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みどころ・試合内容 /
2016年7月25日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

12年ロンドン五輪の同期対決
王者のスピードにアドバンテージ

12年ロンドン五輪のスーパーヘビー級に出場した元アマエリート同士が、4年の年月を経てプロの世界戦で拳を交える。五輪で金メダルを獲得したジョシュアが今年4月にIBF王座を獲得したのに対し、五輪では初戦敗退だったブリージールもプロでは17戦全勝(15KO)をマーク、ライバルを追っている。この一戦で両者の人生は逆転するのか。
ナイジェリア人の両親のもとに生まれたジョシュアは、高校時代に100メートルを10秒台で走るほどの運動神経も持ち主だったと伝えられる。ボクシングは18歳で始め、アマチュアでは43戦40勝3敗のレコードを残した。ロンドン五輪金のほか11年の世界選手権では銀メダルを獲得している。プロ転向は五輪から1年後の13年10月で、以来2年半で16戦全KO勝ちというみごとな戦績を残している。特筆すべきはデビューから14試合連続で3ラウンド以内で仕事を終わらせてきたことだ。対戦者のリストのなかには世界挑戦の経験を持つマット・スケルトン(イギリス)、ケビン・ジョンソン(アメリカ)のほかマイケル・スプロット(イギリス)らが含まれている。15戦目にはアマ時代にダウンを喫してポイント負けした宿敵、ディリアン・ホワイト(イギリス)と対戦。2回に被弾して膝が揺れる窮地に陥ったが、これを耐えて7回TKO勝ちを収め、保持していたWBCインターナショナル王座、英連邦王座に加えて英国王座も手に入れた。
ジョシュアにとって幸運だったのは、10年近い在位を誇ったウラディミール・クリチコ(ウクライナ)が昨年11月、タイソン・フューリー(イギリス)に敗れ、その後の流れでIBF王座がキャリアの浅いチャールズ・マーティン(アメリカ)へと移ったことである。これを好機ととらえたジョシュア陣営は計画を早めて一気にマーティンへの挑戦に踏み切った。今年4月のことである。金の卵は期待に応えサウスポーの王者から2度のダウンを奪って2回KO勝ち、みごとに孵化してみせた。
ジョシュアは身長198センチ、リーチ208センチ、体重110キロとバランスのとれた大柄な選手で、左ジャブから踏み込んで放つ右ストレートに破壊力がある。まだ成長途上であることも事実だが、一戦ごとに進歩している。
対するブリージールは五輪では後れをとったが、ライバルよりも1年早くプロに転じた。こちらも初陣から9戦続けて4ラウンド以内に仕事を片づけたが、10戦目に8回判定まで相手に粘られ連続KOが途切れた。11戦目には04年アテネ五輪代表のデビン・バルガス(アメリカ)に3回TKO勝ちを収め、その後、エピファニオ・メンドサ(コロンビア)、フレッド・カッシ(カメルーン)といった経験値の高い古豪を下している。今年1月のアミール・マンスール(アメリカ)戦では3回にダウンを喫するなど劣勢に立たされていたが、負傷した相手が5回終了後に棄権。ブリージールは幸運ともいえる勝利を手繰り寄せた。今回の初挑戦はその流れに乗って実現したものといってもいいだろう。
ブリージールは身長201センチ、リーチ207センチ、体重115キロと体格では王者を上回る。しかし、まだ恵まれた体を十分に生かして戦っているとはいえず、パワーはともかくジョシュアと比較するとスピードで大きく劣る。アプローチの仕方も雑だ。プロでのキャリアには大差がないが、スピードと右ストレートという切り札を持つジョシュアの圧倒的有利は動かない。左ジャブで煽り、中盤あたりで仕留める可能性が高い。

 


Written by ボクシングライター原功

ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC:タイソン・フューリー(イギリス)
WBA   :ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)
WBA 暫定:ルイス・オルティス(キューバ)
WBC   :デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)
IBF   :アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBO   :タイソン・フューリー(イギリス)

昨年11月にウラディミール・クリチコ(ウクライナ)がタイソン・フューリー(イギリス)に敗れたのを機に、一気にトップ戦線は混戦状態になった。これに拍車をかけているのが、リング外のトラブルだ。今年3月にはルーカス・ブラウン(オーストラリア)がルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)に逆転TKO勝ちを収めてWBA王座を獲得したが、ドーピング違反が発覚したため王座がチャガエフに返還されている。元WBA王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)は5月にWBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)に挑戦する予定だったが、こちらもドーピング違反が判明。6日前になって大一番はキャンセルになった。ワイルダーはクリス・アレオーラ(アメリカ)に相手を変更し、開催日時と場所をリセットして4度目の防衛戦に臨む。さらに7月9日にはフューリー対クリチコの再戦が行われるはずだったが、6月下旬になってフューリーが左足首を負傷。試合は10月までずれ込むことになった。
こうしたなかフューリーが放棄したIBF王座は1月にチャールズ・マーティン(アメリカ)が獲得したが、4月にはアンソニー・ジョシュア(イギリス)の手に渡った。今回のドミニク・ブリージール(アメリカ)との初防衛戦は、経験の浅いジョシュアにとっては今後を占う重要な一戦といっていいだろう。
WBAの暫定王者、サウスポーのルイス・オルティス(キューバ)もアクティブだ。昨年10月に暫定王座を獲得すると、2ヵ月後に初防衛に成功。今年3月の試合はタイトル戦とは認定されなかったが、ベテランのトニー・トンプソン(アメリカ)を6回で一蹴している。9月にはWBAの指名挑戦者、アレクサンデル・ウスティノフ(ロシア)を迎え撃つ予定だ。
バーメイン・スティバーン(アメリカ)、デビッド・ヘイ(イギリス)、クブラト・プーレフ(ブルガリア)といった元王者、元挑戦者らが幅をきかせるなか、IBFの指名挑戦権を持つ24歳のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が元気だ。
ジョシュア同様、こちらも成長途上だが、楽しみな存在といえる。

  • みどころ

「戦闘士」 VS 「パワー」
トップ戦線生き残りをかけた一戦

過去に3度の世界挑戦を経験している「セント・ジョージ(戦闘士)グローブスと、元WBA暫定世界ミドル級王者で2階級制覇を目指している「パワー」マーティン。勝者がトップ戦線に踏みとどまり、敗者が脱落するサバイバルマッチだ。
グローブスは26戦23勝(18KO)3敗の戦績が物語る強打者だが、世界一の座には嫌われ続けている。13年11月と14年5月のカール・フロッチ(イギリス)戦では2度とも好スタートを切りながら9回TKO負け、8回TKO負け。昨年9月のWBC王座挑戦ではバドゥ・ジャック(スウェーデン)に小差の判定負けを喫した。初回のダウンが響いたかたちだ。その後、2連続TKO勝ちを収め、現在はWBA4位、WBC2位、IBF10位、WBO3位につけている。
マレーはミドル級時代にWBAの暫定王座を獲得し、WBC王者のセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)に挑んだこともある。判定で敗れはしたものの敵地でダウンを奪うなど健闘が光った試合だった。さすがにゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)には歯が立たなかったが、11回まで耐え抜いてタフガイぶりをみせている。スーパー・ミドル級に転向後、昨年11月にはWBO王者のアルツール・アブラハム(ドイツ)に挑戦したが、小差の判定負けを喫した。「パワー」というニックネームがあるが、パンチの切れや破壊力が傑出しているわけではない。むしろ粘り強さが最大の武器といっていいかもしれない。37戦33勝(16KO)3敗1分。
スピードとパンチの切れで勝るグローブスに分のあるカードといえる。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

全勝のドーランが前暫定世界王者に挑戦
ユーバンクJrが格の差をみせつけるか

90年代に世界2階級制覇を成し遂げた元王者を父に持つユーバンク・ジュニアは、自身も昨年2月にミドル級のWBA暫定王座を獲得。史上6例目の親子世界王者になった。しかし、ビジネス面で摩擦が生じたため実戦から遠ざかり、WBAとの約束に従い初防衛に成功した直後に王座を手放した。今年3月、イギリスの国内王座を獲得し、これが初防衛戦となる。現在はWBAとWBCで2位、IBFで6位、WBOでは10位にランクされている。
挑戦者のドーランはユーバンク・ジュニアよりも2年早い09年のプロデビューだが、出世では後れをとっている。昨年2月には一夜に3勝して賞金トーナメントで優勝したが、今年4月にWBCインターナショナル・ミドル級王座を獲得するまでは、それが唯一の勲章だった。17戦全勝(7KO)。現在はWBC25位にランクされている。
イギリスの国内王座をかけた試合だが、世界戦線という視点からも注目に値するカードといっていいだろう。ユーバンクが格の差をみせつけて2度目の戴冠に向けて駒を進めるのか、それともドーランが下剋上を起こすのか。もちろん可能性は前者の方がはるかに高いといえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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