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ミネソタ・ティンバーウルブズのケビン・ラブは現地26日、自身を巡るトレードの行方が不透明なことから、FIBAバスケットボール・ワールドカップに向けた米国代表チームへの参加を辞退した。
来夏に現行の契約を打ち切りフリーエージェントになる権利を持つラブは、優勝を狙えるチームへの移籍を望んでいることを表明しており、ウルブズは複数のチームとトレードを交渉中。しかし移籍先の最有力候補であるクリーブランド・キャバリアーズが先日、ウルブズが見返りとして要求している全体1位指名のアンドリュー・ウィギンスと契約を結んだことで交渉が長引く可能性が高まった。NBAの規約により、契約から30日間はウィギンスをトレードに出すことができないためだ。
2010年世界選手権と2012年ロンドン五輪の金メダルメンバーであるラブは、早くから今夏の代表入りを表明していた1人。しかしケガによりトレード交渉が頓挫する可能性もあることから、USAバスケットボール代表のジェリー・コランジェロ氏に、28日からラスベガスで始まる代表候補合宿に参加できないことを伝えた。
電話取材に応じたコランジェロ氏はラブの置かれた立場を理解し「彼は非常に残念に思っているだろう」とコメント。その一方で「誰かがステップアップするチャンスだ」と語り新たな役者の台頭に期待を寄せた。
ラブの他にも、この数週間でブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジ、NBAファイナルMVPのカウィ・レナードが代表入りを辞退。代表合宿に参加する選手は現在18名で、そこから最終メンバー12名が選ばれる。(STATS-AP)