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みどころ・試合内容 /
2016年9月11日 放送

みどころ・試合結果

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9月11日放送

[WOWOWプライム] 9/11(日)午前11:00 [WOWOWライブ] [再] 9/12(月)よる9:00

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史上最強&連続KO記録 珠玉のダブル世界戦!

WBC世界S・フライ級タイトルマッチ[生中継]

ローマン・ゴンサレス

3階級制覇王者

ローマン・ゴンサレス

(ニカラグア/帝拳)

カルロス・クアドラス

WBC世界S・フライ級チャンピオン

カルロス・クアドラス

(メキシコ/帝拳)

ゲスト:村田諒太(帝拳)

ゲスト:村田諒太(帝拳)

モハメド・アリ

  • みどころ

無敗の軽量級王者対決
「ロマゴン」の4階級制覇なるか

11年のプロキャリアで45戦全勝(38KO)、すでにミニマム級、ライト・フライ級、フライ級の3階級で世界王座を獲得している「ロマゴン」ことローマン・ゴンサレスが、4つ目のベルトを狙ってクアドラスに挑む注目の一戦。6度の防衛を重ねているクアドラスも36戦35勝(27KO)1分という無敗レコードを誇る強打者だけに、スリルに富んだハイレベルの攻防が期待される。
今回、ゴンサレスは挑戦者の立場ではあるものの主役といっていいだろう。なにしろゴンサレスは体重を同一と仮定したパウンド・フォー・パウンド・ランキングで現役最強との評価を受けているのだ。アマチュアで89戦して88勝1敗、この敗北も「絶対に私が勝っていた。判定を盗まれたもの」とゴンサレスは振り返っている。プロでは05年7月の初陣から45個の白星を積み上げてきた。世界戦だけでも15戦全勝(10KO)を収めており、実績は十分だ。八重樫東(大橋)を9回TKOで下して現在のフライ級王座を獲得してからは、2年間に4度の防衛を重ねている。身長約160センチ、リーチ163センチと体は大きくないが、巧みに圧力をかけながら距離を潰し、顔面、ボディに打ち分ける回転の速い、しかも正確で強いコンビネーションで数々の強豪をキャンバスに沈めてきた。ディフェンスも巧みで、相手にクリーンヒットを許すことは滅多にない。
ミニマム級時代に減量に失敗して大苦戦したことはあるが、それ以外は危なげなく勝ってきたといえる。不安があるとすればスーパー・フライ級でのテストが十分ではないという点か。3年前に116ポンド(約52.6キロ)、1年半前に115.5ポンド(約52.3キロ)で戦ったことはあるが、もともとバンタム級で戦っていたクアドラス(身長164センチ、リーチ167センチ)が相手であることを考えると、体格差がハンデになる懸念は残る。
ゴンサレス同様、クアドラスも日本のファンに馴染み深い選手だ。クアドラスはアマチュアを経て08年5月にプロデビュー。5戦目と7戦目に東京で顔見世をしたあと10年11月、11年4月、さらに13年12月にも日本で開催された世界戦の前座でKO(TKO)勝ちを飾ってきた。14年5月にシーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)を8回負傷判定で破って現在の王座を獲得。初防衛戦は4回負傷引き分けに終わったが、以後は6回TKO勝ち、12回判定勝ち、5回TKO勝ち、そして昨年11月には仙台で江藤光喜(白井・具志堅)を12回判定で退けてV5に成功。今年4月、リッチー・メプラナム(フィリピン)を8回終了TKOで下して防衛のテープを6に伸ばしている。かつては自慢の強打を振り回してKOの山を築いていたが、世界一の座についてからはリスクを小さく抑えるために足をつかって出入りする巧みなボクシングもみせるようになった。
そのことによって総合的な戦力は大きくアップした。
これまで圧倒的な強さをみせつけてきたゴンサレスが、今回も回転の速い連打でクアドラスを追い込むのか。それともボクシングの幅を広げつつあるクアドラスが巧みに迎え撃ち、4階級制覇を阻止するのか。初回から目の離せないスリリングな攻防がみられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フライ級トップ戦線の現状

WBA   :河野公平(ワタナベ)
WBA 暫定:ルイス・コンセプション(パナマ)
WBC   :カルロス・クアドラス(メキシコ)
IBF   :マクジョー・アローヨ(プエルトリコ)
WBO   :井上尚弥(大橋)

このクラスは偶然にも8月31日にWBA(河野公平対ルイス・コンセプション)、9月3日にIBF(マクジョー・アローヨ対ジェルウィン・アンカハス)、4日にWBO(井上尚弥対ペッチバンボーン・ゴーキャットジム)、そして10日(日本時間11日)にWBC(ローマン・ゴンサレス対カルロス・クアドラス)と、2週間の間に4団体のタイトルマッチが集中開催されることになった。ここでは8月30日時点の4団体王者たちを記してある。この4試合の結果しだいで次なるビッグマッチの期待が膨らむか、大荒れになるか、極端に分かれることになりそうだ。
この階級には東洋を中心に有望なランカーがひしめいているが、現状では王者たちとの差は小さくないといえよう。

S・ウェルター級10回戦[生中継]

亀海喜寛

WBC世界S・ウェルター級27位

亀海喜寛

(日本/帝拳)

ヘスス・ソト・カラス

元NABF北米ウェルター級チャンピオン

ヘスス・ソト・カラス

(メキシコ)

  • みどころ

5ヵ月ぶりのダイレクト・リマッチ
中盤から終盤に完全決着か

両者は今年4月、アメリカのロサンゼルスで拳を交え、「年間最高試合」の声が出るほどの打撃戦を展開。10回を戦いきり97対93(亀海)、96対94(カラス)、95対95の三者三様で引き分けに終わった。「勝ったと思った」という亀海を支持する人は多いが、相手のホームでの試合ということを考えれば「もっとはっきり差をつけないといけない」(亀海)という感想も抱いたはずだ。
体格は身長175センチ、リーチ180センチの亀海に対しカラスが177センチ、183センチとほとんど同じで、年齢も33歳同士。ともに中距離での打撃戦を得意としている点も似ている。カラスも右クロスに破壊力はあるが、ことパワーという点では亀海が上だろう。ディフェンスも亀海に軍配が挙がるが、カラスはこの亀海の守りを逆に利用して攻撃の時間を長くとることができたため、ジャッジに好印象を与えたといえるかもしれない。
初戦から5ヵ月の期間での再戦だけに、総合的な戦力の上積みは期待できないとみるべきだろう。それだけにどちらが相手を研究して有効な対策を講じたか、そしてそれをいかに実践するか、それが勝負を分けることになりそうだ。亀海は初戦では序盤に目の上をカットして出血に悩まされたが、そのハンデがなければ今回は優位に戦いを進められるのではないだろうか。初戦の続きのような打撃戦になりそうだが、期待を込めて今度は亀海が中盤から終盤にペースを上げて仕留めるとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

WBC・IBF世界ミドル級タイトルマッチ

ゲンナディ・ゴロフキン

3団体統一世界ミドル級チャンピオン

ゲンナディ・ゴロフキン

(カザフスタン)

ケル・ブルック

IBF世界ウェルター級チャンピオン

ケル・ブルック

(イギリス)

  • みどころ

16連続KO防衛の豪腕にウェルター級王者が挑戦
ブルックのスピードに勝機

ゴロフキンは10年8月にWBA暫定王座を獲得後、正王者に昇格して16度の防衛をすべてKOで片づけてきた。この間、14年10月にはWBC暫定王座(のちに正王者に昇格)、15年10月にIBF王座を獲得して3団体統一王者になったが、今回の試合を前にWBAから手続き上の問題を理由に「防衛戦とは認めない」との通達を受けている。試合までに状況が変わるのか、この点にも注目したい。
GGG(トリプル・ジー)ことゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキンは04年アテネ五輪ミドル級で銀メダルを獲得後、06年5月にドイツでプロデビューした。世界王者になって間もないころはパナマや故国カザフスタン、ドイツを転戦したが、12年からは拠点をアメリカに移し、HBOテレビの後ろ盾も得てスターへの道を進んできた。世界的な注目度が上がってきたのはこの3、4年のことで、それに応えるようにゴロフキンも派手なKO劇を提供してきた。直近の6戦では元世界王者のダニエル・ギール(オーストラリア)、マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)、マーティン・マレー(イギリス)を3回TKO、2回KO、11回TKOで一蹴。新鋭のウィリー・モンロー(アメリカ)には少々手を焼いたが、6回TKOで下した。IBF王者のデビッド・レミュー(カナダ)戦では卓抜したスキルも披露して8回TKO勝ち。今年4月のV16戦では18戦全勝のホープ、ドミニク・ウェイド(アメリカ)に何もさせずに2回KOで格の違いを見せつけた。
身長179センチ、リーチ178センチという体格はミドル級では決して大きくはないが、巧みにプレッシャーをかけながら右ストレート、左フック、アッパーなどを上下に打ち分けて勝ち進んできた。
レミュー戦で披露したように丹念に左ジャブを突いて相手をコントロールするなど、技術レベルも極めて高いファイターだ。そのスタイルで08年11月からの連続KO勝ちは22、連続KO防衛は16に伸ばしている。これはウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)の史上最多記録の「17」にあと1に迫る数字だ。最近は被弾が目立つ試合もあるが、アマ350戦(345勝5敗 ※国際試合だけで8敗、あるいは15敗説もある)、プロ35戦で一度もダウンしたことがないタフガイは、その不倒記録をも更新中だ。
もともとゴロフキンは前WBA暫定世界ミドル級王者のクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)の挑戦を受ける予定だったが、そのユーバンク・ジュニアが契約直前で対戦を回避。そこでブルックがゴロフキンへの挑戦に名乗りを挙げたという経緯がある。それだけでも称賛ものといえよう。「多くのボクサーが彼との対戦を避けるが、私は向かっていく。これこそが私が待ち望んだ試合なんだ。私はウェルター級では大柄でスピードもパワーもある」と自信をみせている。
ブルックは地域王座を獲得後の14年8月にショーン・ポーター(アメリカ)を下してIBF世界ウェルター級王座を獲得。1ヵ月後、バカンス地で暴漢に大腿部を刺され、15年10月には肋骨を痛めて試合1週間前にキャンセルするなどアクシデントもあったが、リングの上では圧倒的な強さをみせつけて3連続KO防衛を果たしている。身長、リーチとも175センチとウェルター級では大柄で、会見でゴロフキンと並んでも見劣りしない体格だった。しかもWBCが課す1ヵ月前の予備計量ではゴロフキンの165ポンド(約74.8キロ)に対し、ブルックは176ポンド(約79.8キロ)と大幅に上回っていたほどだ。持ち味のスピードで翻弄する策を選択するのか、それともパワーで勝負するつもりなのか、このあたりも興味深い。
35戦全勝(32KO)のゴロフキン、36戦全勝(25KO)のブルック。多くのファン、識者同様、ミドル級のWBAレギュラー王者、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)は「ブルックのスピードに勝機はあると思うが、やはり総合的にはゴロフキンの力が上。最終的にはゴロフキンがパワーの違いをみせつけて倒してしまうだろう」と予想している。

 


Written by ボクシングライター原功