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みどころ・試合内容 /
2017年7月16日 放送

みどころ・試合結果

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7月16日放送

[WOWOWライブ] [生] 7/16(日)午前11:00 [WOWOWライブ] [再] 7/17(月・祝)よる9:00
[WOWOWライブ] [再] 7/29(土)午前5:00

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“ボンバーレフト”三浦隆司 王座再挑戦!

WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ

ミゲール・ベルチェルト

WBC世界S・フェザー級チャンピオン

ミゲール・ベルチェルト

(メキシコ)

三浦隆司

元WBC世界S・フェザー級チャンピオン

三浦隆司

(日本/帝拳)

ゲスト解説:村田諒太(帝拳)

ゲスト解説:村田諒太(帝拳)

ゲスト解説:村田諒太(帝拳)

ゲスト解説:村田諒太(帝拳)

  • みどころ

メキシコのサソリ VS ボンバーレフト
打撃戦のすえのKO決着が濃厚

 このWBCのスーパー・フェザー級王座は2010年以降、粟生隆寛(帝拳) ⇒ ガマリエル・ディアス(メキシコ) ⇒ 三浦隆司(帝拳) ⇒ フランシスコ・バルガス(メキシコ) ⇒ ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)と持ち主が変わってきた。こうした流れのなか2代前のチャンピオン、三浦が王座に返り咲くことができるか。32戦31勝(28KO)1敗、KO率88パーセントのベルチェルト、36戦31勝(24KO)3敗2分、KO率67パーセントのサウスポー、三浦。打撃戦、そしてKO決着が濃厚なカードといえる。決戦の舞台は「番狂わせの館」といわれるイングルウッドのフォーラムだ。
 ベルチェルトは10年11月にプロデビューし、ここまでは比較的順調な歩みをみせているといっていいだろう。3年前に1回TKO負けを喫したことはあるが、その後は10連続KO勝ちと勢いもある。NABO北米王座、WBO暫定世界王座、そして今年1月に現王座を獲得するなど、中身も濃い。特に三浦に勝って戴冠を果たしたバルガスへの挑戦試合では、打撃戦のなかでも冷静な対処もみせ、 精神的にも技術的にも高いレベルにあることを証明している。25歳と若いが、経験を積めばさらに上のステージに行くことも可能な選手といっていいだろう。ベルチェルトは中長距離から左ジャブを突いて煽り、右ストレート、さらに左の返しに繋げる攻撃パターンを持っている。バルガス戦ではパンチの連携の速さが目を引いたが、一発の破壊力もありそうだ。この5年以内にベルチェルトはサウスポーと少なくとも2度は対戦しており、12年11月にオリバー・フローレス(ニカラグア=15年12月に内山高志に挑んで3回KO負け)に2回KO勝ち、13年3月には元WBA中米ライト級王者のカルロス・クラウディオ(プエルトリコ)に1回TKO勝ちを収めている。ただ、フローレスとクラウディオが三浦ほどのハードパンチャーとは考えにくく、そういった意味では未知の面があるといえそうだ。
 三浦はサウスポーのアドバンテージに加え、14年のキャリアで7度の世界戦を経験しており、その点では現王者の上を行っている。 メキシコのカンクン、アメリカのラスベガス、さらにカリフォルニア州インディオで戦うなど海外での試合にも慣れており、精神的に大きく動揺することはないと思われる。特に今年1月には半敵地ともいえるインディオでWBC2位のミゲール・ローマン(メキシコ)に豪快な12回KO勝ちを収めており、自信を深めてベルチェルト戦に臨むはずだ。
 「ボンバーレフト」の異名があるように、三浦は左ストレートの強打が主武器だが、右フックも同じぐらいの破壊力を持っている。 これらを飛び込みながら打ち込み、一気に攻め切ってしまうタイプといえる。その一方、攻め急ぐあまり体の振りを忘れて相手の正面に立つこともあり、自身の被弾も決して少なくはない。
 ともに強打の持ち主だが、得意とする距離はベルチェルトの方が長い。よって中長距離でのパンチの交換は三浦にとっては分が悪いと思われる。三浦は上体を振って中間距離に持ち込み、そのうえでボディから顔面にパンチを打ち分けたいところだ。「アラクラン(サソリ)」の異名を持つベルチェルトの毒針が刺さるのが早いのか、それとも三浦の「ボンバーレフト」が炸裂するのが早いのか。スリルに富んだ試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フェザー級トップ戦線の現状

WBA   :ジェスレル・コラレス(パナマ)
WBC   :ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)
IBF   :ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)
WBO   :ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/アメリカ)

 130ポンド(約58.9キロ)を体重上限とするスーパー・フェザー級は、いま最も注目度の高い階級のひとつといえる。その中心にいるのがWBO王者のワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/アメリカ)だ。このサウスポーの元五輪連覇者はプロでも抜きん出た技量を見せつけ、3戦目でフェザー級を制覇、7戦目で現王座を獲得して2階級制覇を成し遂げた。次はミゲール・マリアガ(コロンビア)との防衛戦が決まっているが、その先の視線はライト級に向けられている。
 内山高志(37=ワタナベ)から王座を奪ったWBA王者のジェスレル・コラレス(25=パナマ)は構えを左右にスイッチする器用な選手で、今年に入ってゴールデンボーイ・プロモーションズとプロモート契約を交わした。ユリオルキス・ガンボア(35=キューバ/アメリカ)に7回終了TKO勝ちを収めたロビンソン・カステジャノス(35=メキシコ)とのV2戦で、どんなパフォーマンスを披露するのか楽しみだ。
 IBF王者のジャーボンテイ・デービス(22=アメリカ)は元世界5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー(40=アメリカ)のプロモート会社と契約しているサウスポーの逸材で、18戦全勝(17KO)と破竹の快進撃を続けている、どこまで伸びるか期待と注目を集めている。
 20代の4王者に対し、ランカー陣では三浦隆司(33=帝拳)、オルランド・サリド(36=メキシコ)、ジョニー・ゴンサレス(35=メキシコ)ら30代の元王者が元気だ。デービスにIBF王座を明け渡したホセ・ペドラサ(プエルトリコ)、元WBAレギュラー王者のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)も返り咲きの機会をうかがっている。