点王のデュラントがチームから抜けた米国代表だが、マイク・シャシェフスキー監督は19日、「ケビンの話はもう終わりだ。我々はその件はもう乗り越えている。このメンバーで上手くやっていける」とコメント。「監督のすべきことは、今いるメンバーの指揮をとることだ。いないメンバーではなくて。結婚していたら、過去にデートしていた女性ではなく、今一緒にいる女性のことを考えるじゃないか」とユーモアで対応した。
アンソニー・デイビス（ニューオーリンズ・ペリカンズ）も、「僕らは戦わなくてはならない。彼（デュラント）が辞退したからといって、うつむいて座り込んでるわけにはいかない」と語り、エース不在でも前進していきたいと話した。（STATS-AP）
