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みどころ・試合内容 /
2015年10月12日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

風雲急のSL級トップ戦線
治めるのは豪腕マティセかスキルのポストルか

安定政権を築いていたダニー・ガルシア(アメリカ)のウェルター級進出にともなって空位になった王座の決定戦。83パーセントのKO率を誇るマティセがガルシアの後継王者になるのか、それとも長いこと指名挑戦のチャンスを待ったポストルが念願の戴冠を果たすのか。
マティセは41戦37勝(34KO)3敗1無効試合の戦績が示すとおりのハードパンチャーで、12年9月から1年間、WBCの暫定王座に君臨した実績を持っている。この間、ノンタイトル戦で当時のIBF王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)を3回TKOで屠っており、その強打と地力は高く評価されている。13年9月にガルシアとの団体内統一戦で敗れたが、その後は3連勝(2KO)を収めている。しかし、ガルシア戦ではダウンを喫し、再起戦でも2度、カウントをとられており、この2年ほどは安定感を欠いているといえる。そんななか今年4月には元世界王者のルスラン・プロボドニコフ(ロシア)とのサバイバルマッチに判定勝ちを収め、今回の大舞台に繋げた。この階級にしては169センチと大きくはないが、巧みにプレッシャーをかけながら距離を詰めてハンマーのような左右の強打を浴びせるスタイルを確立している。相手が最も警戒すべきパンチは右ストレートだが、左のフック、アッパーも威力がある。
また、攻撃型ではあるが適度に足をつかいながら左ジャブを多用するボクシングをすることもあり、ボクシングの幅は広い。
一方、WBC2位のマティセの上にランクされているポストルは、ウクライナ出身の31歳で、これが初の世界戦となる。07年に23歳でプロデビューし、8年間で27戦全勝(11KO)のレコードを残している。WBCインターナショナル・シルバー王座を獲得したほか元世界王者のデマーカス・コーリー(アメリカ)に12回判定勝ちを収めたり、世界ランカーのヘンリー・ランディ(アメリカ)を下してWBCインターナショナル王座を獲得したりと実績を積み、13年6月からはWBC1位の座をキープしている。昨年5月にはセルチュク・アイディン(トルコ)との挑戦者決定戦で11回KO勝ちを収め、ガルシアに対する最優先挑戦権を手にした。今回の王座決定戦は待ちに待った大舞台といえる。ポストルの最大の特徴は180センチの長身と187センチの恵まれたリーチにあるといえる。この利点を生かして左ジャブを突きながら試合を支配し、機を見て右ストレートを浴びせて相手を徐々に弱らせていく戦い方を身に着けている。アイディン戦はその典型例といえよう。
攻撃力で大きく勝るマティセ有利は動かしがたいものがある。巧みに圧力をかけてロープ、コーナーに追い込んで破壊的な右をヒット、豪快なKOで戴冠を果たす可能性は十分といえよう。その一方、ポストルが相手の射程外から丹念に左ジャブを突いてマティセにストレスを与え、徐々に相手の集中力を削いでいくことも考えられる。マティセが強打で主道権を握るのか、それとも技巧派のポストルが流れを引き寄せるのか。その可能性の割合は15対8でマティセ有利というオッズと同程度と考えられる。まずは前半のペース争いに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA   :空位
WBA暫定:ホセ・ベナビデス(アメリカ)
WBC   :空位
IBF    :セサール・クエンカ(アルゼンチン)
WBO   :テレンス・クロフォード(アメリカ)

12年3月から約2年半の間、WBAとWBCの王座に君臨したダニー・ガルシア(アメリカ)がウェルター級に転向したことで、このクラスは風雲急を告げる状態となっている。王者としてはWBAの暫定王者ホセ・ベナビデス(アメリカ)が最も古いが、それでも昨年12月の戴冠だ。WBO王者のテレンス・クロフォード(アメリカ)は今年4月にトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)との決定戦で6回TKO勝ち、ライト級に続く戴冠を果たした。初防衛戦ではディエリー・ジャン(カナダ)を迎え撃つ予定だ。レイモント・ピーターソン(アメリカ)が剥奪されたIBF王座は、同じく決定戦を経てセサール・クエンカ(アルゼンチン)が継いだ。今年7月のことだ。そのクエンカは11月にエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)との初防衛戦が決まっている。
こうしたなかWBC王座は今回のルーカス・マティセ(アルゼンチン)対ビクトール・ポストル(ウクライナ)で埋まることになっており、WBA王座はエイドリアン・ブローナー(アメリカ)とカビブ・アラクベルディエフ(ロシア)で決定戦が行われることになっている。
現時点で王座に関係する試合は以上だが、アントニオ・オロスコ(メキシコ)対ウンベルト・ソト(メキシコ)の世界ランカー対決も興味深いものがある。このほかWBCの次期指名挑戦者になると思われるアミール・イマム(アメリカ)、捲土重来を期す元王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)にも注目したい。

  • みどころ

22戦全勝のホープ VS 元世界3階級制覇王者
オロスコの勢か、ソトの経験か

スーパー・ライト級でIBF3位、WBC11位、WBA15位にランクされるオロスコと、WBC7位に名を連ねる元世界3階級制覇王者ソトの対決。新旧メキシカン同士による熾烈なサバイバルマッチだ。
オロスコはメキシコ生まれで現在はアメリカのカリフォルニア州サンディエゴ在住の27歳。08年のプロデビューから22戦全勝(15KO)という戦績を誇る。ゴールデンボーイ・プロモーションズが「次期スター候補」として推す期待の選手だ。体を丸めながら積極的に接近を図り、距離が詰まると左右のフックを上下に叩き込む好戦派といえる。スタミナ旺盛で手数も多い。昨年来、元世界ランカーのマーティン・オノリオ(アメリカ)、エマヌエル・テイラー(アメリカ)、元世界王者スティーブ・フォーブス(アメリカ)といった著名選手を連覇して勢いがある。
対するソトは05年にフェザー級、08年にスーパー・フェザー級、10年にライト級を制覇した元3階級制覇王者で、現在は4階級制覇を視野に入れている。攻撃面は右クロスや左フック、アッパーなど多彩で、ディフェンス技術にも長けている。12年6月にはルーカス・マティセ(アルゼンチン)の強打に捕まり5回終了TKO負けを喫したが、以後は7連勝と復調している。戦績は76戦65勝(35KO)8敗2分1無効試合で、このなかには14度の世界戦(12勝 5KO2敗)が含まれている。
若いオロスコが積極的に攻め、経験で勝るソトが迎え撃つ展開が予想される。ソトが後手に回りオロスコの勢いを止めきれないようだとズルズルと失点を重ねる可能性がある。


Written by ボクシングライター原功

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