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みどころ・試合内容 /
2017年2月13日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

24戦無敗の強打者対決
王者有利もオッズは16対13と大接近

 15年9月に王座を獲得したジャーマル・チャーロ(26=アメリカ)が24戦全勝(18KO)、指名挑戦者のジュリアン・ウィリアムス(26=アメリカ)も24戦22勝(14KO)1分1無効試合と、プロでは敗北を知らない者同士が激突する。戴冠試合を含め3度の世界戦を経験しているチャーロが16対13で有利とみられているが、どう転ぶか分からないカードだ。
 チャーロはWBC世界スーパー・ウェルター級王者、ジャーメルの双子の兄としても知られる。弟がスピードを生かした技巧派タイプなのに対し、この兄は75パーセントのKO率が示すとおりの強打者で、コーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)から王座を奪った試合では3回で仕留めるまでに計4度のダウンを奪っている。昨年5月のV2戦では判定勝ちに留まったが、元王者で名うてのテクニシャン、オースティン・トラウト(アメリカ)が相手だった点を考慮する必要があるだろう。チャーロは比較的広いスタンスと左肩を少し下げた構えで相手に圧力をかけ、ときには左ジャブで崩し、ときにはいきなりの右ストレートで切り込む。そうかと思えば左フックやアッパーなど繰り出すパンチも多彩で、しかもそれらはどれも一発で倒す力を秘めている。常に力みの感じられる荒っぽいスラッガーだが、明らかにKOを狙った戦い方は実に刺激的だ。ただ、目を痛めたために試合を延期しており、これが精神的な影響を及ぼす可能性がないとは言い切れない。
 挑戦者のウィリアムスは12歳のときにボクシングを始め、アマチュア時代の09年には全米選手権に出場した実績を持っている。このときにウィリアムスの前に立ち塞がったのがエロール・スペンス(現IBF世界ウェルター級1位)だった。2回戦でスペンスに10対5のポイント負けを喫したウィリアムスは翌10年5月にプロデビュー。以来、24戦して負け知らずのまま頂点に挑むことになった。スピードとパンチ力に恵まれた右のボクサーファイター型で、相手の肩越しに打ち込む右ストレートがウィリアムスの主武器といっていいだろう。KO率では王者に及ばないが、総合的な戦力では引けをとらないだけのものがある。
 チャーロが身長183センチ/リーチ187センチ、ウィリアムスが180センチ/184センチと体格面では大差がないが、両者の戦闘スタイルから考えてチャーロが圧力をかける展開になりそうだ。そのうえで思い切り打ち込む右ストレートが決まれば、早い段階でのKO防衛も考えられる。その一方、ウィリアムスが飛び込んで先にパンチを当てた場合は逆の結果も起こり得る。序盤からスリルに富んだ攻防がみられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC:エリスランディ・ララ(キューバ)
WBA   :ジャック・クルカイ(ドイツ)
WBA暫定:ブライアン・カスタニョ(アルゼンチン)
WBC   :ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
IBF    :ジャーマル・チャーロ(アメリカ)
WBO   :サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)

 高い次元で群雄割拠の様相を呈している。トップを走るのはWBO王者のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)だが、近い将来に再びミドル級に転向することが確実視されている。その前に5月には元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)との164.5ポンド(約74.6キロ)契約の12回戦が控えており、まずはこの試合に注目したい。
 そのアルバレスと14年7月に対戦して惜敗しているWBAスーパー王者のエリスランディ・ララ(キューバ)も実力者だ。相手の持ち味を封じ込むサウスポーの技巧派ということもあって相手から敬遠され気味だが、総合力は高い。13年6月に獲得した王座は6度防衛中で、まだまだ更新しそうな勢いだ。
 このふたりに続くのがWBC王者のジャーマル、IBF王者のジャーメルの双子のチャーロ兄弟だ。やや強引ともいえる圧力をかけながらKOを狙う兄のジャーマルと、スピードと技巧に定評のある弟のジャーメル。どこまで並走が続くか興味深いものがある。
 ベルトは持っていないが、彼らと同等の力量の持ち主とみられているのが元WBO王者のデメトリアス・アンドレイド(アメリカ)だ。08年北京五輪ウェルター級8強の実績を持つ長身サウスポーはプロでは23戦全勝(16KO)と負け知らずだが、14年、15年、16年といずれも年に1度しかリングに上がっておらず、ブレークの機会を逃してしまうことが懸念されている。3月にはアマ時代に勝っているWBA王者のジャック・クルカイ(ドイツ)に挑戦する予定だ。このほか着実に成長している逸材、WBC5位、WBA8位、WBO10位のエリクソン・ルビン(アメリカ)にも注目したい。

  • みどころ

真価が問われるV6戦
マレスは15年8月以来のリング

 WBAスーパー王者のカール・フランプトン(イギリス)、同暫定王者カルロス・サンブラノ(ペルー)、WBC王者ゲイリー・ラッセル(アメリカ)、同暫定王者オスカル・エスカンドン(コロンビア)、IBF王者リー・セルビー(イギリス)、WBO王者オスカル・バルデス(メキシコ)といった比較的新しい王者が目立つ階級で、このWBAレギュラー王者のヘスス・クェジャル(29=アルゼンチン)は13年8月に暫定王座を獲得してから3年以上も王座に君臨している。この間、リコ・ラモス(アメリカ)、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)、ビック・ダルチニャン(アルメニア)といった元世界王者3人を含め5人の挑戦者を退けてきた。クェジャルは29戦28勝(21KO)1敗の戦績が示すとおりのサウスポーの強打者で、戦いぶりはなかなかダイナミックだ。圧力をかけながら相手の肩越しに被せる左が最大の武器といっていいだろう。
 立場上は挑戦者となっているが、アブネル・マレス(31=メキシコ)は実績ではクェジャルの上を行く。04年アテネ五輪に出場後にプロ転向し、ここまで32戦29勝(15KO)2敗1分のレコードを残している。特筆すべきはバンタム級、スーパー・バンタム級、フェザー級の3階級で世界制覇を成し遂げている点だ。軽中量級のビッグネームのひとりといっていいだろう。飛び抜けたものはないが穴もなく、高いレベルでほどよくまとまった選手といえる。ただ、15年8月にレオ・サンタ・クルス(メキシコ)に12回判定負けを喫してからリングに上がっていない点は気にかかる。クェジャルも15年12月以降は試合から遠ざかっており、それぞれブランクが休養と出るか、それとも錆と出るかは蓋を開けてみないと分からない。
 好戦派のクェジャルが圧力をかけ挑戦者が前後左右に動きながら迎撃する展開になりそうだが、マレスが体力負けしなければ接戦になりそうだ。それでも王者が馬力で押し切ってしまうとみるファンや関係者の方が多く、オッズは3対2でクェジャル有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

ウシクがアメリカ初登場
アフリカの強豪をスピードで圧倒か

 アマチュア時代にヘビー級で08年北京五輪8強、09年世界選手権3位、11年世界選手権優勝、12年ロンドン五輪金メダル獲得という輝かしい実績を残したオレクサンダー・ウシク(29=ウクライナ)は16年9月、プロ10戦目でWBO世界クルーザー級王座を獲得。これが追われる立場になってから初の防衛戦となる。戴冠試合では判定勝ちに終わりデビューからの連続KOは9で止まったが、成長曲線は上を向いて伸びたままだ。ウシクは忙しく立ち位置を変えながら速いパンチで相手を圧倒するサウスポーで、パワー偏重の重量級ではやや異質の感もある。しかし、技巧とスピードは現在のクルーザー級では卓抜したものがあり、すでにクラス最強の評価が定まりつつあるほどだ。身長190センチ、リーチ198センチと大柄で、いずれはヘビー級進出も視野に入れているという。そのためにアメリカ初進出のこの試合でアピールする必要がある。
 挑戦者のタビソ・エムチュヌ(28=南アフリカ共和国)は19戦17勝(11KO)2敗の戦績を残している強豪だが、世界挑戦はこれが初となる。15年5月にはWBC挑戦者決定戦に出場したが、強打のイルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国)とのサウスポー対決で11回KO負けを喫したため大舞台が遠のいていた。こちらはアメリカ東海岸で過去に3度戦っているが、西海岸のリングは初めてとなる。
 サウスポー同士のカードだが、エムチュヌは身長180センチ、リーチ184センチとウシクよりも数字上は10センチ、14センチ劣っており、勝機をつかむためには忙しく出入りする必要がありそうだ。
ウシクがそれを簡単に許すとは思えず、よってエムチュヌは厳しい戦いを強いられることになるだろう。体格や勢いで大きく勝るウシクがスピードでも圧倒しそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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