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NBAでは現地25日、プレーオフ1回戦(7回戦制)の3試合が行われる。以下は各試合のプレビュー。
【イースタン・カンファレンス】
ワシントン・ウィザーズ(第5シード)対シカゴ・ブルズ(第4シード)
敵地での2試合を連勝し、優位な立場で本拠地での第3戦を迎えるウィザーズ。6年ぶりのプレーオフをホームで開催するにあたり、気になるのは観客の数だ。
ウィザーズは今季ホームでの成績は22勝19敗と、プレーオフ進出チームの中では最低。しかし、チケットが完売した4試合(マイアミ・ヒート戦2試合、ブルックリン・ネッツ戦、オクラホマシティ・サンダー戦)はいずれも勝利しており、球団オーナーも多くの観客が訪れることを望んでいる。
ネネは「ロード戦ではいい結果が出ている。しかしホームでは、もう少し注意深くプレーしないといけないね」と、ホームでのプレーオフ第3戦について語った。
一方、本拠地で2連敗を喫したブルズのタージ・ギブソンは「コートに立つものは相手が誰であれ、持てる力を出さないといけない。ミスを犯せる余裕はほとんどない」と、巻き返しに意気込みを示した。
【イースタン・カンファレンス】
ブルックリン・ネッツ(第6シード)対トロント・ラプターズ(第3シード)
敵地での2戦を1勝1敗で終えて本拠地での第3戦を迎えるネッツ。ベテランのジョー・ジョンソンは「決して簡単な試合にはならないということは理解している。プレーオフ全体を見ても、多くのチームがホームゲームを落としている」と、本拠地でのプレーオフ初戦を前に気を引き締めた。
2001年のカンファレンス準決勝第1戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズを下して以来、プレーオフでのロード戦12連敗中のラプターズは、“内弁慶”を克服する必要に迫られている。それでも、今季のレギュラーシーズンではロード戦22勝19敗と球団最高の勝ち星を記録。12月にはダラス・マーベリックスを延長戦の末に下し、その2日後にはオクラホマシティ・サンダーにホーム初黒星をつけるなど、敵地での戦い方を習得している。
ダマー・デローザンは、どんな状況であれホームでの試合と同様に振る舞うつもりだと強気な姿勢を示した。
【ウェスタンカンファレンス】
ポートランド・トレイルブレイザーズ(第5シード)対ヒューストン・ロケッツ(第4シード)
敵地での2試合に連勝し、大きなリードを持ってホームでの第3戦に臨むブレイザーズ。ラマーカス・オルドリッジは2009年のレブロン・ジェイムス以来となるプレーオフ2試合連続の40点越えを記録し、連勝に大きく貢献した。
ブレイザーズのテリー・ストッツHCは「大きな信頼を寄せている。彼はこの瞬間を長らく待ち望んでおり、この挑戦と向かい合っている」と、オルドリッジに期待を寄せている。
一方、本拠地で2連敗を喫し、窮地に追い込まれたのはロケッツ。現行の7試合の方式でのプレーオフにおいて、ホームでの最初の2試合を落としながら逆転で勝ち上がったのは過去に3チームのみ。
それでもドワイト・ハワードは、パニックになることではないと述べた。「レギュラーシーズンでもポートランドと対戦して、成功した。僕らはただバスケットをプレーするだけ。振り返ってはいけない。ポジティブでいつづけなくては」と、語っている。