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みどころ・試合内容 /
2016年9月5日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

20年間不敗の「神の子」 VS 南米の強豪
11月に大一番を控えるウォードに注目

04年アテネ五輪ライト・ヘビー級金メダリストでプロ転向後はWBA、WBC世界スーパー・ミドル級王座を獲得するなど29戦全勝(15KO)をマークしているウォードは、11月にセルゲイ・コバレフ(ロシア)の持つWBA、IBF、WBO3団体統一世界ライト・ヘビー級王座に挑戦することが内定している。リングサイドで観戦を予定しているコバレフの前で、ウォードがどんなパフォーマンスをみせるのか注目だ。
ウォードはアマチュア・ボクサーだった父親の影響で9歳のときにボクシングを始め、バージル・ハンター・トレーナーに才能を見出された。この師弟関係は23年経ったいまも続いている。五輪で金メダルを獲得するなどアマチュアで119戦114勝5敗(4敗説など諸説あり)の戦績を残し、12年12月にプロデビュー。ルーキー時代にダウンを喫するなど打たれ脆さを露呈した試合もあったが、ひとつも取りこぼすことなく12年間に29個の勝利を重ねてきた。
アマ時代からの不敗記録は20年を超えた。09年から11年にかけて実施されたスーパー・ミドル級最強決定戦トーナメント「スーパー・シックス」の覇者としても知られ、この間にWBAとWBC王座を獲得している。12年以降の4年間はわずか4試合と実戦数が激減しているが、これはビジネス上の問題に加え肩や膝の故障を抱えていたことが影響している。プラスに考えればキャリアの割に肉体疲労とダメージが少ないともいえる。
ウォードはスピードを生かした技巧派で、機を見て構えを左にスイッチする器用な面も持っている。ワンツーで攻め込んで左フック、左アッパーに繋げる攻撃が軸になっているが、パンチを強く打つことよりもタイムリーに、そして正確にヒットすることを心がけるタイプといえる。耐久面で不安を抱えるためか危機察知能力にも優れ、守る際は間合いをとるなどしてリスキーな打ち合いは避ける傾向がある。
一方、WBAで10位、WBOで13位にランクされるブランドは32歳でプロに転向した遅咲きの選手だ。五輪の舞台には上がっていないが、世界選手権に出場するなどアマチュアで432戦をこなしたと伝えられる。プロキャリアは7年だが、WBCの中南米王座やWBC暫定シルバー王座を獲得するなど、決して経験値は低くはない。
26戦25勝(19KO)1敗という戦績も悪くない。唯一の敗北は4年前、バドゥ・ジャック(スウェーデン=現WBC世界スーパー・ミドル級王者)に8回判定負けを喫したものだが、ジャッジの見解が2対1に割れたほどの接戦だった。その後は8連勝(4KO)を収めている。
 ブランドは上体を柔軟につかう変則型で、ウォードと同じように機をみて左に構えをスイッチすることもある。73パーセントのKO率ほどの怖さはないが、相手にとっては戦いにくいタイプといえる。
 耐久面で一抹の不安を抱えるウォードだが、スピード、テクニック、経験で大きく上回っており、よもやここで取りこぼすことはあるまい。11月の大一番に向け、ウォードがどんなパフォーマンスをみせるのか。この際、コバレフ戦をシミュレートしながら見るのも一興だろう。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC:セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBA   :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBA 暫定:ドミトリー・ビボル(ロシア)
WBC   :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBO   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

3団体の統一王者として頂点に君臨するセルゲイ・コバレフ(ロシア)と、WBC王者のアドニス・スティーブンソン(カナダ)が双璧といえる。一時は直接対決の機運が高まったのだが、ビジネス面の行き違いで実現しないまま両者の戴冠から3年が経った。コバレフは8度の防衛を重ね、秋には元WBA、WBC世界スーパー・ミドル級王者のアンドレ・ウォード(アメリカ)との対決を控えている。スティーブンソンも防衛のテープを伸ばしている。
両王者と同等の力を持っているのが前出のウォードだ。この04年アテネ五輪金メダリストは11月にコバレフへの挑戦が内定しているだけに、その前哨戦ともいうべきアレクサンデル・ブランド(コロンビア)戦は内容のともなう圧勝がノルマといえる。
この3人を追うのがWBA3位、WBC3位、IBF2位、WBO4位のアルツール・ベテルビエフ(ロシア)だ。アマチュア時代にコバレフに2度勝っているベテルビエフは2度の五輪出場後にプロに転じ、10戦全KO勝ちを収めている。昨年6月の試合のあと故障のためブランクができたが、1年ぶりの実戦で4度のダウンを奪って4回TKO勝ちを収めるなど豪腕ぶりは健在だ。コバレフ、スティーブンソン、ウォードにとっても脅威の存在といえよう。このほかWBCの指名挑戦権を持つ元オリンピアン、エレイデル・アルバレス(コロンビア)も力がある。また、12年ロンドン五輪銅メダリストでプロでは11戦全勝(9KO)のオレクサンデル・グウォジク(ウクライナ)、同じく元トップアマでプロ転向後は17戦全勝(14KO)のビアチェスラフ・シャブランスキー(ウクライナ)にも注目したい。

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