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みどころ・試合内容 /
2016年6月27日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

名誉の負傷から復帰して戴冠のクロラ
暫定王者を相手に苦戦は必至

昨年11月、ダルレイ・ペレス(コロンビア)を5回KOで破って正王座を獲得したクロラと、1位に名を連ねる暫定王者のバロッソとによる団体内の王座統一戦。37戦30勝(12KO)4敗3分のクロラに対し、サウスポーのバロッソは21戦19勝(18KO)2分と無敗のうえ高いKO率を残している。こうした数字や勢いが反映されてか、オッズは23対22の小差ながら暫定王者有利と出ている。
クロラは意地をみせることができるか。
スーパーウェルター級で28戦(16勝3KO12敗)のレコードを残して86年に無冠のまま引退した父親ウェインのあとを継ぐように、クロラは20年後の06年10月にプロデビューした。元世界ランカーのマイケル・ブロディ(イギリス)に3回TKO勝ちを収めたり国内王座を獲得したりと実績を積み重ねる一方、のちのWBA暫定世界ライト級王者のデリー・マシューズ(イギリス)とは2度対戦して6回TKO負け、12回引き分けと勝てなかった。大事なところでブレーキがかかるボクサー人生だったといっていいだろう。
それは14年になっても変わらなかった。WBO4位の肩書を持って臨んだ元世界王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)との重要な一戦(14年9月)は3回負傷引き分けに終わり、存在感を示すことができなかった。そんな点が逆に幸いしたのか、15年1月23日にWBA世界ライト級王座への挑戦が決まる。安定感を欠く当時の王者リチャード・アブリル(キューバ)から与しやすしとみられたのだろう。ところが、今度はクロラを不幸なできごとが襲う。世界挑戦を1ヵ月後に控えた14年12月、クロラは隣家に押し入った強盗を取り押さえようとして格闘した際、ブロック状のもので殴られて頭部と足に重傷を負ってしまったのだ。当然、世界挑戦はキャンセルされ、一転して選手生命の危機に立たされた。
そこからクロラの第2章が始まる。早々と現役続行の意思を示した不屈の男は、イギリスのコミッションが課した厳しい健診をクリアして戦線に復帰。そして昨年7月、いきなりWBA王座に挑戦した。これは引き分けに終わったが、11月のペレスとの再戦では左ボディブローを決めて5回KO勝ち、悲願の世界一の座についた。山あり谷ありのボクサー人生は、サクセス・ストーリーとしてひとまず帰結したといっていいだろう。これからは世界王者としての評価を高めるための戦いが始まる。クロラは体を上下に動かしてリズムをつくり、左ジャブで切り込んでいく右のボクサーファイター型で、上下の打ち分け、とりわけペレスを沈めたボディブローが巧みだ。
暫定王者のバロッソは86%のKO率が示すとおりのサウスポーの強打者で、ベネズエラのほかコスタリカ、ニカラグア、パナマ、メキシコ、ドミニカ共和国、アメリカ、そしてイギリスと世界各地のリングに上がった経験を持っている。特にイギリス初登場となった昨年12月のケビン・ミッチェル(イギリス)戦では4回に右フックでダウンを奪い、5回にも右でダウンを追加。さらに連打を浴びせてストップに持ち込み、エネルギッシュで攻撃的なボクシングがイギリスのファンに強い印象を残している。それがオッズにも反映されているものと思われる。
バロッソが積極的に仕掛けることは容易に想像できるが、それに対してクロラがどう対応するのかが注目される。手数で押し返そうとするのか、それとも防御を固めながら効率的に迎撃するのか。クロラが中途半端な戦い方をするようだとバロッソの勢いとパワーに根こそぎ持っていかれそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA   :アンソニー・クロラ(イギリス)
WBA暫定:イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)
WBC   :ホルヘ・リナレス(帝拳)※
IBF    :空位※
WBO   :テリー・フラナガン(イギリス)

実績では3階級制覇を成し遂げているWBC王者のホルヘ・リナレス(帝拳)が群を抜いている。ただ、今春に予定されたV3戦を前に右拳を負傷したため、昨年10月からブランクができている点が気になるところだ。そのリナレスとの統一戦を望んでいるのがイギリスの2王者だ。WBA王者のアンソニー・クロラは今回のイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)との団体内統一戦で内容のともなった勝利をあげることが先決だ。30戦全勝(12KO)のサウスポー、WBO王者のテリー・フラナガンもリナレス、クロラとの統一戦を近い将来の目標として掲げているが、こちらもムゾンケ・ファナ(南アフリカ共和国)を相手にしてのV3戦が決まっている。上記3団体王者の動きに要注目だ。なお、IBFはランセス・バルセレミ(キューバ)が王座を返上したため空位になっている。
このクラスは将来性のある若手の台頭も顕著だ。筆頭格のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)は22戦全勝(15KO)の23歳で、今年後半か来年前半には大きな勝負に打って出そうな気配だ。
17戦全勝(14KO)の25歳、ロバート・イースター(アメリカ)にも注目したい。そのイースターと空位のIBF王座を争う予定の リチャード・コーミー(ガーナ)は24戦全勝(22KO)のハードパンチャー。久しぶりのガーナ人世界王者の期待を集めている。

  • みどころ

「岩佐を倒した男」の初防衛戦
挑戦者は3兄弟王者狙うモラレス

昨年6月、岩佐亮佑(セレス)との決定戦で6回TKO勝ちを収めて暫定王座を獲得したハスキンスは、11月に予定されたランディ・カバジェロ(アメリカ)との団体内統一戦が相手の計量失格で実現せず、それを機に正王者に昇格。この初防衛戦が岩佐戦以来のリングとなる。両手を下げたルーズな左構えから右ジャブを飛ばし、機を見て飛び込む変則的なファイト・スタイルの持ち主で、岩佐からダウンを奪った左が主武器といえる。反面、三つの敗北(35戦32勝14KO3敗)のすべてがKOによるものでも分かるように、決して打たれて頑丈なタイプではない。
対するモラレスもサウスポーのボクサーファイター型だが、ハスキンスがより攻撃的なのに対し、細身のモラレスはボクサー型に近いタイプといえる。対戦相手の質はともかく、それでも30戦29勝(17KO)1敗とハスキンスよりも高いKO率を残しているのだから、見た目以上にパンチ力があるのかもしれない。そんなモラレスの最大のセールス・ポイントは、4階級制覇王者のエリック・モラレス、元WBO世界スーパー・フライ級王者のディエゴ・モラレスの弟である点だ。勝てば亀田3兄弟に次いで史上2例目の3兄弟世界王者となる。
サウスポー同士のカードだが、経験値で勝り地の利もあるハスキンス有利は不動だ。地元の声援を背に変則的な動きから右ジャブを差し込み、左から右フックに繋げる攻撃でポイントを重ねる可能性が高いとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

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