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みどころ・試合内容 / 2013年9月30日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

オーストラリアのリアル・ディール VS イギリスの実力者
王者有利ながらオッズは13対8と接近

11年5月の戴冠後、ギールは年2回のペースでコンスタントにリングに上がっている。世界戦ではKO決着はないものの4度の防衛を重ねており、安定感という点では定評がある。今回は3位の実力者バーカーを迎え、アメリカのリング初登場となる。

ギールはオーストラリアの南部に位置するタスマニア島の出身で、アマチュア時代には2000年のシドニー・オリンピックにも出場している(1回戦敗退)。翌01年には大阪で開催された東アジア大会に出場するため来日。ウェルター級で決勝まで勝ち進んだが、優勝は逃した。このとき決勝でギールに15対3のポイント勝ちを収めたのは、現在のWBA世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)だった。このあとギールは02年のイギリス連邦大会、03年の世界選手権出場を経て04年10月にプロ転向。OPBF東洋太平洋王座などを獲得後、11年5月にセバスチャン・シルベスター(ドイツ)に2対1の判定勝ちを収めて世界の頂点に立った。

4度の防衛戦は苦しい戦いが続いたが、勝負強さを見せつけて勝ち抜いている。昨年9月にはWBAのスーパー王者だったフェリックス・シュトルム(ドイツ)との統一戦でも判定勝ち、2団体の王座を手中にした。しかし、レギュラー王者ゴロフキンとのWBA内統一戦を強制されたため返上、現在に至る。戦績は30戦29勝(15KO)1敗。唯一の敗北は4年前にアンソニー・ムンディン(オーストラリア)に喫したものだが、今年1月のV4戦で雪辱を果たしている。

一方のバーカーは王者よりも1歳若い31歳。アマチュア・ボクサーだった父親テリーの影響で幼少時にボクシングを始め、アマチュアでは68戦55勝13敗の戦績を残している。04年9月のプロデビュー後、イギリス連邦王座や欧州王座を獲得するなど順調に出世。
23連勝の余勢を駆って11年10月にはセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)の持つWBC“ダイヤモンド・ベルト”に挑んだが、11回TKO負け。これが26戦のキャリアで唯一の敗北となっている(25勝16KO1敗)。再起2連続TKO勝ちで勢いを取り戻し、今回の挑戦にこぎ着けた。

体格面では身長184センチのバーカーが6センチ勝り、経験値ではギールが上回るが、そのほかのデータに大きな差は認められない。アマ歴、プロの年数、戦績、KO率などは互角といっていいだろう。
中立国アメリカでの試合という点でも公平さは保たれている。総合力でも大きな差は認められず、それが13対8というオッズに表れているといえる。ギール有利の数字ではあるが、バーカーの地力を推す声も多い。ともに一撃で仕留めるパンチャー型ではなく、左ジャブから入って右に繋げながらボクシングを組み立てるタイプだけに、序盤、中盤とラウンドを重ねるごとにペース争いが激しくなることが予想される。

 


Written by ボクシングライター原功



ピーター・クイリン

ピーター・クイリン

ミドル級トップ戦線の現状

WBA : ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBC : セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF  : ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO : ピーター・クイリン(アメリカ)

長いこと戦線をリードしてきたWBC王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)に衰えが見え始めており、いまではWBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)をこのクラスのトップに推す声の方が多くなっている。戴冠試合を含め9度の世界戦すべてをKOで終わらせているゴロフキンの進撃がどこまで続くのか、誰が止めるのか――それが、この階級の注目のひとつにもなっている。38歳のマルチネスにその役を期待するのは酷という見方が多くなるなか、高い潜在能力を秘めている30歳のWBO王者ピーター・クイリン(アメリカ)に期待を寄せるファンや関係者は多い。

ランカー陣では前WBC王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)が4王者と同等の評価を受けている。これに、昨年9月に現IBF王者ダニエル・ギール(オーストラリア)に小差の判定負けを喫したフェリックス・シュトルム(ドイツ)、強打のマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)、クイリンには敗れたものの地力のあるハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)らが続く。トップランク社が期待を寄せるサウスポーの長身パンチャー、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)にも注目したい。


  • みどころ

全勝の元オリンピアン VS スペインの衝撃
王者の技巧か、挑戦者の攻撃力か

ロメロはアマチュア時代、06年の中米カリブ大会で銅メダルを獲得し、07年の世界選手権ではベスト8に進出。初戦で敗退したものの08年北京五輪にも出場した実績を持つ26歳。4年前のプロ転向後も23戦全勝(12KO)とレコードには一点の曇りもない。175センチの長身ボクサーだ。

対するマルチネスは「センセーション(衝撃)」の異名を持つ27歳。戦績は32戦28勝(20KO)4敗。122ポンド(約55.3キロ)を体重上限とするこの階級では高いKO率を誇る。EU欧州共同体王座やWBC&WBO中南米王座を獲得するなど、地域王座のコレクターでもある。世界的には無名だが、欧州圏のみならず南アフリカ、アルゼンチン遠征を経験するなど逞しさも兼ね備えている。

長身の王者がスキルを見せつけてベルトを守るのか、それともマルチネスが積極的なアタックで攻略するのか。接戦になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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