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みどころ・試合内容 /
2016年9月26日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

3階級制覇の天才 VS マンチェスターのヒーロー
スピードのリナレス ボディ打ちのクロラ

リナレスは今年3月にWBCライト級王座3度目の防衛戦を予定していたが、右拳を負傷したためキャンセル。戦線離脱中にWBCから休養王者にスライドさせられたが、今回の試合に勝てばダイヤモンド・ベルトが贈呈されることになっている。
ベネズエラ生まれのリナレスは16歳で来日し、17歳のときに大阪でプロデビューを果たした。それから14年、43戦40勝(27KO)3敗の戦績を残している。WBCのフェザー級、WBAのスーパー・フェザー級でも戴冠の実績を持っており、3階級制覇王者として歴史に名を刻んでいる。09年から12年にかけて三つのTKO負けを喫したが、以後は9連勝(7KO)と完全に復調している。
軽快な足さばきと速い左ジャブ、機をみて打ち込む右ストレート、さらに至近距離で突き上げるアッパーなどパンチは多彩だ。耐久面で不安を抱えてはいるが、昨年5月の初防衛戦では敵地でダウンを喫したものの冷静に対応して逆転の10回TKO勝ちを収めるなど、以前のように窮地でも慌てなくなった。経験がプラスに作用しているといえよう。
WBA王者のクロラは「ミリオンダラー(100万ドルの男)」というニックネームを持つマンチェスターの人気者で、これが2度目の防衛戦となる。一昨年の暮れに隣家に押し入った強盗を取り押さえようとして名誉の負傷をして一度は選手生命が危ぶまれたが、奇跡の復活を遂げ、昨年11月に現在の王座を獲得。今年5月には暫定王者のイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)を7回KOで屠って勢いを増している。戴冠試合となったダルレイ・ペレス(コロンビア)戦もバロッソ戦も左のボディブローで仕留めたもので、このパンチには絶対の自信を持っているものと思われる。特にバロッソ戦はガードを固めて忍耐強く守りながら勝機を探るという展開で、気持ちの強さも感じさせる試合だった。ほかの試合でも両ガードを比較的高く上げながら左ジャブで切り込み、上下にパンチを打ち分けて崩していくパターンが目立つ。38戦31勝(13KO)4敗3分とKO率は決して高くないが、世界戦で2連続KO勝ちと乗っているだけに要注意といえる。クロラの映像をチェックしたリナレスは「私の戦い方と似ている」と分析している。そのうえで「クロラはボディが弱いと思う」とも話している。
地元の声援を背にクロラが圧力をかけ、リナレスが適度に足をつかいながら迎え撃つ展開が予想される。リナレスはポイントを取るためにも相手のガードの間から左ジャブを突き刺すことが求められる。これができればリズムに乗り自然に流れはリナレスに傾くはずだ。逆にジャブが届かず、クロラの圧力を正面から受けるかたちになると厳しい戦いを強いられることになりそうだ。
地の利があるクロラが3対2とオッズではリードしているが、昨年5月に英国での試合を経験しているリナレスは、「ブーイングがすごいと思うけれど、まったく問題はないよ。今回の試合はスピードとスタミナがテーマ。チャンスがあればKOするよ」と自信をみせている。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト級トップ戦線の現状

WBA    :アンソニー・クロラ(イギリス)
WBC    :デヤン・ズラティカニン(モンテネグロ)
WBC 休養:ホルヘ・リナレス(帝拳)
IBF     :空位
WBO    :テリー・フラナガン(イギリス)

ヘビー級やスーパー・フェザー級、スーパー・バンタム級などと同様、この階級も王座の持ち主が目まぐるしく変わっている。WBA王座は昨年11月にダルレイ・ペレス(コロンビア)からアンソニー・クロラ(イギリス)に変わり、WBCでは14年12月に戴冠を果たしたホルヘ・リナレス(帝拳)が戦線離脱している間にデヤン・ズラティカニン(モンテネグロ)が正王座についた。リナレスは休養王者にスライドしたが、今回のクロラ戦で勝てばダイヤモンド・ベルトを手に入れることができる。IBFはランセス・バルセレミ(キューバ)が24戦全勝(22KO)のリチャード・コーミー(ガーナ)の挑戦を拒否して王座を返上。そのコーミーと17戦全勝(14KO)のホープ、ロバート・イースター(アメリカ)が決定戦を行うことになっている。WBO王者のテリー・フラナガン(イギリス)は昨年7月に決定戦を制して戴冠を果たし、すでに3度の防衛を果たしている。今回のリナレス対クロラだけでなく、今後は王者同士の直接対決の可能性も膨らんでおり、しばらくは目が離せない状況といえる。
WBOはフラナガンに対して1位のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)との指名防衛戦を義務づけている。ただし、そのベルデホが交通事故で入院、休養状態のため試合は先送りになる可能性が高い。代わりに2年半のブランクをつくっていた元世界2階級制覇王者のミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)が戦線復帰を果たし、この階級の王座に標的を定めている。また12年ロンドン五輪金メダリストのルーク・キャンベル(イギリス)も近い将来、王座に絡んできそうだ。

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