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リーグ屈指の強固な守備とパワフルなオフェンスでレギュラーシーズンにイースタン・カンファレンス首位の成績をマークし、第1シードを手にしたインディアナ・ペイサーズ。しかしプレーオフでは攻守ともに機能せず、1回戦(7回戦制)敗退の瀬戸際に立たされた。
歯車はレギュラーシーズン後半から狂いだしていた。シーズン序盤はホームで無敗を記録し、リーグ最高の33勝8敗をマーク。しかしオールスターブレイク明けに、スペーシングやボール回しに問題が出始め、守備も苦戦、チームのケミストリーにも影響が及ぶなど、不穏な空気が漂いだした。3月1月以降は13勝16敗と負け越し。プレーオフに入っても軌道修正ができず、第8シードのアトランタ・ホークスに2勝3敗と1回戦突破に王手をかけられた。
オールスターのポール・ジョージは「シーズン終盤も不調だったが、プレーオフになればチームは一つになると分かっていた。でもホークスはタフな対戦相手。今まであんなにローテーションを変えたことはないし、あそこまでコートを走り回ったのも初めてだ」と語った。
敵地で行われる現地1日の第6戦で敗れれば、第1シードながら1回戦で敗退したリーグ史上6番目のチームとなる。
ジョージは、プライベートでもトラブルに見舞われた。第5戦で負けて家に戻ると、1万5000ドル(約154万円)のオールスターリングと700ドル(約7万円)の時計が盗まれていることを発見。警察の報告によると試合中に空き巣被害にあったようで、ジョージは「今は捜査中だということしか言えない」と語った。
ジョージは次の試合に向けて「第7戦のことは考えられない。目の前の第6戦のことだけ。必ず勝たなくてはいけない」とコメント。「第6戦のことだけに集中している。勝たなかったら、そこでシーズンが終わってしまう。モチベーションはそれだけで十分だ」と気合を見せた。(STATS-AP)