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みどころ・試合内容 /
2016年10月24日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

ダウン応酬の初戦を受けてのリマッチ
ジェイコブスが強打で決着か

ミドル級といえばWBAのスーパー王座とWBC王座、さらにIBF王座を持つゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の名前が第一人者として挙がるが、このWBAのレギュラー王者、ジェイコブスも忘れてはなるまい。32戦31勝(28KO)1敗、約88パーセントのKO率は、ゴロフキン(36戦全勝33KO)の約92パーセントに迫る数字だ。WBAは両者の団体内統一戦を課しており、近い将来の直接対決が濃厚とみられている。ジェイコブスがどんな戦いをみせるか、要注目だ。
ジェイコブスとモーラは昨年8月、今回と同じ立場で拳を交え、ジェイコブスが2回TKO勝ちで2度目の防衛を果たしている。実質6分弱で終わった試合だが、両者は初回にダウンを応酬、2回にモーラが再びダウンするというスリリングな内容だった。2度目のダウンを喫した際にモーラが足首を痛めたため棄権、TKOという結果になったが、敗者側は「不可抗力による負傷なのでノーコンテスト(無効試合)が妥当だった」として抗議。それが受け入れられたかたちで再戦が実現することになった。もちろんジェイコブスは不満そうだが、「誰もが納得するような圧倒的な勝利を目指す」と話している。
そのジェイコブスは全米選手権で優勝するなどアマチュアで144戦137勝7敗の戦績を残して07年にプロデビュー。ゴールデンボーイ・プロモーションズの庇護もあり、3年弱の間に20連勝(17KO)を収めて急ピッチで世界戦線を駆け上がった。このころは「ヘビー級のパンチ力とライト級のスピードを併せ持ち、かつベテランの巧さを持つミドル級ホープ」と評されたものだ。ところが、10年7月のWBO世界ミドル級王座決定戦ではディミトリー・ピログ(ロシア)の強打につかまり、痛烈なダウンを喫して5回TKO負け。その後、再起を果たしたものの11年5月には腰の骨肉腫が判明。手術で生命の危機は脱したものの、ボクサーとしては再起が絶望的と伝えられた。そんななかジェイコブスはリハビリを経てジムに戻り、手術から1年5ヵ月後には戦線復帰を果たした。これを機に「ゴールデン・チャイルド」のニックネームは「ミラクルマン(奇跡の男)」に変わった。14年8月、ジェイコブスはジャーロッド・フレッチャー(オーストラリア)との決定戦を制してWBA王座を獲得。V2戦でモーラを退けたあとは少年時代からの友人でもある元WBO王者のピーター・クィリン(アメリカ)に1回TKO勝ちを収め、防衛のテープを3まで伸ばしている。ディフェンスに課題を残してはいるが、それをカバーして余りあるスピードと破壊力十分の右ストレート、左フックを持っている。
一方、挑戦者のモーラは「ラテン・スネーク(中南米の蛇)」と呼ばれる元WBC世界スーパー・ウェルター級王者で、この試合で雪辱と2階級制覇を狙う。ジェイコブスのような派手さやパンチの切れはないが、その分、タフで執拗だ。ジェイコブスとは対照的なタイプといえるかもしれない。毒牙にかけたトップ選手のなかにはバーノン・フォレスト(アメリカ=当時のWBC世界スーパー・ウェルター級王者)、イシェ・スミス(アメリカ=のちのIBF世界スーパー・ウェルター級王者)らが含まれる。また3階級制覇王者のシェーン・モズリー(アメリカ)とは12回引き分けている。
モーラは「前回とは違う結果が出るはず」と自信をみせるが、大方の見方は「ジェイコブスのKO勝ち」で一致している。ただし、王者自身は打たれ強くないため、前戦のように攻め急いで防御が甘くなるようだと16対1のオッズがひっくり返る可能性も出てきそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA    :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA 暫定:アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)
WBC    :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF     :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO    :ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)

10年6月の戴冠から6年、17度の防衛をすべてKOで片づけてきたゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が、不動の地位を確立しているといえる。23連続KO勝ちと手のつけられない強さを誇り、戦績も36戦全勝(33KO)と完璧だ。来年4月で35歳になるが、衰えはみられない。気になることがあるとすれば、V14戦でウィリー・モンロー・ジュニア(アメリカ)のスピードと技巧に手を焼いたことや、先のケル・ブルック(イギリス)戦でやはり速い動きやハンドスピードをやや持て余したことぐらいであろう。こうした要素がゴロフキン攻略の糸口として挙げられはするが、それが分かっていながら絶対王者を破綻にまで導いた者がいないという事実にも目を向けなければなるまい。
これを追う一番手は、去る9月にWBO世界スーパー・ウェルター級王者になったサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)だ。5ヵ月前までミドル級のWBC王者だったアルバレスは統括団体からゴロフキンとの対戦を義務づけられていたが、ビジネス上のトラブルやすれ違いなどがあり王座を返上。いったん階級を下げて仕切り直しをした。拳を痛めたため次戦は来春になりそうだが、次々戦ではゴロフキンとの頂上対決が期待されている。
WBAのレギュラー王者、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)はアルバレスに次ぐ追手の二番手といっていいだろう。WBAからゴロフキンとの対戦が義務づけられており、早ければ年内にも実現しそうだ。ゴロフキン有利は揺るがないもののジェイコブスの強打が番狂わせを起こす可能性も決して低くはないとみる。
こうしたなかWBO王者のビリー・ジョー・サンダース(イギリス)を標的にするランカーは多い。WBA9位、WBC5位、IBF3位、WBO3位の村田諒太(帝拳)もそのうちのひとりだ。23戦全勝(12KO)のサウスポー王者と、11戦全勝(8KO)の12年ロンドン五輪王者という組み合わせは、なかなか興味深いものがある。このほか元WBA暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)、前IBF王者のデビッド・レミュー(カナダ)、アマ時代の村田のライバル、イェフゲン・ヒトロフ(アメリカ)らにも注目したい。

  • みどころ

17戦全勝14KO VS 24戦全勝22KO
オッズは10対3でイースター有利だが…

コーメイとの指名防衛戦を義務づけられた直後、ランセス・バルテレミー(キューバ)が返上して空位になった王座の決定戦。「バルテレミーは逃げた」と表現したメディアやファンもいたが、その言葉が決してオーバーではないほどコーメイのインパクトは強い。次期スターと目されるイースターは、そんな強打者とどう戦うのか。
イースターは12年ロンドン五輪の補欠を経て12年11月にプロデビュー。180センチ、193センチという恵まれた体格とスピードを生かした切れのあるボクシングで17連勝(14KO)をマークしている。骨のある相手との対戦は少なかったが、今年4月には元IBF世界スーパー・フェザー級王者のアルへニス・メンデス(ドミニカ共和国)に5回TKO勝ちを収め、一気にランキング上位に浮上してきた。
一方、ガーナ史上8人目の世界王者を狙うコーメイは11年2月にプロデビューした29歳で、24戦全勝(22KO)とイースターを上回るKO率を誇る。積極的に前に出ながら右のオーバーハンドや左フックを強振する強気のボクシングはダイナミックでスリルに富んでいる。世界的な強豪との対戦は少ないが、自国ガーナのほかイギリス、デンマーク、南アフリカ共和国、ドイツ、アメリカのリングに上がった経験を持ち、そういった意味でも逞しい選手といえる。
オッズは10対3でイースター有利と出ているが、両者間にそこまでの力量差はないとみる。ともにスピードがありパンチ力もあるだけに、一瞬のミスが勝負を分けることになるかもしれない。序盤からKOの可能性を孕んだスリリングな攻防が期待できそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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