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みどころ・試合内容 /
2016年8月15日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

紆余曲折のすえの凱旋防衛戦
アレオーラの一発は要警戒

08年北京五輪ヘビー級銅メダリストで、プロ転向後は36戦全勝(35KO)という驚異的なレコードを誇るワイルダーの4度目の防衛戦。もともとワイルダーはWBC1位のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)とロシアの首都モスクワで戦うはずだったが、相手のドーピング違反が発覚したため試合の6日前になってキャンセルになった経緯がある。そのためプロに入って最も長いブランク(6ヵ月)ができた。こうした事情もありワイルダーは「いまは誰かを殴りたくて仕方ないんだ」とアレオーラ戦を歓迎している。
ワイルダーは身長201センチ、リーチ211センチ、体重104キロ前後とやや細身だが、鍛え抜かれた筋肉質の体は高い戦闘能力を有している。やや雑ではあるが左ジャブは速く、相手を突き放す役割を果たし、そこに投げつけるようなダイナミックな右ストレートを叩き込む。これも正確さに欠ける傾向があるが、あまりの迫力に相手はカウンターを放つタイミングさえつかめないまま守勢に追いやられることになる。もちろん右が的を射抜けば、その一発で痛烈なダウンシーンに繋がる。洗練という形容詞とは距離を置く、荒っぽい戦い方といえる。
ワイルダーの97パーセントほどではないが、挑戦者のアレオーラも高いKO率を残している。03年9月からプロ生活をスタートし、ここまで43戦36勝(31KO)4敗1分2無効試合を記している。
デビューから27連勝(24KO)をマークして「メキシコ系初の世界ヘビー級王者候補」と目されたこともある。その期待はビタリ・クリチコ(ウクライナ)に蹴散らされ(09年9月=10回終了TKO負け)、2年前には決定戦でバーメイン・スティバーン(アメリカ)にも6回TKO負けを喫して砕けた。決して小さくない目減りはあるものの、それでもいまなおアレオーラがメキシコ系ファンの大きな期待を背負っていることに変わりはない。
72パーセントのKO率が示すようにアレオーラもハードパンチャーなのだが、ワイルダーと比較して決定的に劣るのがスピードだ。
サンドバッグを叩かせたらワイルダーと伍するパワーを持っているはずだが、その前にアレオーラは距離を詰めるという難しい作業をしなければならない。このところ世界戦で12回をフルに戦ったのをはじめ9回、11回、そして9回と長丁場を経験しているワイルダーの足を止めることは、決して楽な仕事ではないはずだ。アレオーラが王者の足のスピード、ハンドスピードについていけないようだと、中盤を待たずに勝負が決する可能性が高くなりそうだ。それでもなお、ワイルダーにとってアレオーラの一発は要警戒といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC:タイソン・フューリー(イギリス)
WBA 暫定:ルイス・オルティス(キューバ)
WBC   :デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)
IBF   :アンソニー・ジョシュア(イギリス)
WBO   :タイソン・フューリー(イギリス)

昨年11月にウラディミール・クリチコ(ウクライナ)がタイソン・フューリー(イギリス)に敗れたのを機に混戦状況に陥ったが、少しずつ整理されつつある。WBAのレギュラー王座は今年3月にルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)からルーカス・ブラウン(オーストラリア)に移動したが、ブラウンのドーピング違反が発覚したためチャガエフにベルトが返還された。しかし、そのチャガエフはWBAの指名したフレス・オケンド(プエルトリコ)との試合に同意せず、健康上の問題を理由に引退してしまった。その一方、10月にはフューリー対クリチコの仕切り直しの再戦が行われる計画で、その前には9月に暫定王者のルイス・オルティス(キューバ)がアレクサンデル・ウスティノフ(ロシア)を相手に2度目の防衛戦を予定している。WBAはこの2試合の勝者同士の対戦を義務づけており、来年のいまごろはWBAの王者はひとりに絞られているはずだ。
WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)は、今回のクリス・アレオーラ(アメリカ)戦をクリアした場合、アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)の挑戦を受ける可能性がある一方、しばらく自由選択試合が許される可能性もある。そうなると長期政権は現実的なものになり、来年後半にはIBF王者のアンソニー・ジョシュア(イギリス)との頂上決戦が具体的に視野に入ってくるはずだ。アレオーラ戦を前に36戦全勝(35KO)のワイルダーと、17戦全KO勝ちのジョシュア。この米英決戦が大きな注目を集めることは間違いない。
ランカーではIBF1位のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)が元気がいい。今年1月、3年半ぶりに復帰して2連続KO(TKO)勝ちの元WBA王者、デビッド・ヘイ(イギリス)にも注目したい。

  • みどころ

五輪2度出場の王者 vs 五輪3度出場の挑戦者
大乱戦を受けた再戦 今度も接戦は必至

五輪出場の実績を持つ選手は総じてエリートといえるが、今回、登場するWBAバンタム級スーパー王者のパヤノは2回(04年アテネ大会、08年北京大会)、挑戦者のウォーレンに至っては3回(04年アテネ大会、08年北京大会、12年ロンドン大会)も五輪に出場している。ともにスーパー・エリートとでも呼べばいいのだろうか。
このふたり、アマチュア時代からのライバルで、08年5月にアメリカのテネシー州チャタヌーガで対戦したときはウォーレンが32対15のポイント勝ちを収めている。2度目の対決は昨年8月で、このときはパヤノが世界戦の舞台で12回判定勝ちを収め、7年前の雪辱を果たしている。この試合は3回にパヤノが減点され、9回にはウォーレンが相手を投げ飛ばしたとして2点のペナルティを受け、さらにパヤノが右目上をカットするという大荒れの内容だった。最終回にはパヤノがダウンを喫したこともあり新王者誕生かと思われたが、判定は2対1でパヤノを支持。これを受け今回のダイレクト・リマッチが実現することになったわけだ。パヤノにとっては14年9月にアンセルモ・モレノ(パナマ)のV13を阻止して手に入れたスーパー王座の2度目の防衛戦となる。
ともにアマ経験豊富なサウスポーだが、試合は荒っぽい。まして前戦の因縁が加わるのだから、今回も気持ちが前面に出た戦い方になるものと思われる。初戦を押し気味に戦ったウォーレンがわずかに有利か。

 


Written by ボクシングライター原功

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