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みどころ・試合内容 /
2015年7月27日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

KO率97%のワイルダーが地元で初防衛戦
早い段階で右が炸裂か

ワイルダーは今年1月、バーメイン・スティバーン(カナダ)に大差の12回判定勝ちを収めてWBC王座を獲得した。08年北京五輪で銅メダルを獲得後にプロデビューしてからの連続KOは32で止まったが、それ以上に大きな勲章を手に入れた。しかも、06年から続いたアメリカ勢のヘビー級世界挑戦失敗を19で止めるというおまけもついた。力の象徴でもある世界ヘビー級王座がアメリカにもたらされたのは7年半ぶりのことだった。
それだけではない。ワイルダーはスティバーン戦で12ラウンドをフルに戦い続けるスタミナがあることを証明し、疑問視されたディフェンス能力と耐久力に関しても答えを出した。身長201センチ、リーチ211センチ、体重100〜103キロの恵まれた体格に加え、33戦全勝(32KO)の戦績。戴冠によりさらに注目度と期待度がアップしたことは間違いない。
ワイルダーの戦い方はシンプルだ。長いリーチとスピードを生かした左ジャブで相手を煽り、下がらせておいて破壊力のある右ストレートを叩き込む。あるいは左フック、振りかぶって右を投げつける。ラフといえばラフだが、その迫力の前に相手はカウンターを放つ間もなく捕まってしまう。そうやって32人は誰も5回開始のゴングを聞くことなく軍門に下ってきたわけだ。スティバーンは最後までダウンを拒んで戦いを終えたが、王者としての技量をみせることはできなかった。その試合でワイルダーは右拳を痛めたため治療とリハビリに務め、戴冠から5ヵ月で凱旋防衛戦に臨むことになった。アラバマ州は30年代〜40年代にかけて世界ヘビー級王座を25度防衛したジョー・ルイスの生まれ故郷だが、この地で世界ヘビー級タイトルマッチが開催されるのは初めてのことだ。しかも会場はワイルダーが生まれ育ったタスカルーサから車で1時間ほどとあって、試合を前に8000枚以上のチケットは完売と伝えられる。
そんななかでワイルダーに挑むモリナは、25戦23勝(17KO)2敗の戦績を残している伏兵で、WBCでは7位にランクされている。左で距離を計測し、射程が合うと思い切った右を叩きつけるボクサーファイター型といえる。クルーザー級上りということもありワイルダーほどの迫力はないが、強引に振る右は要注意といえそうだ。WBC-USNBC米国王座やNABF北米王座を獲得した実績を持っているが、3年前にはクリス・アレオーラ(アメリカ)に初回KO負けを喫しており、耐久力に関しては疑問符がつく。
ワイルダーは先のスティバーン戦でスタミナや耐久力に関しては一定以上の答えを出したが、今回は追われる立場になって初めての試合となる。しかも地元での凱旋防衛戦ということで、精神的な逞しさが試されることになりそうだ。ワイルダーの前半KO防衛が濃厚とみるが、モリナが先制攻撃を仕掛けてかき回すことができれば面白くなるかもしれない。

 


Written by ボクシングライター原功

ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC :ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)
WBA   :ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)
WBC   :デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)
IBF    :ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)
WBO   :ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)

06年4月のIBF王座獲得から9年、WBO王座とWBA王座をコレクションに加えて安定政権を築いているウラディミール・クリチコ(ウクライナ)がこのクラスの主といえる。来年3月には40歳になるが、身長198センチ、リーチ206センチの恵まれた体から繰り出される正確で破壊力のある左ジャブ、大砲にたとえられる右ストレートは健在だ。10月に決まったタイソン・フューリー(イギリス)との19度目の防衛戦が、今後を占う意味で大きな意味を持つことになりそうだ。フューリーは身長206センチ、リーチ216センチと体格ではクリチコを上回っており、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)も身長201センチ、リーチ211センチとクリチコよりも大柄だ。超ヘビー級の時代がそこまでやってきているのかもしれない。
WBAのレギュラー王者、ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)は身長180センチと現代のヘビー級シーンでは小柄だが、サウスポーという特徴がある。また、チャンピオン級の力量を備えている前WBA王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)も返り咲きのチャンスを待っている。WBCの指名挑戦権を持っており、今回のワイルダー対エリック・モリナ(アメリカ)に強い関心を持っているはずだ。このほか12年ロンドン五輪金でプロ入り後は13戦全KO勝ちのアンソニー・ジョシュア(イギリス)も来年あたりは世界王座に絡んできそうな勢いだ。


  • みどころ

カリブのスナイパー VS ロシアの実力者
ペドラサの勢いが勝るか

ランセス・バルテレミ(キューバ)がライト級転向のために返上して空位になった王座の決定戦。1位のペドラサは昨年11月にマイケル・ファレナス(フィリピン)との挑戦者決定戦を制しており、満を持しての大舞台となる。一方のクリモフは13年10月に現WBO世界スーパー・ライト級王者のテレンス・クロフォード(アメリカ)と拳を交え、判定まで粘った経験を持っている。接戦が予想される。
ペドラサは08年北京五輪に出場したほか09年の世界選手権ではライト級で銀メダルを獲得するなど、アマチュアでは輝かしい実績を持っている。11年2月にプロ転向後も19戦全勝(12KO)の快進撃を続けている。174センチの長身を忙しく動かしながら左フック、アッパー、右ストレートを打ち込んでいく右のボクサーファイターで、まだ成長途上といえる。「スナイパー」のニックネームほどの迫力はないが、ここで経験値を上げ自信をつけると化ける可能性もありそうだ。
対するクリモフはロシアの国内王座やWBC-USNBC米国王座、IBF&WBOインターコンチネンタル王座を獲得するなどの実績を持っている。2年前のクロフォード戦はジャッジ三者から100対90と大差をつけられたが、最後までダウンを拒んで戦い抜いている。その後は3連勝と復調している。20戦19勝(9KO)1敗。こちらも174センチの長身で、圧力をかけながらワンツーで追い込むタイプといえる。 接戦が予想されるが、底をみせていないペドラサが勢いにまかせて主導権を握りそうだ。
この階級はWBA王座に内山高志(ワタナベ)、WBC王座に三浦隆司(帝拳)が君臨しているほか、前WBAフェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)も参入が予想される。こうしたトップと比較しながら観戦するのも一興といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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