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みどころ・試合内容 /
2015年6月22日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

南米の怪物 VS ロシアの激闘型ファイター
オッズは大接近 6対5でマティセ有利

元WBC暫定世界スーパー・ライト級王者のマティセと元WBO同級王者のプロボドニコフ。現在はマティセがWBC2位、WBO3位で、プロボドニコフはWBC3位、WBO4位といずれもマティセのひとつ下に名を連ねている。勝者が事実上の挑戦権獲得を果たす一方、敗者は大きく後退するという世界王者経験者同士による熾烈なサバイバルマッチだ。

マティセは40戦36勝(34KO)3敗1無効試合の戦績が示すとおりの強打者で、3回以内のKO勝ちが23という速攻型でもある。パンチは左右とも破格の破壊力を持っているが、単なる一発屋ではない。相手が攻撃型の場合は丹念に左ジャブを突いて距離と間合いを図ったうえで右ストレート、左フックに繋げる策を講じることができ、逆に足をつかう相手と対峙した際は圧力をかけながら馬力で強引に潰してしまうこともある。ボクシングの幅や対応力という点ではプロボドニコフよりも上を行っているとみていいだろう。元来は頑丈なタイプだが、暫定王座を失った13年9月のダニー・ガルシア(アメリカ)戦や、昨年4月のジョン・モリナ(アメリカ)との再起戦ではダウンを喫するなど、最近はやや不安定な面もある。

対するプロボドニコフは執拗な連打で迫る典型的なファイターで、かつてマニー・パッキャオ(フィリピン)のスパーリング・パートナーを務めていたように打たれ強さにも定評がある。ハビエル・ハウレギ(メキシコ)、マウリシオ・ヘレラ(アメリカ)、デマーカス・コーリー(アメリカ)、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)、マイク・アルバラード(アメリカ)、クリス・アルジェリ(アメリカ)、ホセ・ルイス・カスティージョ(メキシコ)と7人の世界王者経験者と拳を交えており、この2年ほどで経験値も急上昇している。27戦24勝(17KO)3敗。

より好戦的なプロボドニコフが序盤から圧力をかけて攻めることは容易に想像できるが、これに対してマティセがどう対応するかが最初のみどころといえる。正面から受けて立つのか、それとも左ジャブを突きながら迎撃するのか。前者を選択した場合は火の出るような打ち合いになることは間違いない。この組み合わせが決まった時点で「年間最高試合」という気の早い評もあったほどの好カード。 オッズは6対5の僅少差でマティセ有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

評価急上昇中の「ハンター」 VS カリブの新星
クロフォードの技巧にアドバンテージ

この階級のWBO王座はマイク・アルバラード(アメリカ)からルスラン・プロボドニコフ(ロシア)を経て、昨年6月にはクリス・アルジェリ(アメリカ)へと移動。しかし昨秋、そのアルジェリがマニー・パッキャオ(フィリピン)との試合を選択したため剥奪され、以来、空位になっている。その王座を前ライト級王者で現1位のクロフォードと5位のデュロルメが争う。

クロフォードは全米ゴールデン・グローブ大会で準優勝や全米選手権で3位に入るなどアマチュアで活躍後、08年にプロデビュー。 ルーキー時代は慎重なマッチメークが目立ったが、2年ほど前から対戦者の質を上げて世界戦線に参入。挑戦者決定戦を経て昨年3月にリッキー・バーンズ(イギリス)を下してWBO世界ライト級王座についた。初防衛戦では3階級制覇の実績を持つユリオルキス・ガンボア(キューバ)を9回で仕留め、V2戦ではレイムンド・ベルトラン(メキシコ)の強打を封じて判定勝ちを収めている。「ハンター」というニックネームほどの凄みは感じられないが、スピードとテクニック、好機での連打にはひと際光るものがある。基本は右構えだが、サウスポーで戦うこともできるなど器用な面もある。昨年は全米記者協会(ボクシング部門)の最優秀選手にも選ばれており、近い将来の中量級の核になる選手と期待されている。

一方のデュロルメは南米のフランス領ギアナ出身の25歳で、現在はカリブのプエルトリコに住んでいる。プロデビューはクロフォードと同じ08年で、この7年間で23戦22勝(14KO)1敗の好戦績を残している。NABF北米王座を獲得するなどして一時はWBC世界ウェルター級1位まで躍進したが、ルイス・カルロス・アブレグ(アルゼンチン)に2度のダウンを喫して7回TKO負け、急停止を強いられた。そこから巻き返し、昨年は上位ランカーのカリム・メイフィールド(アメリカ)、ヘンリー・ランディ(アメリカ)に競り勝っている。スピードと強打を併せ持った右のボクサーファイター型で、被せるように打ち込む右と思い切り振り抜く左フックは威力がある。

高い潜在能力を秘めたデュロルメだが、現時点ではクロフォードの総合力が一枚上であろう。前ライト級王者が巧みに足をつかいながら出入りし、序盤からポイントを奪っていくとみる。クロフォードがパンチの振りが大きくなりがちなデュロルメの癖を見抜き、そこを突くことができればKOでの戴冠もありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA SC :ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA   :ジェシー・バルガス(アメリカ)
WBA暫定:ホセ・ベナビデス(アメリカ)
WBC   :ダニー・ガルシア(アメリカ)
IBF    :空位
WBO   :空位

この2年ほどはダニー・ガルシア(アメリカ)がリードしてきた階級だが、このところ減量苦の影響かモチベーションの問題か、かつての勢いが失せている。負けはしなかったものの格下とみられたマウリシオ・ヘレラ(アメリカ)、IBF王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)に大苦戦。遠からずウェルター級に進出することは確実されている。代わって台頭してきたのがジェシー・バルガス(アメリカ)とホセ・ベナビデス(アメリカ)だ。26戦全勝(9KO)のバルガスと、23戦全勝(16KO)のベナビデスとも評価を定める段階には至っていないが、将来性は高く買われている。ウェルター級進出を視野に入れているバルガスは、予定されているティモシー・ブラッドリー(アメリカ)との試合が大きなヤマになりそうだ。

こうしたなか、今回のテレンス・クロフォード(アメリカ)と、高い潜在能力を持ったトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)のWBO王座決定戦は大きな注目を集めている。特にクロフォードは中量級戦線の核になる可能性を秘めている逸材だけに、どんな戦いを みせるか楽しみだ。また、タイトルこそかからないがルーカス・マティセ(アルゼンチン)対ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)の勝者も近い将来の挑戦が約束されるものとみられるだけに、こちらにも注目したい。ピーターソンがガルシアに敗れたため剥奪されたIBF王座は、セサール・クエンカ(アルゼンチン)対ヤン・イク(中国)で決定戦が行われる。このほかWBOの指名挑戦権を持つ長身のビクトル・ポストル(ウクライナ)、五輪出場経験を持つアミール・イマム(アメリカ)らも1年以内には王座争いに絡んできそうだ。


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