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みどころ・試合内容 / 2014年4月7日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

英国の人気者バーンズに試練のV5戦
オッズは9対4で挑戦者有利

S・フェザー級に続きライト級も制したバーンズは、9度の世界戦で8勝(4KO)1分の戦績を残している。いずれもイギリス国内での試合ということもあり、その評価が世界的な広がりをみせていないのは残念だが、地力は相当なものがあるといえる。ただし、昨年の2試合はいずれも大苦戦で、特にレイモンド・ベルトラン(メキシコ)とのV4戦はダウンを喫したすえの幸運な引き分けだった。WBOの指名挑戦者クロフォードを迎え、名誉回復の絶好の機会を得たともいえる。

バーンズは01年にプロデビューを果たし、英連邦王座を獲得後の10年9月にローマン・マルチネス(プエルトリコ)を破ってWBO世界S・フェザー級王座を獲得。3度防衛後に返上してライト級に進出した。11年11月にはマイケル・カチディス(オーストラリア)との決定戦を制して2階級制覇を達成。快勝ばかりとはいえないが、着々と防衛を重ねてきた。昨年はIBF王者ミゲール・バスケス(メキシコ)との統一戦が決まりかけたが流れ、それを機にフランク・ウォーレン・プロモーターと袂を分かち、エディ・ハーン・プロモーター率いるマッチルーム・スポーツに移籍した。
178センチの恵まれた身長とリーチを生かして左ジャブを突き、タイムリーな右ストレートで勝負する正攻法のボクサーファイター型だ。

挑戦者のクロフォードは「ハンター」のニックネームを持つ26歳で、トップランク社が中量級戦線の主役になる可能性を秘めた男として期待をかけている俊英だ。アメリカのトップアマとして活躍後、08年3月にプロ転向を果たし、ここまで22戦全勝(16KO)という戦績を残している。耐久力に不安を抱えているのか、しばらくは慎重なマッチメークが続いたが、昨年は世界ランクの常連ブレイディス・プレスコット(コロンビア)、アレハンドロ・サナブリア(メキシコ)に快勝。10月には無敗の世界ランカー、アンドレイ・クリモフ(ロシア)にも10回判定勝ちを収めて指名挑戦者の地位を確定させた。スピードを活かした右のボクサーファイター型で、俊敏な動きからパンチを上下に打ち分けして切り崩すタイプといえる。交渉次第では開催地をアメリカに持って行くこともできたはずだが、陣営が試合地にこだわらずにイギリス行きを承諾したことでも自信のほどがうかがい知れる。それを裏づけるように、オッズも9対4でクロフォード有利と出ている。

バーンズとすれば左ジャブで突き放し、右ストレートを打ち込めるタイミングと距離で戦いたいところであろう。しかし、スピードのあるクロフォードを相手に、そう簡単に得意のパターンに持ち込むことはできまい。王者が中盤までを互角で凌ぎ、終盤勝負に持ち込めれば防衛も見えてくるが……。

 


Written by ボクシングライター原功



ユリオルキス・ガンボア

ユリオルキス・ガンボア

ライト級トップ戦線の現状

WBA   :リチャード・アブリル(キューバ)
WBA暫定:ユリオルキス・ガンボア(キューバ)
WBC   :オマール・フィゲロア(アメリカ)
IBF    :ミゲール・バスケス(メキシコ)
WBO   :リッキー・バーンズ(イギリス)

王座の一角をキューバ勢が占めている。WBA王者リチャード・アブリルは昨年11月にホルヘ・リナレス(帝拳)の挑戦を受けるはずだったが、直前になって足首を痛めてキャンセル。相手を変えてセットされた今春の防衛戦もケガのために先送りするなど、リング外での戦いにエネルギーを使っている状態だ。同様のことは暫定王者のユリオルキス・ガンボアにもいえる。一時はWBO世界S・フェザー級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)との頂上決戦が具体化したが、報酬面で上乗せを要求したため白紙になったと伝えられる。アブリルはアウトボクシング、ガンボアはインファイトをベースにする好対照のタイプだが、いずれも高い潜在能力を持っているだけに、これ以上の試合枯れは避けたいところだ。

WBC王者オマール・フィゲロア(アメリカ)はゴールデンボーイ・プロモーションズが期待を寄せる逸材。昨年7月の荒川仁人(八王子中屋)との激闘を勝ち抜いた姿が印象的だが、この3月の初防衛戦をケガのためキャンセルするなど、こちらもトラブルを抱えている。WBCは1位のダニエル・エストラーダ(メキシコ)との防衛戦を義務づけたばかりだ。この勝者にリナレスが挑戦することになりそうだ。IBF王者ミゲール・バスケス(メキシコ)はメキシコには比較的珍しい堅実な技巧派で、2月には1位のデニス・シャフィコフ(ロシア)の挑戦を退けている。

ランカー陣では、WBO王者リッキー・バーンズ(イギリス)に挑むテレンス・クロフォード(アメリカ)が一番手であろう。さらにバーンズ対クロフォードの勝者に挑戦を目論むレイムンド・ベルトラン(メキシコ)、3階級制覇を狙う粟生隆寛(帝拳)らが控えている


  • みどころ

「リングの破壊者」 VS IBF指名挑戦者
オッズは王者有利ながら11対8と接近

ピーターソンは11年12月にアミール・カーン(イギリス)を破って一気にWBAとIBFの2冠を獲得。その後、WBA王座は剥奪されたが、IBF王座は昨年2月に初防衛を果たしている。しかし、5月には当時のWBC暫定王者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)と無冠戦で対戦し3度のダウンを喫して3回TKO負け。今回が再起戦ということになる。25戦全勝(17KO)の戦績を誇る1位を相手に厳しい戦いが予想される。

ピーターソンは幼いころ、1歳違いの弟アンソニーとともに路上生活を送ったほどの極貧経験者としても知られている。バリー・ハンター・トレーナーの援助を受けてボクシングを始め、成功を収めた話は有名だ。しかし、09年にはティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に敗れ、昨年はマティセに完敗するなど、現在は厳しい局面に立たされている。連敗するようなことがあると、一気にトップ戦線から脱落ということにもなりかねない。

一方のジャンはカリブのハイチ出身の31歳で、この2年内にNABF北米王座とNABA北米王座を獲得するなど勢いがある。ここで一気に頂点を極め、同時にスターダムにのし上がりたいところだ。それだけの地力もあるとみられている。

リーチはともに183センチだが、身長は169センチのジャンに対しピーターソンが175センチと大きく勝る。懐の深さを生かして戦う王者にとっては有利なデータといえよう。ピーターソンはニックネームの「破壊者」というほどのパンチ力はないものの、総合的には穴の少ない選手といえる。経験値でも挑戦者を大きく上回っている。不安があるとすれば、前戦で受けた心身のダメージが影響するかどうかといった点であろう。そうしたあたりが考慮されて、オッズはピーターソン有利ながら11対8と接近している。

 


Written by ボクシングライター原功



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