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みどころ・試合内容 /
2017年11月27日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

15年1月以来の再戦
6連続KO防衛or雪辱&返り咲き

 頂上決戦が期待されるヘビー級の一方の雄、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(32=アメリカ)が、前王者のバーメイン・スティバーン(39=ハイチ/アメリカ)を相手に6度目の防衛戦に臨む。
 WBAスーパー王座とIBF王座を持つアンソニー・ジョシュア(28=イギリス)との統一戦に向け、ワイルダーは豪快なKOでアピールしたいところだ。
 この両者は15年1月、スティバーンの持つWBC王座にワイルダーが挑むかたちで拳を交え、指名挑戦者のワイルダーが大差の12回判定勝ちを収めている。プロデビューからの連続KOは32で止まったワイルダーだが、引き換えに大きな勲章を手に入れた。それ以前は4回までしか戦ったことがなかったワイルダーだが、以後は9回、11回、9回、8回終了、5回と比較的長いラウンドを戦って5連続KO(TKO)防衛を果たしている。戴冠まで疑問視されていたスタミナはまったく問題ないようだ。
 圧倒的な強さを見せつけているワイルダーだが、相変わらず戦い方は良くも悪くもワイルドだ。201センチの長身と211センチの恵まれたリーチを生かしたスピーディーな左ジャブで相手を煽り、思い切りのいい右強打を叩きつけるシンプルな戦いぶりだが、小細工をしない分、迫力がある。一方、パンチの振りが大きくなりがちで、見た目にはディフェンスに難があるように映る。ただし、その隙を突いた相手は、まだひとりもいない。
 今回、もともとワイルダーは元WBA暫定王者のルイス・オルティス(キューバ/アメリカ)との防衛戦が予定されていたが、オルティスのドーピング違反が発覚したため、スティバーンとの対戦に変更された経緯がある。ワイルダーは「彼は唯一、私と戦ってKOを逃れた選手」と一定の敬意は表しているが「今度は逃がさない」と揺るぎない自信をみせてもいる。
 そのスティバーンは身長188センチ、リーチ196センチで、大型化が目立つ現在のヘビー級では決して大きくはないが、パワーには定評がある。14年5月の戴冠試合ではクリス・アレオーラ(アメリカ)から2度のダウンを奪うなどパンチ力には自信を持っている。ワイルダーとの初戦でも何度か左右を強振して脅かしたが、距離が合わずに十分な効果をあげることができなかった。現在はWBC1位で指名挑戦権を持っているが、不安もある。無冠になってから10ヵ月後に再起戦(10回判定勝ち)を行っただけで、以後2年もブランクがあるのだ。しかも、その再起戦では初回に不覚のダウンを喫しており、39歳という年齢とともにコンディション調整が気になるところだ。
 2年近く前とはいえ12ラウンドにわたって拳を交えているだけに、ともに相手の手の内は分かっているはず。その点に関しては五分だが、以後の勢いを考えるとワイルダーが大きく勝っているといえる。初戦はワイルダーも長丁場に不安があったはずだが、経験値を上げたことで不安は払拭されている。2年の空白があるスティバーンに錆がみられるようだと、そこをワイルダーが一気に突く可能性もある。38戦全勝(37KO)のワイルダーが97パーセント、28戦25勝(21KO)2敗1分のスティバーンが75パーセントと、ともに高いKO率を誇るだけに、序盤から目の離せないスリリングな試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ヘビー級トップ戦線の現状

WBA   :アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBC   :デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)
IBF   :アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBO   :ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/アメリカ)

 2年前にウラディミール・クリチコ(ウクライナ)の長期政権が終わりを告げ、勝ったタイソン・フューリー(イギリス)が時代を引き継ぐかと思われたが、負傷や自身のトラブルなどで自滅。代わってアンソニー・ジョシュア(28=イギリス)、デオンテイ・ワイルダー(32=アメリカ)、そしてジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/アメリカ)が王座に君臨することになり、ここに来てヘビー級トップ戦線は一気に活性化した感がある。なかでも12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストでプロでは19戦全KO勝ちのジョシュア、38戦全勝(37KO)のワイルダーに集まる注目と期待は大きいものがある。今後は、この両者がいつ直接対決をするのかという点にファンや関係者の注目が集中しそうな気配だ。このふたりとは水をあけられている印象のパーカーだが、こちらも24戦全勝(18KO)と無敗を維持している。戴冠試合と2度の防衛戦がいずれも判定決着のためアピール不足に終わっているが、脇役に置いておくのはもったいない選手といえる。もうひと皮むけるとさらに面白い存在になりそうだ。
 4番手といえそうな選手を挙げると、ジョシュアには敗れたものの再起して存在感を示しているドミニク・ブリージール(32=アメリカ)、クブラト・プーレフ(36=ブルガリア)、ディリアン・ホワイト(29=ジャマイカ/イギリス)といった名前が出てくるが、2強との差は小さくない。
 彼らよりも実力的には上回っているルイス・オルティス(38=キューバ/アメリカ)がドーピング違反のため活動を停止されていることが惜しまれる。同じくドーピング違反のため一時はランキングからも除外されたアレクサンデル・ポベトキン(38=ロシア)は、その処分が解け、再び世界戦のチャンスが巡ってきそうだ。



  • みどころ

クロフォードの後継王者を決める戦い
国外初試合の近藤は積極策に活路

 8月に主要4団体の王座を統一したテレンス・クロフォード(30=アメリカ)が、ウェルター級に転向するために返上して空位になった王座の決定戦。IBF1位にランクされるセルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン/ロシア)はカザフスタン生まれでロシア国籍、現在はアメリカ在住という選手で、アマチュアボクシング、キックボクシングを経て14年4月にロシアでプロデビューした。以来、3年半に12戦して全勝(10KO)の戦績を収めている。世界挑戦経験者のコスメ・リベラ(メキシコ)、世界ランカーのワルテル・カスティージョ(ニカラグア)、さらにIBFの挑戦者決定戦でレニー・ザッパビーニャ(オーストラリア)を8回KOで下して1位の座を確定させた。
 対する近藤明広(32=一力)はアマチュアを経て06年5月にプロデビュー。09年から10年にかけて日本ライト級王座に君臨し、昨年9月にはスーパー・ライト級のWBOアジア・パシフィック王座を獲得した。15年7月にIBF10位のパトンサック・パトンポートン(タイ)に4回TKO勝ちを収めて15傑入りを果たし、その後、じわじわとランキングを上げてきた。戦績は36戦29勝(16KO)6敗1分。国外はもちろんのこと、37戦目にして初めて後楽園ホール以外のリングで戦うことになる。
 プロのキャリアや試合数では近藤が勝るものの、12戦の中身が濃いリピネッツ有利は動かしがたいところといえる。頑丈な体を生かして豪快に打ち込むリピネッツの右フックやアッパー、左のボディブローなど、近藤は警戒すべきパンチが多いといえる。ただ、リピネッツは相手が打ってくるとガードを固めて守り入るケースも目立つ。近藤が付け入るとしたらこの点だろう。勝機を広げるためにはリスクを承知で積極的に攻める姿勢が求められる。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

返り咲きを狙うポーターの前哨戦
タフなグラナドスを倒せるか

 元IBF世界ウェルター級王者で現在はWBC同級1位にランクされるショーン・ポーター(30=アメリカ)が、WBC世界スーパー・ライト級11位のアドリアン・グラナドス(28=アメリカ/メキシコ)と対戦する。WBCシルバー王座の決定戦だが、ポーターにとっては世界挑戦に向けた事実上の前哨戦といえる試合だ。
 ポーターはウェルター級にしては170センチと小柄だが、体ごと前に出て相手との距離を潰して乱戦に持ち込むファイターで、試合は常にエキサイティングだ。13年から14年にかけてIBF王座に君臨したこともあり、実力は誰もが認めるところといえる。ケル・ブルック(イギリス)に惜敗して無冠に戻ってからもエイドリアン・ブローナー(アメリカ)、キース・サーマン(アメリカ)、アンドレ・ベルト(アメリカ)ら世界王者経験者と拳を交え、WBA王者のサーマンには敗れたもののブローナーとベルトには勝って最上位に戻っている。
 グラナドスも強豪との対戦経験が多い実力者で、15年11月には飛ぶ鳥を落とす勢いだったアミール・イマム(アメリカ)を番狂わせの8回TKOで破って世界戦線に割り込んできた。今年2月にはブローナーに10回判定負けを喫したが、グラナドスに同情する声も多かった。戦績は25戦18勝(12KO)5敗2分。勝率は72パーセントに留まるが、KO負けのないタフガイとしても知られている。打ち合いになると持ち味を発揮する好戦派で、右ストレートや左フックを得意としている。
 打撃戦を好むタイプ同士の試合だけに、序盤から激しいパンチの応酬が予想される。グラナドスの右は侮れないが、突進力やパンチの回転力で勝るポーターが一枚上か。タフなグラナドスを倒すことができるか。

 


Written by ボクシングライター原功

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