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みどころ・試合内容 /
2017年2月27日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

返り討ちで防衛か 雪辱で王座奪回か
オッズは11対8でフランプトン有利

 両者は昨年7月、アメリカのニューヨークで対戦し、パンチの正確さや有効打で上回ったカール・フランプトン(29=イギリス)が12回判定勝ちを収めてWBA世界フェザー級スーパー王座を獲得、スーパー・バンタム級に続いて2階級制覇を成し遂げた。採点は116対112、117対111とふたりのジャッジは明白な差をつけてフランプトンを支持したが、もうひとりは114対114のイーブンだった。今回のダイレクト・リマッチは、そんな初戦を受けて舞台をニューヨークからラスベガスに移して行われる。半年前はレオ・サンタ・クルス(28=メキシコ)が9対4のオッズで有利とみられていたが、今回は逆に11対8でフランプトン有利という数字が出ている。
 「ジャッカル」の異名を持つフランプトンは身長165センチ、リーチ157センチと決して体格に恵まれているとはいえないが、正確でタイミングのいい左ジャブで相手をコントロールし、チャンスには連打で畳みかけるスタイルを確立している。スーパー・バンタム級時代は14年にキコ・マルチネス(スペイン)に12回判定勝ちを収めてIBF王座を獲得し、クリス・アバロス(アメリカ)、アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)から防衛。WBA王者のスコット・クィッグとのイギリス人対決では判定勝ちで2団体統一を果たしている。そして昨年7月、サンタ・クルスを攻略して現在の王座を手に入れた。5度の世界戦ではKO勝ちがひとつだけだが、もともとは左フックも巧みで強い。すでにゴンサレス・ジュニア戦、先のサンタ・クルス戦でアメリカのリングを経験しており、初のラスベガス登場にも臆することはなさそうだ。老舗専門誌「リング」や全米ボクシング記者協会の2016年MVPに選ばれており、自信を増して再戦のリングに上がるものと思われる。
 雪辱と王座奪回を狙うサンタ・クルスは「テレモト(地震)」というニックネームを持つ連打型の好戦派で、すでに3階級制覇を成し遂げている。12年6月にブシ・マリンガ(南アフリカ共和国)との決定戦を制してIBF世界バンタム級王座を獲得し、兄のアルマンド・サンタ・クルス(元WBC暫定世界ライト級王者)に続いた。13年8月にはビクトル・テラサス(メキシコ)を4回TKOで破ってWBC世界スーパー・バンタム級王座を獲得。そして15年8月には常に先行していたアブネル・マレス(メキシコ)に勝って3階級制覇を達成した。しかし、フランプトンに敗れて在位は1年に満たなかった。サンタ・クルスは「フランプトンとの初戦前に父親の病気が発覚し、精神的に不安定な状態だったので試合に集中できなかった」と明かしている。
 ともに一撃で仕留めるタイプではなく、総合力が接近していることもあって今回も競った試合になりそうだ。カギを握るのは左ジャブか。特にサンタ・クルスは初戦で450発以上の左ジャブを放ちながらヒット率が約14%と低かっただけに、この精度を上げることが勝利の条件といえるかもしれない。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:カール・フランプトン(イギリス)
WBA   :アブネル・マレス(メキシコ)
WBA暫定:カルロス・サンブラノ(ペルー)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
WBC暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)
IBF    :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :オスカル・バルデス(メキシコ)

 実績でWBAスーパー王者のカール・フランプトン(イギリス)、レギュラー王者のアブネル・マレス(メキシコ)がリードし、WBC王者のゲイリー・ラッセル(アメリカ)が続き、これを21戦全勝(19KO)のWBO王者、オスカル・バルデス(メキシコ)とIBF王者のリー・セルビー(イギリス)が追っている。この5人の王者と同等の力を持っているのが前WBAスーパー王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ)だ。今回の再戦でフランプトンが快勝するようなことがあると一気にフランプトン時代到来の印象が強くなるだろうが、サンタ・クルスが返り咲くようだと混戦の様相が深まりそうだ。
 このクラスは無冠組にも強豪が多く、24戦全勝(5KO)のジョシュ・ウォーリントン(イギリス)、23戦全勝(13KO)の元五輪戦士、サウスポーのジョセフ・ディアス(アメリカ)が挑戦の機会を待っている。また、細野悟(大橋)に勝ってIBF1位に躍り出たジョナタン・バーロス(アルゼンチン)、さらにスーパー・バンタム級から参入してきそうなスコット・クィッグ(イギリス)、ノニト・ドネア(フィリピン)といった元王者もいる。特にドネアはバルデスに挑戦するプランも出ており、今後の動きが注目される。

  • みどころ

モンテネグロ初の王者 vs 元世界2階級制覇王者
ガルシアの右ストレートにアドバンテージ

 昨年6月、決定戦でフランクリン・ママニ(ボリビア)に3回TKO勝ちを収めてモンテネグロに初の世界王座をもたらしたデヤン・ズラティカニン(32)が、元世界2階級制覇王者のミゲール・マイキー・ガルシア(29=アメリカ)の挑戦を受ける。ズラティカニンは小柄なサウスポーの攻撃型で、「ガルシアが打ち合ってくるならば打撃戦に持ち込んで返り討ちにする。彼が離れて戦おうとするならば圧力をかけて攻め落とす」と宣言しているが、その言葉どおりになる確率は高くはないとみられている。
 ズラティカニンは昨年3月に当時のWBC王者、ホルヘ・リナレス(帝拳)に挑戦するはずだったが、リナレスが右拳を痛めたため試合はキャンセル。その後、リナレスが休養王者にスライドしたのにともなう王座決定戦に出場し、そこでズラティカニンはママニに3回TKO勝ちを収めた経緯がある。身長163センチ、リーチ165センチとズラティカニンは体格には恵まれていないが、その小ささを生かして相手の懐に潜り込んで攻め落とすタイプといえる。22戦全勝(15KO)。
 一方のガルシアはフェザー級とスーパー・フェザー級で世界一になった経験を持つ実力者で、勝てば3階級制覇となる。身長170センチ、リーチ173センチと体格で王者を上回り、さらにスピードや一発のパンチ力、経験値でもズラティカニンの上を行く。不安があるとすれば、14年1月から16年7月までビジネス上の問題で2年半のブランクがあった点だ。復帰戦では元世界王者のエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)に5回TKO勝ちを収めたが、2回までは極めて慎重だった。錆が残っているようだと黄信号が灯りそうだ。戦績は35戦全勝(28KO)。
 サウスポーのズラティカニンが前に出ながら潜り込む機会をうかがい、ガルシアが適度に足をつかいながら中長距離を保つという展開が予想される。カウンターも巧みなガルシアがポイントを重ねながら徐々に引き離していくとみるが、タイミングが合えば突然のKO決着も考えられる。オッズは11対5でガルシア有利と出ている。
 なお、この試合の勝者は、3月25日にイギリスで行われるWBCダイヤモンド王者&WBA王者、リナレス対アンソニー・クロラ(イギリス)の勝者との対戦を義務づけられている。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

前スーパー王者パヤノの再起戦
長身のカランサを圧倒か

 昨年6月、ラウシー・ウォーレン(アメリカ)に僅差の12回判定負けを喫してWBA世界バンタム級スーパー王座を失ったファン・カルロス・パヤノ(32=ドミニカ共和国)の再起戦。イサオ・ゴンサロ・カランサ(30=メキシコ)は過去に地域王座のかかった試合で4敗しており、パヤノとは力量差がありそうだ。
 サウスポーのパヤノはアマチュア時代に04年アテネ五輪、08年北京五輪に出場した実績を持つエリートで、10年にプロデビューしてからは18戦17勝(8KO)1敗の戦績を残している。14年9月にアンセルモ・モレノ(パナマ)の13度目の防衛を阻止してWBA世界バンタム級スーパー王座を獲得し、15年8月にはラウシー・ウォーレン(アメリカ)を退けて初防衛を果たした。しかし、昨年6月の再戦でウォーレンに惜敗。これがプロで唯一の敗北だ。
 対するカランサ(23戦15勝9KO7敗1分)は身長、リーチとも175センチと大柄で、いずれもパヤノを10センチ、11センチ上回る。この体格のアドバンテージを生かして前王者を苦しめることができるか。

 


Written by ボクシングライター原功

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