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みどころ・試合内容 /
2017年6月12日 放送

みどころ・試合結果

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6月12日放送

[WOWOWプライム] 6/12(月)よる8:00 [WOWOWライブ] [再] 7/1(土)午前5:00

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元王者同士のドリームカード!

ウェルター級12回戦

ショーン・ポーター

元IBF世界ウェルター級チャンピオン

ショーン・ポーター

(アメリカ)

アンドレ・ベルト

前WBA暫定世界ウェルター級チャンピオン

アンドレ・ベルト

(アメリカ)

【お知らせ】

放送を予定しておりました「ウェルター級8回戦/ホセ・ミゲル・ボレゴvsジョン・デルパーダン」の対戦カードは「WBO女子世界バンタム級王座決定戦/アマンダ・セラノ vs ダイアナ・サンタナ」に変更となりました。急な変更となりましたことを、深くお詫びいたします。

  • みどころ

好戦派の元王者対決
馬力と頑丈さで勝るポーター有利

 ウェルター級は6階級制覇の実績を持つスーパースター、マニー・パッキャオ(フィリピン)がWBO王座に君臨しており、実力者が揃った激戦クラスといえる。今回、拳を交える元IBF王者のショーン・ポーター(29=アメリカ)と、暫定王座を含め3度の戴冠実績を持つアンドレ・ベルト(33=アメリカ)も現役王者と同等の力量を持った選手といえる。ともに攻撃重視のファイターだけに序盤から激しい打撃戦になりそうだ。
 ポーターはアマチュアを経て08年10月にプロ転向し、10戦を経験(全勝8KO)後の翌年秋にはパッキャオのスパーリング・パートナーに抜擢されたことがある。パッキャオがミゲール・コット(プエルトリコ)と戦う前のことで、ポーターの体格がコットと似ていることや頑丈な点が買われたものと思われる。具体的な内容は不明だが、「ポーターはスピード、パワー、センスなどで際立ったものをみせた」と伝えられる。その後、NABF北米王座、NABO北米王座などを獲得後、ポーターは13年12月にデボン・アレキサンダー(アメリカ)を攻略してIBF世界ウェルター級王座についた。元2階級制覇王者のポール・マリナッジ(アメリカ)を一蹴したあとケル・ブルック(イギリス)に敗れて王座を明け渡したが、その後、エイドリアン・ブローナー(アメリカ)にほぼ完勝。昨年6月、友人でもあるキース・サーマン(アメリカ)の持つWBA王座に挑んだが、これは12回判定負けに終わった。最近の4試合でふたつの黒星がついたが、いずれも惜敗の部類に入るもので、総合力は王者と同等とみていいだろう。
 ポーターは身長170センチとウェルター級にしては小柄だが、その分厚い体で相手を押し込んで左右のフックを浴びせるファイター型だ。傑出したパンチの切れや一発の破壊力があるわけではないが、回転の速い波状攻撃は魅力的だ。29戦26勝(16KO)2敗1分。
 対するベルトは04年アテネ五輪に両親の出身国ハイチの代表として出場したあとプロに転向。すでに13年のキャリアを持っている。08年にWBC世界ウェルター級王座を獲得し5度の防衛を記録。ビクター・オルティス(アメリカ)に敗れて無冠になったが、4ヵ月半後にはIBFで返り咲きを果たした。しかし、その後の6戦は3勝3敗と厳しい状況が続いている。そんななか15年3月にはWBA暫定王座を獲得。半年後にはフロイド・メイウェザー(アメリカ)のラスト・ファイトの相手も務めた(12回判定負け)。
 こちらも身長169センチと体格に恵まれているとはいえないが、スピードに乗った攻撃的なボクシングをすることで知られている。ただ、攻防ともに一本調子になる悪癖があり、そこを突かれて被弾することも多い。耐久力にも課題を抱えている。35戦31勝(24KO)4敗。
 ともに波状攻撃を得意とするファイターだけに、序盤から近距離での打撃戦が予想される。9対2のオッズが出ているようにポーターの連打力が勝ると思われるが、前傾姿勢になって体を開く癖があり、そこにベルトのパンチが命中すると番狂わせが起こる可能性も十分にある。KO決着必至の壮絶な打ち合いが見られそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC:キース・サーマン(アメリカ)
WBA   :レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBC   :キース・サーマン(アメリカ)
IBF    :ケル・ブルック(イギリス)
WBO   :マニー・パッキャオ(フィリピン)

 6階級制覇のWBO王者、マニー・パッキャオ(フィリピン)が圧倒的な存在感を示してはいるが、38歳という年齢やフィリピンの上院議員をいう立場からみて1年先、2年先のプランは考えにくい状況といえる。まずは7月2日にオーストラリアのブリスベンで予定されるジェフ・ホーン(オーストラリア)との初防衛戦に注目したい。代わってこのクラスの主になりつつあるのが2団体王者のキース・サーマン(アメリカ)だ。今年3月にダニー・ガルシア(アメリカ)に競り勝ってWBC王座も獲得したばかりだが、残念なことに4月に右肘の手術をしたため戦線離脱が確定的となっている。
 このクラスは無冠に甘んじている実力者が多い。元IBF王者のショーン・ポーター(アメリカ)、その対戦相手であるアンドレ・ベルト(アメリカ)、さらにパッキャオと3度戦っているティモシー・ブラッドリー(アメリカ)、前WBO王者のジェシー・バルガス(アメリカ)ら王者級の選手がランキングの上位を占めている。
 さらに、この階級に大きな動きがあるとしたら、下のクラスからテレンス・クロフォード(アメリカ)が転向してきたときであろう。 30戦全勝(21KO)の「ハンター」は早ければ年内、遅くとも来年にもウェルター級に転向するとみられている。来年のいまごろは勢力図が大きく変わっている可能性大だ。