オーナー追放のクリッパーズ リーグが新CEOを任命へ
2014-05-04
NBAは現地3日、オーナーのドナルド・スターリング氏が永久追放されたロサンゼルス・クリッパーズについて、球団運営を管理するため、新たな最高経営責任者（CEO）を任命すると発表した。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は４月29日、人種差別的発言が記録されていたクリッパーズ・オーナー、ドナルド・スターリング氏に対し、永久追放と罰金250万ドル（約2億6000万円）の厳罰を下すとともに、球団売却を促す方針を示し、他球団のオーナーらに協力を求めた。
NBAコミュニケーションズ上級副社長のマイク・バス氏は声明で「この困難な状況下において、球団の安定を確保する最善の方法は、迅速に対応しクリッパーズという球団を監督するCEOを据えることだ」とし、人選を進めていると述べた。
スターリング氏と長く別居している妻、ロシェルさんもリーグの決断を歓迎。クリッパーズをリーグ最高のチームにすることに全力で取り組むと語っている。
リーグの決定は、クリッパーズがウェスタン・カンファレンス準決勝進出をかけてゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦するプレーオフ1回戦（7回戦制）第7戦の数時間前に発表された。（STATS-AP）
