S.バンガンディ氏、ピストンズの新HC兼球団社長に就任
2014-05-15
デトロイト・ピストンズは現地14日、チームの新HC兼球団社長にスタン・バンガンディ氏が就任したことを正式に発表した。契約期間は5年間で、3500万ドル（約35億6000万円）の契約となる。お披露目の記者会見は、翌15日に開かれる予定。
バンガンディ氏は、これまでマイアミ・ヒートとオーランド・マジックで指揮官を務め、7シーズン通算で371勝208敗をマーク。2009年にはマジックをNBAファイナルに導いた実績を持つ。
ピストンズオーナーのトム・ゴアズ氏は「スタンはこのリーグにおいて、実績のある勝者。彼は自分のチームに情熱や目的意識、タフさを植え付けてきた。我々の選手の成長と向上を助けるすばらしい指導者だ」との声明を発表し、バンガンディ氏を歓迎した。
ピストンズは昨オフ、大胆な補強に動き、フリーエージェントのジョシュ・スミスと契約、ポイントガードのブランドン・ジェニングスをトレードで獲得。今季の躍進が期待されたが、蓋を開けてみれば29勝53敗に終わり5年連続でプレーオフ進出を逃した。シーズン途中の2月には、モーリス・チークスHCを更迭。ジョー・デュマース氏も15シーズン務めた球団社長の座を退くこととなった。
課題が山積みのピストンズを、コート上とフロントオフィスの両方から引っ張ることとなったバンガンディ氏は「このように選ばれ、トム・ゴアズ氏が目指す優勝が狙えるチーム作りの一端を担えることを光栄に思います」と語った。（STATS-AP)
