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みどころ・試合内容 /
2016年5月2日 放送

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6月6日放送

[WOWOWプライム] 6/6(月)よる8:00 [WOWOWライブ] 6/11(土)午前7:45

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5階級制覇王者の凱旋!必殺の「閃光」炸裂なるか

WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ

ノニト・ドネア

5階級制覇王者

ノニト・ドネア

(フィリピン)

ゾルト・ベダック

WBO世界S・バンタム級4位

ゾルト・ベダック

(ハンガリー)

>> 試合結果 <<
3R TKO ノニト・ドネア の勝利
>> 試合結果 <<
6R TKO マーク・マグサヨ の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 ポール・フレミング の判定勝ち
  • みどころ

フィリピンの閃光 VS ハンガリーの星
どちらの左フックが勝るか

昨年12月、決定戦を制してWBO世界スーパー・バンタム級王座に返り咲いたドネアの初防衛戦。04年アテネ五輪に出場した経験を持つハンガリーのスター選手をどう撃退するか注目される。
ドネアは07年のIBFフライ級王座をはじめ09年にWBAスーパー・フライ級(暫定王座)、11年にWBC、WBOバンタム級、12年にWBO、IBFスーパー・バンタム級、そして14年にWBAフェザー級(スーパー王座)を獲得。この間、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に苦杯を喫してはいるが、戦闘能力と実績は高く評価されている。返り咲きを果たしたことで、その実力が33歳のいまも世界のトップであることが証明されている。
ドネアの最大の武器が左フックであることは広く知られている。
サウスポーのビック・ダルチニャン(アルメニア)の出端に合わせたもの(07年7月)や、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)の打ち終わりに合わせたもの(11年2月)などは、後世にも残る戦慄的な一撃といえる。もちろん、それだけではない。
インサイドから絞り出すようにして突き上げる左アッパーや、スピードのある右ストレートなどパンチのバリエーションは幅広い。また、機をみて左構えにスイッチすることもできるなど器用さも兼ね備えている。アマチュアの86戦(78勝8KO8敗)、プロの39戦(36勝23KO3敗)、計125戦を通じて喫したダウンはウォータース戦の2度だけと、耐久面も優れている。気になる点があるとすれば、最近、やや強引な攻撃が目につくことか。ダイナミックさに拍車がかかったといえなくもないが、ラフになったと指摘することもできる。その点に一抹の不安がつきまとう。
挑戦者のベダックは04年アテネ五輪のバンタム級にハンガリー代表として出場した経験を持っている。2回戦で敗退したが、初戦ではメキシコ代表のアブネル・マレスに36対27のポイント勝ちを収めている。マレスがプロ転向後に3階級制覇を果たすなど活躍していることを考えると、遡ってベダックの勝利を評価しなくてはなるまい。06年にプロ転向を果たしたベダックはハンガリーの先輩王者、ゾルト・エルデイやカロリー・バルザイらと一緒にトレーニングしながら力をつけ、10年5月にはウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)の持つWBO世界スーパー・バンタム級王座に挑戦。しかし、このときは10回にダウンを喫して力尽きた。このあと3年の空白を経て13年に戦線復帰。以後、トレーナーに転身したエルデイの指導を受けながらWBO欧州王座を獲得するなど10連勝(3KO)を収めている。身長162センチと小柄だが、両アゴの脇にグローブを置いた構えから圧力をかける戦い方を身につけている。26戦25勝(8KO)1敗と決してKO率は高くないが、左フックはタイミングがいい。何度かダウンを奪ったりKOに繋げたりしたことがあるためか、「Mr.Lefthook」のニックネームがついている。
ドネア、ベダックとも左フックに絶対の自信を持っており、この大舞台でも得意のパンチで勝負をかけるものと思われる。ただし、ドネアの左フックの方がスピード、破壊力、バリエーションなどで上をいっており、炸裂の可能性という点でも大きく勝っている。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBA   :空位
WBA暫定:モイセス・フローレス(メキシコ)
WBC   :ウーゴ・ルイス(メキシコ)
IBF    :空位
WBO   :ノニト・ドネア(フィリピン)

この階級の王座は昨年後半から目まぐるしく持ち主が変わっており、激動のクラスといっていいだろう。
昨秋までWBAのスーパー王座とWBO王座にはギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が君臨していたが、防衛義務を果たしていないとの理由でWBOから王座を剥奪され、WBAでは休養王者に格下げされた。こうしたなかWBAのレギュラー王者、スコット・クィッグ(イギリス)とIBF王者のカール・フランプトン(イギリス)が今年2月に対戦。判定勝ちのフランプトンがIBF王座を獲得するとともにWBAのスーパー王者になった。ところがフランプトンは階級を上げる選択をし、ふたつの王座を手放すことに。これを受けWBAはリゴンドーをスーパー王者として復活させ、IBFは和氣慎吾(古口)とジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)で王座決定戦を行う方針を打ち出している。空位のWBAレギュラー王座はク・シャオジュン(中国)とネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)が争うことになっている。
WBC王座はレオ・サンタ・クルス(メキシコ)がフェザー級に転向したため、暫定王者だったフリオ・セハ(メキシコ)が正王者に昇格したが、今年2月の初防衛戦でウーゴ・ルイス(メキシコ)に51秒でTKO負け。現在はそのルイスが王座に君臨している。昨年10月にリゴンドーが剥奪されて空位になったWBO王座は、その2ヵ月後、ノニト・ドネア(フィリピン)がセサール・フアレス(メキシコ)との決定戦を制して獲得。今回、ゾルト・ベダック(ハンガリー)の挑戦を受ける。
現時点ではリゴンドーとドネアがこの階級の双璧といえるが、35歳と33歳という年齢を考えると、今後の2年、3年は予測がつきにくい。
若手ではWBC1位にランクされる26戦全勝(21KO)のレイ・バルガス(25=メキシコ)、WBO1位につけている23戦全勝(17KO)のジェシー・マグダレノ(24=アメリカ)、WBO2位に名を連ねる26戦全勝(18KO)のアルバート・パガラ(22=フィリピン)らに注目したい。