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みどころ・試合内容 /
2016年1月4日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

ブルックリン在住の友人対決
オッズは7対5でクィリン有利

ニューヨークのブルックリン地区に住む友人同士が世界戦の舞台で拳を交える。「クィリンとは長年の付き合いがあるが、これはビジネス」と割り切るジェイコブスが3度目の防衛を果たすのか。それとも「彼が私の能力を最大限に引き出してくれるはず」と自信を口にする前WBO王者、クィリンが返り咲きを果たすのか。
ニューヨークのブルックリン区ブラウンズビルで生まれ育ったジェイコブスは、全米選手権で優勝するなどアマチュアで144戦137勝7敗の戦績を残して07年12月にプロ転向。以来、8年のキャリアで31戦30勝(27KO)1敗のレコードを残している。まずは順調にみえる数字だが、実際は波瀾に満ちた歩みといえる。20勝(17KO)で迎えた10年7月のWBO王座決定戦では、ディミトリー・ピログ(ロシア)の右強打を浴び半回転してダウン、痛烈な5回TKO負けに沈んだ。再起2勝後、今度は骨肉腫という病魔との戦いを強いられた。ジェイコブスは手術を経て1年7ヵ月のブランク後、リングに戻ってきた。ホープ時代に「ヘビー級のパンチ力とライト級のスピードを併せ持ち、かつベテランの技巧を持つミドル級」と称された男は、挫折を乗り越えたあとは「ミラクルマン(奇跡の男)」と呼ばれるようになった。
戦線復帰後は10連続KO勝ちの快進撃を続けている。この間、14年8月にはジャーロッド・フレッチャー(オーストラリア)との決定戦を5回TKOで制してWBA王座を獲得。15年には2度の防衛戦を12回TKO、2回TKOで終わらせている。185センチの長身から繰り出す右ストレートと左フックをはじめパンチはどれも切れがあり、87パーセントのKO率もうなずけるものがある。反面、耐久力に課題を抱えており、V2戦では自らもダウンを喫している。
挑戦する立場ながら7対5のオッズが示すように有利とみられているクィリンは、この試合で返り咲きを狙う。キューバ人の父親を持つクィリンはアメリカのイリノイ州シカゴで生まれ、1歳になる前にミシガン州グランドラピッズに移住。現在の居住地であるニューヨークには18歳のときに移ってきた。アマチュアで15戦後、05年にプロデビュー。ここまで33戦32勝(23KO)1分という無敗レコードを誇る。12年10月20日、今回の試合会場でもあるバークレイズ・センターのボクシング初イベントにメイン格として出場し、ハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン)から6度のダウンを奪って判定勝ち、WBO王座を獲得した。ちなみに、この日の前座には骨肉腫を克服したジェイコブスが出場、復帰戦で1回TKO勝ちを収めている。さらに13年4月、ジェイコブスはクィリンの初防衛戦の前座にも出場している。クィリンは3度の防衛を果たしたが、14年9月、マット・コロボフ(ロシア)との指名試合を前に王座を返上した。相手陣営との間のビジネス上の確執が原因といわれた。
キューバ初の世界王者にちなみ「キッド・チョコレート」というニックネームを持つクィリンは、スピードとパンチ力を兼ね備えた 選手で、世界的な評価も高い。王座奪回を狙った15年4月のアンディ・リー(アイルランド)戦では体重オーバーのため失格というミスを犯し、試合でもダウン応酬のすえ引き分けに終わったが、潜在的な能力は依然として高いものがある。
ともにスピード、パワー、テクニックなど総合的な戦力はほぼ互角とみていいだろう。ジェイコブスの耐久面が不安視されるが、それはクィリンも同様だ。相手の性格、戦力を熟知した同士の対決だけに噛み合わせの甘い展開を予想する向きもあるが、逆に偵察を省略して一気に火花が散るような打撃戦になる可能性もある。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)
WBC   :サウル・アルバレス(メキシコ)
WBC暫定:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO   :アンディ・リー(アイルランド)

WBAスーパー王座、WBC暫定王座に加え15年10月にデビッド・レミュー(カナダ)を8回TKOで下してIBF王座も吸収したゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が、この階級の主といっていいだろう。10年8月に手に入れたWBA王座(当時は暫定王座)は、史上2位となる15連続KO防衛を果たしている。70年代後半から80年代前半に元スーパー・バンタム級王者、ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)が樹立した17連続KO防衛を視界にとらえるところまできている。
そのゴロフキンとの対決が期待されているサウル・アルバレス(メキシコ)は、15年11月にミゲール・コット(プエルトリコ)を破ってWBC王座を獲得し、スーパー・ウェルター級に次ぐ2個目のベルトを手に入れた。しかし、コット戦がスーパー・ウェルター級より1ポンド(約450グラム)重いだけの155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われたように、コット同様、ミドル級では重量のハンディがあるのは事実だ。
WBAのレギュラー王者、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)は、骨肉腫を克服して世界の頂に駆け上がった「ミラクルマン」として知られる。31戦30勝(27KO)1敗と極めて高いKO率を残しており、そのスピードと強打は他団体の王者にとっても脅威になりそうだ。今回のピーター・クィリン(アメリカ)戦が正念場といえそうだ。
ランカーではIBFの指名挑戦権を手に入れたトゥレアノ・ジョンソン(バハマ)、前WBA暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)が王者を脅かす力を持っている。12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(帝拳)も、16年から17年にかけて勝負に出る予定と伝えられる。

  • みどころ

サウスポー王者クェジャルのV5戦
オケンドは世界初挑戦

クェジャルは決して知名度が高い世界王者とはいえないが、28戦27勝(21KO)1敗の好戦績を残しており、暫定王者時代から数えて4度の防衛も果たしている。頑張りしだいではさらにスポット・ライトを浴びる可能性のある選手といえる。
クェジャルはアマチュア時代に05年、07年の世界選手権に出場した実績を持っている。07年のパンナム大会では準優勝に終わったが、このときに決勝で対峙した相手がニコラス・ウォータース(ジャマイカ)だった。10対9のスコアでウォータースがポイント勝ちを収めている。08年にプロ転向を果たし、13年8月にWBA暫定世界フェザー級王座を獲得。これまで4度の防衛を果たしているが、特筆すべきはリコ・ラモス(アメリカ)、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)、ビック・ダルチニャン(アルメニア)という3人の元世界王者を退けている点である。これらを含む世界戦5試合はすべてアメリカのリングで行っており、着実に経験値を上げている。広いスタンスから振りかぶるようにして打ち込むフック気味の左と右フックで勝負するサウスポーの好戦派で、小細工はしないタイプだ。
オケンドは常連ともいえる世界ランカーだが、これまでは肝心なところでファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)、ウィルフレド・バスケス(プエルトリコ)にTKO負け、アブネル・マレス(メキシコ)には判定負けを喫して出世を阻まれてきた。しかし、15年になってWBO暫定ラテン王座を獲得し、さらに元世界2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)にも競り勝って今回のチャンスをつかんだ。スピード、パワー、テクニックなどほどよく整った戦力の持ち主で、ゴンサレス戦では初回にダウンを喫したものの2回には右ストレートでダウンを奪い返すなど負けん気の強い一面もみせている。30戦26勝(16KO)4敗。
3対1のオッズが示すようにクェジャル有利は動かしがたい。勢いのある王者を食い止めるためにも、オケンドは早い段階で先手をとりたいところだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

スミス4兄弟の夢 達成なるか
長身トンプソンは足と左に活路

デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)が防衛戦義務を果たさなかったとして剥奪され、空位になったWBO世界スーパー・ウェルター級王座の決定戦。タイプが異なるだけに、序盤から激しい主導権争いが展開されそうだ。
イギリスの「スミス4兄弟」の3番目として知られるリアム・スミスは、21戦20勝(10KO)1分のレコードを誇る27歳で、「BEEFY(筋骨隆々)」というニックネームを授かっている。ガードを固めた構えで前進、圧力をかけながら上下にパンチを散らして攻め落とすスタイルを持つ。パンチに切れはないものの右ストレートと左フックは相手にとって要注意のパンチといえる。
対するトンプソンは185センチの長身を生かしたアウトボクサーで、軽快な足と左ジャブが命綱といえる。パンチは軽打が多いが、スピードがある。18戦17勝(6KO)1敗の好戦績を残しているが、唯一の敗北がKO負けという点は気になるところだ。
スミスが地元の声援を背に果敢に仕掛け、距離をとりたいトンプソンが足と左ジャブを多用する展開になりそうだ。早い段階でペースを握った方が俄然有利になることは間違いない。ちなみにオッズは11対4でスミス有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

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