キャブスが3チーム間トレードでキャップスペース確保、レブロン受け入れ態勢準備
2014-07-10
クリーブランド・キャバリアーズが現地9日、ブルックリン・ネッツ、ボストン・セルティックスとの3チーム間トレードに合意したと、情報筋が明らかにした。キャブスは、サラリーキャップに十分な空きを確保し、MVP4回受賞のレブロン・ジェイムスにマックス契約を提示する態勢を整えた。
キャブスは2チームを巻き込むことで、来季年俸が630万ドル（約6億4000万円）のジャレット・ジャック、160万ドル（約1億6000万円）のタイラー・ゼラー、140万ドル（約1億4000万円）をセルゲイ・カラセフを放出。ゼラーと将来の1巡目指名権、ネッツから獲得するマーカス・ソントンをセルティックスへ、ジャックとカラセフをネッツへ送る。
トレードの成立はモラトリアム期間（猶予期間）が明ける10日以降となる。
キャブスは、今回のトレードにより、レブロンに年俸2070万ドル（約21億円）のマックス契約を提示できるだけのキャップスペースを空けた。さらに、レブロンがキャブスに復帰したときのことを想定し、オールスター3回出場のフォワード、ケビン・ラブのトレードの可能性についてミネソタ・ティンバーウルブズと交渉をしていたと、情報筋が明かした。
クリーブランド近郊のアクロン出身のレブロンは、2010年にフリーエージェント（FA）となりマイアミ・ヒートに移籍するまでの最初の7シーズンをキャブスでプレー。キャブスは、再びFAになったレブロンを呼び戻すため、あらゆる手を尽くしている。
レブロンは去就について結論を出していないが、ヒートかキャブスの2チームに絞ったと見られている。（STATS-AP）
