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みどころ・試合内容 /
2016年2月8日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

右強打のリー VS スピードのサンダース
サウスポー対決は五分の予想

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)といった個性的で実力のある世界王者が並走するミドル級で、WBO王者のアンディ・リー(アイルランド)が指名挑戦者のビリー・ジョー・サンダース(イギリス)を迎えて初防衛戦に臨む。オリンピック出場、サウスポーという共通項を持つふたり。リーの強打が勝負を決めるのか、それともサンダースのスピードが勝るのか。オッズはイーブンと出ている。

リーはイギリスの首都ロンドンで生まれたが、アイルランド人の両親はリーを含めた6人の子供を連れて98年に帰国。そのためリーもアイルランド国籍を有している。ボクシングは8歳のときに兄たちと一緒に始めた。アマチュア時代には02年の世界ジュニア選手権で準優勝し、翌年にはアイルランドの国内王者になった。04年のアテネ五輪にもミドル級アイルランド代表として出場し、1回戦でのちのWBO暫定世界スーパー・ウェルター級王者、アルフレド・アングロ(メキシコ)にポイント勝ち。2回戦ではのちのWBO世界ミドル級王者、ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)にタイスコアのすえ敗れている。ちなみに03年の世界選手権にも出場したが、このときはゴロフキンにポイント負けを喫している。元世界6階級制覇王者、トーマス・ハーンズ(アメリカ)の師として知られるエマヌエル・スチュワード氏とトレーナー&マネージャー契約を交わしてプロに転向したのは06年のことだった。

足掛け10年のプロキャリアで37戦をこなし34勝(24KO)2敗1分のレコードを残している。勝てなかったのは08年のブライアン・ベラ(アメリカ)戦(7回TKO負け)と、12年6月のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)戦(7回TKO負け)、そして15年4月のピーター・クィリン(アメリカ)戦(12回引き分け)の3度だけだ。それ以外にもジョン・ジャクソン(バージン諸島)戦やWBO王座を獲得したマット・コロボフ(ロシア)戦で劣勢に立たされたが、いずれも切り札の右フックで逆転KO(TKO)勝ちを収めている。相手の体重オーバーでノンタイトル戦に変更されたクィリン戦でも、右フックで起死回生のダウンを奪っている。

挑戦者のサンダースは、祖父がベアナックル(素手)のファイター、父もアマチュアボクサーという良血の系統を継ぐ選手として知られる。2回戦で敗退したものの18歳のときには08年北京五輪にイギリスのウェルター級代表として出場した。09年2月、19歳でプロに転向し、6年近いキャリアで22戦全勝(12KO)を収めている。英連邦王座、イギリス国内王座、EBU欧州王座などを獲得したほか、14年11月にはWBOの指名挑戦者決定戦でクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)にも競り勝っている。その後、先にユーバンク・ジュニアがWBAの暫定王座を獲得したうえ、サンダース自身もIBF王座の決定戦に出場するオファーを受けたが、これを断って今回のWBO王座挑戦を迎えることになった。

ともにサウスポーだが、パンチの破壊力という点ではリーが一枚上を行く。特に独特のタイミングで繰り出す右フックは一撃で試合を終わらせる威力がある。これに対しサンダースはスピードで勝っており、この利点を生かして戦いを組み立ててくるものと思われる。リスクの高い中近距離でのパンチの交換を少なくし、出入りしながらワンツーでポイントを重ねる策を練っているはずだ。リーの強打を推す声とサンダースのスピードを買う割合は半々で、11対10でリー有利として始まったオッズもイーブンと出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)
WBC   :サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
WBC暫定:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO   :アンディ・リー(アイルランド)

王者の称号を持つ者が5人いるが、3団体のベルトを持つゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)とWBC王座を保持するサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)が双璧といっていいだろう。ゴロフキンは最初に獲得したWBAの暫定王座から数えて15連続KO防衛中で、次戦は4月23日に予定されている。当初はIBF1位のトゥレアノ・ジョンソン(バハマ)がV16戦の最有力候補だったが、前戦で痛めた肩の治療に時間を要するため挑戦を辞退している。昨年11月、ミゲール・コット(プエルトリコ)を下してWBC王座についたアルバレスは5月7日に初防衛戦を予定しているが、こちらも相手は決まっていない。ゴロフキン、アルバレスとも次戦をケガなく突破した場合、9月に直接対決が計画されている。報酬や体重の問題などクリアしなければならないことはあるが、実現を期待したい。
WBAのレギュラー王者、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)は、ピーター・クィリン(アメリカ)との「ブルックリン友人対決」を衝撃的な1回TKOで制して評価を上げた。打たれ脆い一面はあるが、それをカバーして余りあるパンチ力は魅力だ。骨肉腫を克服して世界王座を獲得したストーリーと相まって、人気と注目度が上昇している。
WBO王者のアンディ・リー(アイルランド)は相次ぐ逆転KOで注目を集めている。試合は常にスリリングで迫力満点だが、裏返せば安定感を欠くともいえる。アマチュア時代に苦杯を喫したゴロフキンとは14年4月に対戦する直前までいきながら流れた経緯があるだけに、今回、ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)を退けた際には統一戦の話が再燃しそうだ。
このほか前WBA暫定王者クリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)、12年ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)らが挑戦の機会をうかがっている。

  • みどころ

スミス4兄弟の出世頭 VS 23歳の新星
無敗同士のイギリス・ダービー

リバプール出身のリアム・スミスは、スーパー・ミドル級で2度の世界挑戦を試みた兄ポール、IBF世界フェザー級1位の兄スティーブン、WBC世界スーパー・ミドル級1位の弟カルムの「スミス4兄弟」の出世頭として知られる。15年10月、デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)が剥奪されて空位になった王座の決定戦で、ジョン・トンプソン(アメリカ)に7回TKO勝ちを収めてベルトを獲得。これが初防衛戦となる。上体を丸めて相手に圧力をかけ、上下にパンチを散らしながら攻めていく好戦派だ。トンプソン戦では相手のボディを攻めて戦力を削ぎ、そのうえで仕留めた。22戦21勝(11KO)1分。

挑戦者のケリーはリバプールから50キロほど離れたマンチェスターの出身で、ここまで16戦全勝(7KO)という好戦績を残している。スミス対トンプソンの前座でWBOインターコンチネンタル王座を獲得してランクインしたが、世界的な実績は皆無といえる。王者を7センチ上回る183センチの長身から左ジャブを突いて右ストレートに繋げるスタイルが身上だが、非力な印象は否めない。

同じ長身でもトンプソンのようなスピードがないケリーは、スミスにとっては戦いやすい相手といえそうだ。無敗同士のイギリス・ダービーだが、王者の圧勝が予想されるカードだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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