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みどころ・試合内容 /
2015年11月16日 放送

みどころ・試合結果

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11月16日放送

[WOWOWライブ] 11/16(月)よる9:00 [再] 11/21(土)午前7:00

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2階級制覇王者クロフォードがS・ライト級初防衛戦へ。

WBO世界S・ライト級タイトルマッチ

テレンス・クロフォード

2階級制覇王者

テレンス・クロフォード

(アメリカ)

ディエリー・ジャン

WBO世界S・ライト級6位

ディエリー・ジャン

(カナダ)

>> 試合結果 <<
10R TKO テレンス・クロフォード の勝利
>> 試合結果 <<
2-1 イブゲニー・グラドビッチ の判定勝ち
  • みどころ

26戦全勝の「ハンター」 VS 「至上の男」鷹
2階級制覇王者の初防衛戦

今年4月、ライト級に続いてスーパー・ライト級でも戴冠を果たしたクロフォードの凱旋初防衛戦。バランスのとれた戦力を備えたジャンを相手にどんな戦いを披露するのか。
クロフォードはアマチュアを経て08年にプロに転じ、ここまで7年間で26戦全勝(18KO)という戦績を残している。構えを左右にスイッチする器用なタイプで、スピードとテクニックに加え様々なアングルから打ち込む多彩なコンビネーションで勝ち進んできた。14年3月のWBO世界ライト級王座挑戦はリッキー・バーンズ(イギリス)の地元に乗り込んでの試合だったが、明白な差をつけて判定勝ち。初防衛戦では当時無敗だった元3階級制覇王者、ユリオルキス・ガンボア(キューバ)から4度のダウンを奪って9回TKO勝ちを収めている。V2戦では強打のレイムンド・ベルトラン(メキシコ)を完封。今年4月のWBO世界スーパー・ライト級王座決定戦ではトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)に6回TKOで圧勝した。ガンボア戦では一瞬、体が硬直する窮地があったものの、それ以外の世界戦では危なげなく勝利を収めてきた。
強打者と言い切るほどのパワーは感じられないが、とにかく攻防のテンポが速く、ジャブからのストレート、フックに加えインサイドからのアッパー、さらにボディブローと攻撃のバリエーションが多彩だ。試合によっては戦っている最中に構えを左右にチェンジすることもあり、見ていて飽きない選手といえる。一戦ごとに経験値も上がっており、ボクサーの偏差値ともいえるパウンド・フォー・パウンド(体重が同一と仮定した場合の最強ランキング)ではアメリカの老舗専門誌「リング・マガジン」で7位、BOXRECでも9位にランクされている。
これに対し、少年時代に生まれ故郷のハイチを離れて家族でカナダに移住したジャンは、06年のプロデビューから30戦29勝(20KO)1敗の好戦績を残している。唯一の敗北は昨年1月、レイモント・ピーターソン(アメリカ)の持つIBF世界スーパー・ライト級王座に挑んで判定で敗れたものだが、株を落とすような内容ではなかった。その後はNABF北米王座を獲得するなど4連勝(3KO)を収めている。身長は169センチと決して大きくはないが、リーチは183センチと長い。それでいてパンチが伸びるのだから相手にとっては厄介だ。特に外側から巻き込むようにして打ち込む右は破壊力もある。全体的にバランスのとれた戦力を備えてはいるが、ディフェンスが防御主体ということもありピーターソン戦のように後手に回ることもある。そのあたりが課題といえそうだ。ニックネームは「ALL IN(至上の男)」。
試合はクロフォードの地元、アメリカのネブラスカ州オマハで行われる。ジャンとしては、熱狂的な声援を受けてクロフォードが勢いづく前に先手をとっておきたいところだ。挑戦者が勝つためには序盤でクロフォードに大きなダメージを与えるか、あるいは一気にけりをつけてしまうことだが、これが難しい作業であることはいうまでもない。「ハンター」のニックネームを持つ王者が俊敏な動きと多彩なブローで徐々にジャンを追い詰めていきそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA   :エイドリアン・ブローナー(アメリカ)
WBA暫定:ホセ・ベナビデス(アメリカ)
WBC   :ビクトル・ポストル(ウクライナ)
IBF    :セサール・クエンカ(アルゼンチン)
WBO   :テレンス・クロフォード(アメリカ)

昨年12月にWBA暫定王者になったホセ・ベナビデス(アメリカ)を除く4王者は、いずれも今年に入ってから戴冠を果たした。テレンス・クロフォード(アメリカ)が4月、セサール・クエンカ(アルゼンチン)が7月、エイドリアン・ブローナー(アメリカ)とビクトル・ポストル(ウクライナ)はともに10月にベルトを手に入れたばかりだ。実績では4階級制覇のブローナーが勝るが、現在の評価はクロフォードが上を行っている。このふたりはプロモーターが異なるだけに統一戦は難しいかもしれないが、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)を10回KOで屠ったWBC王者、ポストルとクロフォードは同じトップランク社ということで頂上決戦が期待されるところだ。ただし、ポストルは18戦全勝(15KO)の24歳、アミール・イマム(アメリカ)との指名防衛戦が義務づけられることになりそうで、これをクリアすることが先決だ。
このほか元WBO王者のルスラン・プロボドニコフ(ロシア)、元世界3階級制覇王者のウンベルト・ソト(メキシコ)を破ったアントニオ・オロスコ(メキシコ)も力がある。