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みどころ・試合内容 /
2016年4月18日 放送

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4月18日放送

[WOWOWライブ] 4/18(月)よる9:00 [再] 4/23(土)午前6:00

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28戦全勝のウォードと17戦全勝のバレラによる全勝対決!

L・ヘビー級12回戦

アンドレ・ウォード

元WBA・WBC世界S・ミドル級チャンピオン

アンドレ・ウォード

(アメリカ)

サリバン・バレラ

IBF世界L・ヘビー級1位

サリバン・バレラ

(キューバ)

>> 試合結果 <<
3-0 アンドレ・ウォード の判定勝ち
>> 試合結果 <<
3-0 ジョセフ・ディアス の判定勝ち
  • みどころ

28戦全勝の「神の子」 VS 17戦全勝のトップ・コンテンダー
コバレフへの挑戦権を手にするのは?

13年8月にWBO世界ライト・ヘビー級王座を獲得後、WBA王座、IBF王座を吸収した試合を含め7度の防衛を重ねている絶対王者、セルゲイ・コバレフ(ロシア)に対するIBFの指名挑戦者決定戦。すでに1位のバレラはコバレフへの最優先挑戦権を持っているが、リスクを冒してまでウォードとの対戦を受け入れた。ウォードの185万ドル(約2億円)には遠く及ばないものの、バレラにも45万ドル(約5000万円)の報酬が約束されたカード。報酬のみならずバレラにとっては勝てばリターンの多い試合でもある。
ウォードは元アマチュア・ボクサーだった父親に勧められて9歳でボクシングを始め、アマチュアで119戦114勝5敗という戦績を残している。04年アテネ五輪ではライト・ヘビー級で金メダルを獲得した。プロ転向を果たしたのは五輪から4ヵ月後の04年12月で、以来28戦全勝(15KO)のレコードを記している。この間、09年に始まったスーパー・ミドル級最強決定トーナメント「スーパー・シックス」に参戦して優勝。トーナメントを勝ち上がるなかでWBA王座とWBC王座を手に入れて評価と知名度を一気に上げた。11年以上のキャリアの割に試合数が少ないが、これは肩の故障(13年に手術)、プロモーターとの確執、膝の故障などのためだ。特に12年以降の4年間ではわずか3試合と極端に試合数が減っているが、ウォード自身は「ちょうどいい休養になった」とプラスに考えているようだ。
ウォードはスピードとスキルを生かした頭脳派の右ボクサーファイターで、相手が出てくれば適度な間合いをとって捌き、出てこないと自ら圧力をかけるなど幅広く巧みなボクシングを身に着けている。左ジャブはスピードがあり、右ストレート、左フックは平均以上の破壊力を秘めている。カウンターも巧みだ。ルーキー時代にダウンを喫するなど耐久面に課題を抱えているため用心深く、スリルを欠く場合もあるが、だからこそアマ時代から現在まで20年も不敗を続けることができたのだろう。また、バージル・ハンター・トレーナーには9歳のときから師事しており、ウォードが18歳のときに父親を亡くしてからはハンター氏が親代わりの存在になったといわれている。師弟の人間性を物語るエピソードといえよう。
一方、危険な賭けに出たバレラはアマチュア時代にキューバの国内選手権で3位に入るなど活躍後、27歳でプロに転向した。以来、ウォードの実績には及ばないが、こちらも17戦全勝(12KO)と挫折知らずでここまで来た。昨年1月に元世界王者ジェフ・レイシー(アメリカ)に4回TKOで圧勝し、12月にはカロ・ムラト(ドイツ)とのIBF挑戦者決定戦でも5回KO勝ちを収めている。ウォードよりも5センチ大きい188センチの長身から左ジャブを飛ばし、破壊力のある右ストレートを打ち込む。そして手応えをつかむと一気に連打に持ち込むスタイルを持つ。全体的なスピード感には欠けるが、伸びのある右は相手にとっては要注意といえよう。
スピードとスキル、経験のウォードに対し体格と勢いのバレラという構図になるが、オッズは13対2で前者有利と出ている。ウォードが巧みな位置どりとスピード、技巧でバレラをコントロールする可能性が高そうだが、昨年6月以来の実戦である点や大柄なライト・ヘビー級選手との対戦という点に一抹の不安もある。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC:セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBA   :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBA暫定:フェリックス・バレラ(ドミニカ共和国)
WBC   :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF    :セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBO   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

セルゲイ・コバレフ(ロシア)がWBO王座、アドニス・スティーブンソン(カナダ)がWBC王座を獲得した13年夏から両王者の統一戦が期待されてきたが、実現しないまま現在に至る。「クラッシャー(破壊者)」と呼ばれるコバレフはバーナード・ホプキンス(アメリカ)を下してWBAとIBF王座もコレクションに加え、通算7度の防衛に成功。「スーパーマン」のニックネームを持つサウスポーのスティーブンソンも6度の防衛をこなしている。このふたりの並走状態が続いているが、直接対決の気配はみられない。その間隙を突いて今回のアンドレ・ウォード(アメリカ)対サリバン・バレラ(キューバ)の勝者がコバレフに挑むことになりそうだ。コバレフが夏にV8戦を行ったあと11月にウォード対バレラの勝者と対戦する計画が進んでいる。
2強時代が3年近く続くなか、2度の五輪出場経験を持つアルツール・ベテルビエフ(ロシア)、08年北京五輪出場のエレイデル・アルバレス(コロンビア)が台頭してきた。9戦全KO勝ちの豪快なファイター、ベテルビエフ、19戦全勝(10KO)の「ストーム(嵐)」、アルバレスとも1年以内には世界挑戦が実現しそうだ。このほかスティーブンソンとダウン応酬の激闘を展開したアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)も再挑戦の機会を狙っている。