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みどころ・試合内容 /
2017年1月9日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

村田諒太の標的 サンダースの初防衛戦
負傷、延期で1年ぶりのリング

 23戦全勝(12KO)という戦績を誇るWBO王者、ビリー・ジョー・サンダース(27=イギリス)が、10位のアルツール・アカボフ(30=ロシア)を相手に初防衛戦に臨む。サンダースは村田諒太(30=帝拳)がターゲットにしている王者だけに、日本のファンにとっても気になる試合だ。
 移動型の民族として知られるロマ族の血を引くサンダースは、祖父がベアナックル(素手)の元王者、父親が元アマチュアボクサーという家系で、自身はアマチュア時代に18歳で08年北京オリンピックに出場している(ウェルター級2回戦敗退)。09年2月にプロ転向を果たし、英連邦王座、イギリスの国内王座、さらにEBU欧州王座を獲得するなど手順を踏み、さらにWBO6位だったゲイリー・オサリバン(アイルランド)、のちにWBAの暫定王者になるクリス・ユーバンク(イギリス)らに競り勝って世界トップ戦線に参入。そして15年12月、アンディ・リー(アイルランド)から2度のダウンを奪って判定勝ちを収め、世界一の座についた。
 ただ、それ以降は思ったような活動ができない状態が続いた。16年4月に予定したマックス・ブルサック(ウクライナ)との初防衛戦は、試合の2週間前に自身の左拳の負傷でキャンセル。9月にはリアム・スミス(イギリス)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の前座でアメリカ初登場のプランも浮上したが見送りに。今回のアカボフ戦も最初は10月22日にセットされたが、二度、三度と延期を繰り返し、試合地も1週間前になって同じイギリス国内ながらウェールズのカーディフからスコットランドのペイズリーに変更された経緯がある。これは挑戦者側の書類の不備が原因だった。こうしてやっと辿り着いた初防衛戦は、サンダース本人はもちろんのこと村田をはじめとしたミドル級ランカーたちにとっても待ち望んだ試合といえる。
 挑戦者のアカボフは17戦16勝(7KO)1敗の戦績を残しているサウスポーで、最近の2試合はアメリカで戦っている。世界的な強豪との対戦は少ないが、WBO欧州王座を獲得しているほかエストニアでも2戦するなどして経験値を上げている。ミドル級にしては身長176センチと大きくはないが、低い構えから変則なリズムで出入りするため、相手にとっては戦いにくいタイプといえるかもしれない。
 サウスポー同士のカードだが、スピードで勝ると思われるサンダース有利は動かしがたい。16対1というオッズは王者にサービスし過ぎといえるが、地の利もあるサンダースが右ジャブで相手をコントロールして着々と加点していく可能性が高そうだ。アカボフがサウスポーであるためどこまで参考になるかは疑問だが、「もし村田がサンダースと戦ったなら」という視点で観戦するのも一興かもしれない。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)
WBC   :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO   :ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)

 6年以上の長期にわたり17度の防衛をすべてKOで終わらせているゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が不動の一番手といえる。ただ、近年はウィリー・モンロー・ジュニア(アメリカ)やケル・ブルック(イギリス)などスピードのあるタイプにやや苦戦するケースもあり、近い将来を不安視する向きもある。
3月18日にはWBAのレギュラー王座を4連続KO防衛中のダニエル・ジェイコブス(アメリカ)と対戦することになっており、この一戦でミドル級トップ戦線が大きく動く可能性がある。
 世界中のファンの最大の注目は、前WBCミドル級王者で現WBO世界スーパー・ウェルター級王者、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)とゴロフキンの頂上決戦だ。両雄の対決は9月16日という具体的な日程も挙がっているが、ゴロフキンだけでなくアルバレスも5月6日に次戦を計画しており、ここを無傷で切り抜けることが大前提となる。
 ランカー陣ではトゥレアノ・ジョンソン(バハマ)がIBF王座への指名挑戦権を持っているが、肩の負傷のため15年10月からブランクが続いている。各団体で上位にランクされている元WBA暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)は、一時はゴロフキン戦が実現直前までいきながら見送り、今度はスーパー・ミドル級への転向を目論んでいる。こうしたなかWBO王座に標的を絞っているのが村田諒太(帝拳)だ。春の実現を目指すとしているが、王者のビリー・ジョー・サンダース(イギリス)がゴロフキンやアルバレスらとのスーパー・ファイトを希望しているため予断を許さない状況といえる。
アマチュア時代に11年世界選手権決勝で村田に競り勝っているイェフゲン・ヒトロフ(アメリカ)もプロ転向後は14戦全勝(12KO)を収め、4団体すべてで挑戦圏内にいる。元王者のデビッド・レミュー(カナダ)、ピーター・クィリン(アメリカ)、アンディ・リー(イギリス)らも巻き返しを狙っている。

  • みどころ

サウスポー王者のV4戦
元五輪戦士クルスが2度目の世界挑戦

 15年7月の戴冠後、コンスタントに3度の防衛を重ねているテリー・フラナガン(27=イギリス)が、下の階級から上げてきたオルランド・クルス(35=プエルトリコ)を迎え撃つ。サウスポー同士の一戦は、16対1でフラナガンの圧倒的有利というオッズが出ている。
 フラナガンは177センチの長身サウスポーで、パワーは平均の域を出ないが、正確に差し込む右のリードブローと上下の打ち分けに長けている。世界戦で2度、12ラウンドをフルに戦いきっており、スタミナも問題ない。戦績は31戦全勝(12KO)。
 挑戦者のクルスはアマチュア時代にシドニー・オリンピックに出場(バンタム級1回戦敗退)するなど189戦179勝10敗の戦績を残し、2000年12月にプロデビュー。ルーキー時代に2年半のブランクがあったこともあり、16年のキャリアの割に試合数は30(25勝13KO4敗1分)と少ない。こちらもサウスポーだが、身長163センチと小柄で、フェザー級、スーパー・フェザー級、そしてライト級とクラスを上げてきただけに体格面のハンデは小さくない。フェザー級時代にはオルランド・サリド(メキシコ)とWBO王座を争ったことがあるが、そのときは7回で力尽きた。
 サウスポー同士のカードだが、体格で大きく勝るフラナガンが右ジャブを繰り出しながら追い、左ストレート、右フック、さらにボディブローで攻めていくものと思われる。左右への動きに定評のあるクルスだが、サリド戦でボディの弱点をさらけ出しているだけに苦しい戦いを強いられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

25戦全勝の王者 VS 20戦全勝の挑戦者
オッズは12対1でトロヤノフスキー有利

 15年11月の戴冠試合、2度目の防衛戦で小原佳太(三迫)を2回TKOで退けた試合を含め25戦全勝(22KO)というレコードを誇るトロヤノフスキーが、08年北京オリンピックに出場(ライト級1回戦敗退)したこともあるサウスポーの挑戦者と拳を交える。
 トロヤノフスキーは88パーセントのKO率が示すとおりの強打者で、3度の世界戦を含めて15連続KO勝ちと勢いもある。決め手は小原をリング外に叩き落す主因となった右だが、左ジャブも巧みだ。試されていない点あるとすればスタミナと耐久力か。小原戦では初回に右を浴びて膝が揺れたが、これは打たれ脆いというよりも挑戦者のパワーも考慮する必要があるだろう。
 インドンゴも09年のプロデビューから20戦全勝(10KO)と負けなしだ。しかし、国内王座やWBOアフリカ王座を獲得しているもののナミビアを出て戦ったことがなく、実力そのものは未知といえる。主要4団体のなかではWBOで3位に名を連ねているが、ほかの3団体ではノーランクのままだ。179センチの長身から繰り出す左ストレートが切り札と伝えられるが、それがトロヤノフスキーに通じるかどうかは蓋を開けてみないと分からない。
 インドンゴの左に王者が反応できない場合に波瀾が起こることも考えられるが、12対1のオッズが示すとおり、その確率は低いとみられている。

 


Written by ボクシングライター原功

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