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みどころ・試合内容 /
2016年3月21日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

イギリスの無敗ライバル王者対決
13対9でフランプトン有利のオッズ

近代ボクシング発祥の地でもあるイギリスは、国内のスター選手同士の好カードを積極的に組んできた歴史を持つ。その都度、ファンはライバル対決に熱狂してきた。93年のナイジェル・ベン対クリス・ユーバンクUでは4万7000人、99年のナジーム・ハメド対ポール・イングルは2万人、14年のカール・フロッチ対ジョージ・グローブスUに至っては約8万人の大観衆を集めたほどだ。今回の会場となるマンチェスター・アリーナは2万1000人の収容能力を持つが、チケットは販売開始からまもなくソールドアウトになったと伝えられている。試合地に近いイングランドのバリー出身のクィッグと、北アイルランドのベスファスト出身のフランプトンの一戦が、歴史の1ページに加えられることは間違いないところだ。
WBA王者のクィッグは33戦31勝(23KO)2分のレコードを残している好戦的な右ボクサーファイター型で、173センチの長身から左ジャブを突いて仕掛け、距離を詰めてからアッパーで仕留めることもある。12年11月、来日経験もあるレンドール・ムンロー(イギリス)に勝ってWBAの暫定王座を獲得し、正王者に昇格後6度の防衛に成功している。V2戦とV3戦はいずれも2度のダウンを奪って2回TKO勝ちで、4度目の防衛戦ではボディブローを浴びせて3回TKO勝ちを収めている。大竹秀典(金子)をリバプールに迎えて行った5度目の防衛戦は、途中で拳を痛めたこともあり大差の判定勝ちだったが、続くV6戦では前IBF王者のキコ・マルチネス(スペイン)から2度のダウンを奪って2回TKOで圧勝している。33戦のなかには3回以内のKO勝ちが16度ある一方、12ラウンドをフルに戦った経験も3度あり、短期決戦もスタミナ勝負もこなせるタイプといえる。地元で迎える統一戦を前に「試合当日は人生最良の日になるだろう。私には勝つための策がある」と自信をみせている。
一方のフランプトンはライバルから遅れること2年、09年にプロデビュー。以後、7年のキャリアで21戦全勝(14KO)と一点の綻びもないレコードを残してきた。英連邦王座、IBFインターコンチネンタル王座、欧州王座獲得後の14年9月、キコ・マルチネスからダウンを奪ったすえ大差の12回判定で下してIBF王座を奪い取った。ちなみにマルチネスとは13年2月にも対戦しており、そのときは9回TKO勝ちを収めている。昨年2月の初防衛戦では指名挑戦者のクリス・アバロス(アメリカ)に5回TKO勝ち。アル・ヘイモン氏と契約後、アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)とのアメリカ進出初戦では初回に2度の不覚のダウンを喫したが、2回からは態勢を立て直して12回判定勝ちを収めた。ちなみに、フランプトンがゴンサレスに苦戦を強いられた同じ日に、クィッグはマンチェスターでマルチネスを2回TKOで屠ってV6に成功している。
「ジャッカル」というニックネームを持つフランプトンは身長165センチ、リーチ157センチと決して体格には恵まれていないが、踏み込みのきいた左ジャブで切り込み、右クロス、インサイドからのアッパーなど回転の速い波状攻撃で攻め落とすことが多い。こちらも好戦的な右のボクサーファイター型といえる。元WBA世界フェザー級王者のバリー・マクギガン・プロモーターとともに、ベルファストの熱狂的なファンを引き連れて相手のホームに乗り込むフランプトンは「自分こそが正真正銘の王者と思っているからこそアウェイの戦いに応じたんだ。誰が本当の王者であるかが証明されるだろう。賢く戦って後半にノックアウトする」とKO宣言までしている。
ともに好戦的なスタイルを持つが、試合はまずは左ジャブの差し合いから始まりそうだ。長身のクィッグが上から左で抑え込むのか、それともフランプトンが下から左で煽るのか。総合力に差がないだけに前半は競ったラウンドが続くことになるだろう。中盤、どちらがどんな仕掛けをするのか注目したい。オッズは13対9でフランプトン有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA   :スコット・クィッグ(イギリス)
WBA暫定:モイセス・フローレス(メキシコ)
WBA休養:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBC   :ウーゴ・ルイス(メキシコ)
IBF    :カール・フランプトン(イギリス)
WBO   :ノニト・ドネア(フィリピン)

国籍も戦闘スタイルも異なる個性的な王者が揃ったクラスといえる。現時点での実力NO,1はWBAの休養王者の座に甘んじているギジェルモ・リゴンドー(キューバ)であろう。五輪連覇の実績を持つこのサウスポーの技巧派は、プロ戦績こそ16戦(全勝10KO)と少ないが、WBO王者のノニト・ドネア(フィリピン)にも勝っている。ビジネス上の問題で試合枯れになったためWBAはスーパー王者から休養王者に格下げし、WBOは王座を剥奪したが、実力はピカイチだ。
ドネアはフェザー級で痛い目に遭ってからスーパー・バンタム級に戻し、昨年12月に返り咲きを果たした。初防衛戦では元五輪戦士のゾルト・ベダック(ハンガリー)の挑戦を受けることになっている。
ドネアと肩を並べるのが、過去に対戦のプランも浮上したWBA王者のスコット・クィッグ(イギリス)と、IBF王者のカール・フランプトン(イギリス)だ。今回の王座統一戦認定に際し、WBAは勝者に対してリゴンドーとの対戦を課し、IBFは1位の和氣慎吾(古口)との防衛戦を義務づけている。
このほか勢いのあるWBC1位のレイ・バルガス(メキシコ)、26戦全勝(18KO)のWBO2位、22歳のアルベルト・パガラ(フィリピン)らに注目したい。

資料<TALE OF THE TAPE>

  クィッグ フランプトン
生年月日/年齢 1988年10月9日/27歳 1987年2月21日/29歳
出身地・国籍 バリー(イングランド) ベルファスト(北アイルランド)
アマチュア戦績 12戦10勝2敗 不明(07年欧州選手権2位)
プロデビュー 07年4月 09年6月
身長/リーチ 173センチ/?センチ 165センチ/157センチ
戦績 33戦31勝(23KO)2分 21戦全勝(14KO)
プロモーター エディ・ハーン氏 バリー・マクギガン氏
アル・ヘイモン氏
ニックネーム ―― ジャッカル
戦闘スタイル 好戦的な右ボクサーファイター型 好戦的な右ボクサーファイター型
  • みどころ

双子王者への布石打ちたいマクドネル
立ち塞がるか「パナマのバッファロー」

16戦14勝(4KO)2分のマクドネルと、15戦全勝(9KO)のサンチェスがWBCのスーパー・バンタム級シルバー王座の決定戦で拳を交える。同時に、マクドネルがWBC9位、サンチェスが13位にランクされていることから上位進出をかけた一戦としても注目される。
マクドネルは現WBA世界バンタム級王者のジェイミー・マクドネルの双子の兄弟として知られる長身痩躯の選手で、足をつかいながら左ジャブを多用する技巧派だ。3割に満たないKO率が示すようにパワーには欠けるが、相手の打ち終わりに合わせるパンチはタイミングがいい。イギリスの国内王座、WBOインターコンチネンタル王座、さらに昨年はEBU欧州王座を獲得するなど着実に世界に近づいている。
対するサンチェスは11年2月にプロデビューした25歳の若手ホープで、パナマの国内王座と南米王座を獲得した実績を持っている。「バッファロー」というニックネームを持っており、その名のとおり積極的に仕掛けていく好戦的なスタイルの持ち主だ。しかし、まだ世界的なレベルの選手との手合わせがなく、パナマを出て戦ったこともないため未知の部分が多いといわざるを得ない。
距離を潰したいサンチェスが前進し、それを手足の長いマクドネルが捌く展開になりそうだ。地の利もあるマクドネルが序盤で流れをつかむようだと、そのまま着実にポイントを積み重ねそうだ。


Written by ボクシングライター原功

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