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みどころ・試合内容 /
2017年10月30日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

紆余曲折のすえ実現する因縁カード
オッズは王者有利ながら5対4と接近

 この両者は本来ならば今年5月にジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド)の出身地オークランド(ニュージーランド)で対戦するはずだった。興行権入札で王者側が勝ったため、指名挑戦者のヒューイ・フューリー(23=イギリス)が相手のホームに乗り込むことになっていたのだ。ところが試合まで2週間を切った時点でフューリーが「腰を痛めた」として延期を要請。もともとフューリー陣営がニュージーランド行きに難色を示していたことから負傷に懐疑的な見方もされたが、ともかくイベントをキャンセルしたくないパーカー陣営は代役を探さなければなかった。奔走した結果、スパーリング・パートナーだったラズバン・コヤヌ(ルーマニア)に白羽の矢が立ち、パーカーは拙戦のすえ12回判定勝ちで初防衛を果たしている。
 こうした経緯でリセットされた試合だが、今度は挑戦者の地元に乗り込むパーカー陣営がナーバスになっている。試合を管理するイギリスのコミッションは当初、テリー・オコーナー氏を主審に起用 する予定だったが、王者側から「オコーナー氏はフューリーの直近2試合のレフェリーを担当している」として拒否の姿勢を示したのだ。そのためマーカス・マクドネル氏にレフェリーが変更された。
 戦う前から因縁が芽生えているわけだが、両陣営が神経質になるのには理由がある。王者有利ながらオッズが5対4と接近しているように、ふたりの力量そのものが拮抗しているからだ。試合実現のために開催地の件で譲歩したパーカー側とすれば、レフェリーの件は譲れない一線だったのだろう。
 たしかに両者間に大きな実力差は認められない。23戦全勝(18KO)のパーカーは右ストレートに破壊力を秘めた強打者で、王者でありながら成長途上にある。戴冠試合と初防衛戦は決して見栄えのいい試合とはいえなかったが、左ジャブから右ストレートに繋げる正統派のボクサーファイターで、経験を積めば総合的な実力アップが見込める選手といえる。
 一方のフューリーは対照的に掴みどころのない変則型といっていいだろう。ゆったりとした構えから左ジャブ、右ストレートという基本的な攻撃パターンを持ってはいるが、足をつかいながらのらりくらりと間合いを外して相手の打ち気を逸らし、そうかと思えば虚を突いて攻めることもある。相手が入ってきたところにタイミングのいい右アッパーを突き上げることもある。23歳と若いが、いとこでもある元3団体統一ヘビー級王者、タイソン・フューリー(イギリス)を近くで見てきた影響か、戦い方は狡猾だ。ただ、一度は負傷で試合を流したこともあり、これが1年5ヵ月ぶりのリングとなり、その点でわずかに不安もあるといえる。20戦全勝(10KO)。
 敵地での試合ということもあり、パーカーが積極的に仕掛け、フューリーが迎え撃つパターンが予想される。パワーで勝るパーカーの右ストレートが挑戦者のアゴに命中すればKO防衛も考えられるが、のらりくらりと動く標的を射止めることは容易ではないだろう。
 フューリーの右にも注意を払う必要があり、パーカーにとっては簡単な試合にはならないと思われる。王者有利は動かせないが、接戦になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC:アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBC   :デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)
IBF   :アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBO   :ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)

 WBAのスーパー王座とIBF王座を保持する19戦全KO勝ちのアンソニー・ジョシュア(28=イギリス)と、38戦全勝(37KO)のWBC王者、デオンテイ・ワイルダー(31=アメリカ)が並走状態にある。今年になってから両者は盛んに直接対決をアピールしているが、交渉はそう簡単にまとまるものではない。統一戦にはもう少し時間がかかるだろうが、それぞれが指名試合をこなしながら勝ち残れば、2018年後半あたりには対戦が実現するのではないだろうか。
 その間に割って入りたいのがWBO王者のジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド)だ。3王者のなかでは最も若く、そのため経験値という点では見劣りするが、今後の活躍次第では先行するふたりに追いつくことも可能であろう。昨年12月のアンディ・ルイス(28=メキシコ)戦、初防衛戦のラズバン・コヤヌ(30=ルーマニア)戦は十分なパフォーマンスができたとはいえなかったが、今回のヒューイ・フューリー(23=イギリス)戦の出来次第では株が急上昇する可能性もある。
 ランカー陣のなかではジョシュアに敗れてから再浮上の気配をみせている元オリンピアン、ドミニク・ブリージール(32=アメリカ)、同じくジョシュアに敗れている前IBF王者のチャールズ・マーティン(31=アメリカ)が元気を取り戻している。アマチュア時代にジョシュアに勝ち、プロでは7回TKOで敗れたジャマイカ出身のディリアン・ホワイト(29=イギリス)も挑戦の機会を狙っている。



  • みどころ

雑草派の王者 vs 元世界ランカー

 ジョシュ・ウェイル(29=イギリス)は06年10月にプロデビューした11年選手で、敗北を糧に這い上がってきた雑草派の選手といえる。スチュアート・ホール、ギャビン・マクドネル、ジェームス・ディケンスといったイギリスのライバルたちには敗れたが、今年7月に悲願ともいえる国内王座を獲得した。その試合を含め4連勝と好調を維持しており、WBCでは34位にランクされている。ガードを比較的高くあげた構えで相手を迎え撃つタイプで、動きはスムーズとはいえないが右は強そうだ。35戦24勝(11KO)9敗2分。
 対するブロードハーストはウェイルよりも1ヵ月早くプロデビューし、2年後の08年には英連邦スーパー・フライ級王座を獲得するなど出世は早かった。09年にはWBAとWBOで世界挑戦圏内の15位にランクされたこともある。その後、のちに世界王者になるリー・ハスキンス(イギリス)に敗れるなどしてトップ戦線から脱落したが、最近は9戦8勝(1KO)1分と調子を取り戻している。じわじわとプレッシャーをかけながらワンツーで仕掛けるタイプといえる。23戦19勝(4KO)3敗1分。
 雑草派のウェイルが持ち味を発揮するのか、それとも元世界ランカーのブロードハーストが底力をみせるのか。イギリスの国内王座の行方は?

 


Written by ボクシングライター原功

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