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みどころ・試合内容 /
2016年2月15日 放送

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2月22日放送

[WOWOWライブ] 2/22(月)よる9:00 [再] 3/6(日)午前8:30

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ウェルター級に殴り込みをかけたガルシアが4階級制覇王者ゲレロと激突する

WBC世界ウェルター級王座決定戦

ダニー・ガルシア

前WBA・WBC世界S・ライト級チャンピオン

ダニー・ガルシア

(アメリカ)

ロバート・ゲレロ

元4階級制覇王者

ロバート・ゲレロ

(アメリカ)

>> 試合結果 <<
3-0 ダニー・ガルシア の判定勝ち
>> 試合結果 <<
6R TKO サミー・バスケス の勝利
  • みどころ

メイウェザーの後継王者を決める戦い
2階級制覇を狙うガルシアに分

この王座はフロイド・メイウェザー(アメリカ)が持っていたものだが、昨年9月の試合を最後に引退。それにともない王座は空位になっていた。WBCは2位のガルシアと6位のゲレロで王座決定戦を行うことと、その先のトーナメント構想を打ち出しており注目を集めている。
ガルシアは12年3月から15年までスーパー・ライト級のWBC王座とWBA王座を保持していた実績を持つ強打者で、31戦全勝(18KO)とレコードには一点の綻びもない。しかも11年4月以降の対戦相手をみるとネート・キャンベル(アメリカ)、ケンドール・ホルト(アメリカ)、エリック・モラレス(メキシコ=2度)、アミール・カーン(イギリス)、ザブ・ジュダー(アメリカ)、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)、マウリシオ・ヘレラ(アメリカ)、レイモント・ピーターソン(アメリカ)、ポール・マリナッジ(アメリカ)と11戦のうち10試合が元・現・のちの世界王者で、その質の高さは特筆に値する。なかには接戦もあったが、ガルシアの評価を揺るがすほどのものとはいえまい。むしろ最終的に勝利をつかみ取っている勝負強さを賞賛すべきなのかもしれない。
相手のタイプによって当たり外れがあるガルシアだが、一番の魅力はタイミング抜群の左フックに尽きよう。評価を急上昇させた12年7月のカーン戦が典型例といえる。不発に終わる場合もあるが、その決め手があるだけで相手に与える脅威は計り知れない。約3キロ重いウェルター級でのテストは済ませているものの、今後は自分よりも体の大きい相手との戦いが予想されるだけに、自身のタフネスも試されることになりそうだ。
一方のゲレロも下の階級から上げてきた選手だが、こちらはすでにウェルター級のWBA暫定王座を獲得した実績を持っている。ただし、このクラスに転じた12年以降の6戦は4勝2敗で、いずれも判定勝負になっている。メイウェザーやキース・サーマン(アメリカ=現WBA王者)らを相手に耐久力は証明済みだが、パワーの点で課題が残っている。10年4月を最後に9試合もKO勝ちから遠ざかっているだけに、自らの商品価値をアップさせるためにも大物を相手に存在感を示す勝ち方が必要といえる。サウスポーからの連打に磨きをかけて一気に仕留める勝負強さがほしいところだ。
近況が反映されてか、オッズは7対1の大差でガルシア有利と出ているが、総合力にはそこまでの開きはないとみる。加えてゲレロがサウスポーであるという点が有利に作用する可能性もある。ガルシアがサウスポーと対戦するのは13年4月のジュダー戦以来となるが、その試合では左ジャブを封印し、右から攻め込むことがほとんどだった。そのため距離の測定が不十分となり、パンチの的確さを欠いて小差の判定勝ちにとどまった。そんな雑な部分をゲレロが突くことができれば勝機は広がるものとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA   :キース・サーマン(アメリカ)
WBA暫定:ダビド・アバネシャン(ロシア)
WBC   :空位
IBF    :ケル・ブルック(イギリス)
WBO   :ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

フロイド・メイウェザー(アメリカ)が引退し、4月9日にティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に挑戦するマニー・パッキャオ(フィリピン)も、勝っても負けてもその試合を最後にグローブを置くことを表明している。両巨頭がリング去ることになり、このクラスは新しい時代に入る。
新しいリーダー候補の筆頭格としては、WBA王座を5度防衛中のキース・サーマン(アメリカ)を挙げることができる。サーマンは27戦26勝(22KO)1無効試合の戦績が示すとおりの強打者で、相手や状況を見て足をつかう幅の広いボクシングもできる。まだ伸びしろがあるだけに楽しみな存在といえる。次戦で前IBF王者のショーン・ポーター(アメリカ)の挑戦を受けることになっている。
そのポーターからIBF王座を奪ったケル・ブルック(イギリス)も高い総合力を備えている。ただ、戴冠直後に暴漢に襲われて大腿部に刺傷を負い、昨年秋にも自らの負傷でV3戦をキャンセルするなど故障が多いのが気になる。次戦ではIBF1位のケビン・ビジエール(カナダ)の挑戦を受ける予定だ。
このほかWBO1位のサダム・アリ(アメリカ)、そのアリとの対戦が決まっている元スーパー・ライト級王者のジェシー・バルガス(アメリカ)、さらにスパーリング経験のあるメイウェザーから「彼こそ私の後継者」とお墨付きをもらった元オリンピアン、サウスポーのエロール・スペンス(アメリカ)ら強豪が控えている。

<資料> WBCのウェルター級トーナメント構想
1.ダニー・ガルシア(アメリカ)とロバート・ゲレロ(アメリカ)で王座決定戦
2.レイモント・ピーターソン(アメリカ)とアンドレ・ベルト(アメリカ)で次期挑戦者決定戦
3.サミー・バスケス(アメリカ)とアーロン・マルチネス(アメリカ)で次々期挑戦者決定予備A戦
4.ミゲール・バリオヌエボ(アルゼンチン)とアサエル・コシオ(パナマ)で次々期挑戦者決定予備B戦
5.AとBの勝者が対戦し、その勝者がレイ・ロビンソン(アメリカ)と次々期挑戦者決定戦