メニューを開く

番組表

ご加入はこちら

みどころ・試合内容 /
2016年3月21日 放送

みどころ・試合結果

※My番組登録はこちらから

3月21日放送

[WOWOWライブ] 3/21(月・休)よる9:00 [再] 3/27(日)午前10:30

放送カード一覧に戻る

みどころを見る

3階級制覇を達成したサンタ・クルスに長谷川穂積を倒したマルチネスが挑む!

WBA世界フェザー級タイトルマッチ

レオ・サンタ・クルス

3階級制覇チャンピオン

レオ・サンタ・クルス

(メキシコ)

キコ・マルチネス

前IBF世界S・バンタム級チャンピオン

キコ・マルチネス

(スペイン)

>> 試合結果 <<
5R TKO レオ・サンタクルス の勝利
>> 試合結果 <<
1R TKO ウーゴ・ルイス の勝利
>> 試合結果 <<
3R TKO レイ・バルガス の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 フランシス・ラフレニール の判定勝ち
  • みどころ

3階級制覇の連打型ファイター VS スペインの衝撃
「スーパー王者」の初防衛が濃厚

「テレモト(地震)」というニックネームを持つサンタ・クルスが、「センセーション(衝撃)」の異名を持つマルチネスを迎えてWBAスーパー世界フェザー級王座の初防衛戦に臨む。攻撃型同士の一戦だが、総合力で勝るサンタ・クルスの防衛が濃厚といえる。
サンタ・クルスはプロデビューから11戦までは10勝(2KO)1分と目立たなかったが、以後の21戦は全勝、そのうち15KOと見違えるほど高いKO率を残している。しかも10度は世界戦なのだから中身は濃い。さらに加えるならば12年6月にIBFのバンタム級王座を獲得したのに始まり、13年8月にはWBCスーパー・バンタム級王座、15年8月にWBAフェザー級のスーパー王座を獲得と、わずか3年あまりの間に3階級制覇を成し遂げている。身長171センチ、リーチ175センチのサンタ・クルスは「最終的にはライト級ぐらいまで行けそう」と将来を睨んでいる。
両グローブを高い位置において猫背で相手に迫る独特のファイト・スタイルを持つサンタ・クルスは、左ジャブで切り込んで右を被せ、行けるとみると一気に連打でたたみかける好戦派といえる。接近してからのアッパーも鋭い。昨年8月のアブネル・マレス(メキシコ)戦をはじめ世界の舞台で12ラウンドをフルに5度戦い切っており、スタミナの配分も巧みだ。
挑戦者のマルチネスはアマチュアで40戦全勝(32KO)の戦績を残して04年6月にプロデビュー。途中、カール・フランプトン(イギリス)に9回TKO負けを喫するなど何度かの挫折を味わわされたが、13年8月にIBF世界スーパー・バンタム級王座を獲得した。奇しくも、サンタ・クルスがスーパー・バンタム級のWBC王座を奪うのは、この1週間後のことだった。ふたりは1年ほどライバル王者として並走することになる。マルチネスは14年4月には2度目の防衛戦のために来日し、3階級制覇を狙った長谷川穂積(真正)を7回TKOで退けている。サウスポーの元王者から3度のダウンを奪っての勝利だった。その5ヵ月後、フランプトンとの再戦で敗れ王座を失い、昨年7月にはスコット・クィッグ(イギリス)の持つWBA王座に挑んだが、2回TKOで敗れた。その後、10月、11月、12月とフェザー級前後の体重で立て続けにリングに上がり3連勝(2KO)、再び世界戦の舞台に戻ってきた。41戦35勝(26KO)6敗。
マルチネスは長谷川戦でみせたように身長160センチの小柄な体で相手に肉薄し、力の入った左右のパンチを上下に打ち分けるファイター型といえる。ペースを掴むために最初から飛ばすことが多く、これまでマークした26KOのうち21度は4回以内で仕留めたものだ。逆に、王座を失ったフランプトン戦では5回にダウンを喫し、クィッグ戦では2度のカウントを聞かせられるなど耐久力には疑問符がつく。長谷川戦でもボディを攻められて苦悶の表情をみせたものだ。
ともに攻撃型の選手だが、まだ大きな綻びをみせたことのないサンタ・クルスに対しマルチネスは何度もキャンバスを這う苦い経験をしてきた。今回の試合でも防御力の差が勝負を分けるとみる。マルチネスが早くから仕掛けるものと思われるが、サンタ・クルスもエンジンのかかりが早いだけに、前半から激しいパンチの交換になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
WBA   :ヘスス・クェジャル(アルゼンチン)
WBA暫定:カルロス・サンブラノ(ペルー)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
WBC暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)※
IBF    :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

レオ・サンタ・クルス(メキシコ)とワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が文字どおり東西の王者といえる。WBAスーパー王者のサンタ・クルスは昨年8月に戴冠を果たした新参者だが、3階級制覇の実績と無敗のレコードが光る。五輪連覇後、プロ3戦目でWBO王座を獲得したロマチェンコは「ハイテク」のニックネームを持つサウスポーで、隙のない完成度の高いボクシングに定評がある。14年6月に王座獲得後、すでに3度の防衛を果たしている。
前二者ほどの知名度はないが、WBA王者のヘスス・クェジャル(アルゼンチン)も力がある。13年8月に暫定王座を獲得して3度防衛後に正王者に昇格し、さらに2度の防衛を追加している。サウスポーの好戦派で、誰と組んでも好勝負になりそうだ。同じサウスポーのWBC王者ゲイリー・ラッセル(アメリカ)は故障のため1年も実戦から遠ざかっているが、4月にパトリック・ハイランド(アイルランド)との初防衛戦が決まった。IBF王者のリー・ハスキンス(イギリス)は3位のエリック・ハンター(アメリカ)との防衛戦が義務づけられている。
ランカー陣ではWBO1位のオスカル・バルデス(メキシコ)に注目したい。08年北京大会、12年ロンドン大会と2度の五輪出場実績を持つ25歳で、プロ転向後は18戦全勝(16KO)の快進撃を続けている。4月に予定される前IBF王者イフゲニー・グラドビッチ(ロシア)を突破するようだと、いよいよ「世界」が現実味を帯びてくる。サンタ・クルスに敗れたアブネル・マレス(メキシコ)も、いまなお王者たちと同等の力がある。