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みどころ・試合内容 / 2013年1月28日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

「メイウェザーの後継者」ブローナー登場
オッズは6対1で2階級制覇を後押し

卓抜したディフェンス技術と創造的かつ天才的で力強い攻撃力を持つブローナーが、S・フェザー級に続く2階級制覇を狙ってデマルコに挑む。オッズが6対1で有利と出るほどブローナーの前評判は高いが、王者デマルコも前戦では44秒TKO勝ちを収めている強打者。緊迫した試合が期待できる。

これが3度目の防衛戦となるデマルコは31戦28勝(21KO)2敗1分の27歳。このクラスにしては178センチと長身で、サウスポーという特徴がある。ずば抜けたスピードがあるわけではないが、中距離から執拗にパンチを打ち込んでくる好戦的なタイプだ。V2戦でみせたように左ストレートが主武器で、好機には一気に攻め込む度胸の良さもある。2度の戴冠で計5度の世界戦を経験しており、キャリアも十分といえる。

一方、挑戦者でありながら主役を張るブローナーは24戦全勝(20KO)という完璧なレコードを誇る23歳。9歳のときに双子のアンドレとともにボクシングを始め、アマチュアでは300戦以上を経験(勝敗数不明)。08年にプロ転向を果たし、11年11月にはWBO世界S・フェザー級王座を獲得するなど急成長を遂げている。身長は170センチながら上体が分厚いためか減量に苦しみ、12年7月のV2戦を前に体重超過のため王座を剥奪されている。それを機にライト級に転向し、これが最初の試合となる。計量失格という失態を犯しながら次戦で新階級の王座に挑戦できるのだから、いかにブローナーが優遇されているかが分かるだろう。要はそれほどに期待も注目度も高いということだ。「メイウェザー」の後継者と称されるブローナーは本家を彷彿とさせる巧みな防御技術を持つ。特に肩を柔軟につかったブロックや俊敏で正確なヘッドスリップなどは常人には真似のできない超高等技術といえる。相手にとって厄介なのは、加えて攻撃力があるという点であろう。思いがけない速さや角度、タイミングで飛んでくる多彩なブローに対戦者はトラブルに陥ってしまうのだ。未知の部分があるとすれば耐久力とスタミナか。経験値が上がるとともにこれらが問題ないことが証明されれば、ブローナーはとてつもない怪物に成長するはずだ。

今回の試合、ブローナーは必然的にいくつかのテストを課されることになる。まずは長身サウスポーとどう戦うのかという点に注目したい。もうひとつはライト級でどれだけ動けるか、パンチ力や耐久面に問題はないかという点である。デマルコがその答えを引き出してくれるはずだ。

ブローナーはデマルコに勝つことを前提に、2013年にはライト級王座を統一し、タイミングをみてS・ライト級進出も狙うと話している。そのプランの第一歩を踏み出すことができるのかどうか注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



シャリフ・ボゲール

シャリフ・ボゲール

ライト級トップ戦線の現状

WBA:空位
WBA 暫定:リカルド・アブリル(キューバ)
WBC:アントニオ・デマルコ(メキシコ)
IBF:ミゲール・バスケス(メキシコ)
WBO:リッキー・バーンズ(イギリス)

チャンピオンはそれぞれ個性的ではあるが、アピール度という点では物足りなさが残る。リカルド・アブリル=30歳、アントニオ・デマルコ=27歳、ミゲール・バスケス=26歳、リッキー・バーンズ=29歳と若いだけに、今後のさらなる成長に期待したいところだ。

この4王者を差し置いて、すでにライト級でも最強の評価を得ているのが今回のデマルコの対戦相手エイドリアン・ブローナー(アメリカ)だ。24戦全勝(20KO)という戦績だけでなく、23歳という若さと高い潜在能力も評価の対象になっている。ライト級のみならず今後の中量級戦線の核になる可能性を秘めた逸材といえる。

ランカーでは23戦全勝(15KO)のシャリフ・ボゲール(ウガンダ)に注目したい。24歳のダイナミックな強打者で、3月にはアブリルとWBAの王座決定戦を行うことになっている。


  • みどころ

オッズは7対2でミッチェル有利
耐久面に課題の両者 KO決着は必至

WBO3位、WBC7位にランクされるミッチェルと、WBC6位、IBF12位に名を連ねるバンクス。近い将来の世界挑戦に向けた先陣争いといえるカードだ。

オスカー・デラ・ホーヤ率いるゴールデン・ボーイ・プロモーションズが期待を寄せるミッチェルは26戦25勝(19KO)1分の30歳。元アメリカン・フットボールのラインバックという経歴の持ち主で、膝を傷めたためにボクシングに転向した異色選手だ。身長188センチと現在のヘビー級では決して大きくはないが、スピードとパンチの回転力で勝負するタイプだ。

対するバンクスもシャープなワンツーとスピードを身上とする右のボクサーファイター型だ。昨秋、ヘビー級の3団体統一王者ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)がマリウシュ・ワフ(ポーランド)と防衛戦を行う直前には、逝去したエマヌエル・スチュワード氏に代わってクリチコのトレーナーを務めたこともある。試合中、チーフ・セコンドとして指示を出していた姿を記憶している人も少ないはずだ。

話題性も期待度も高いカードだが、ともに耐久力に課題を残しているだけに派手なKO決着が濃厚といえる。オッズは7対2でミッチェル有利と出ているが、一発で勝負が決まる最重量級だけに予断は禁物だ。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

急成長の王者 VS メキシコの大物食い
短期間で臨むサンタ・クルスのV2戦

WBC王座に山中慎介(帝拳)、WBA王座に亀田興毅(亀田)が君臨するバンタム級。そのクラスのIBF王者サンタ・クルスがサレタを相手に2度目の防衛戦に臨む。

サンタ・クルスは22戦21勝(12KO)1分の24歳。無敗ではあるが特別にKO率が高いわけでもなく、この戦績からは凄みは感じられない。しかし、その数字を分析してみると、この王者がいかに乗っているかが分かる。06年のプロデビュー戦から11試合は10勝(2KO)1分だったのに対し、その後の11戦は全勝10KOなのである。2度の世界戦を含め対戦相手の質が上がっていることを考慮すると、その価値と評価はさらに上がる。前戦から2ヵ月弱のスパンで防衛戦に臨むわけだが、勢いと成長曲線を考えると賢明な判断なのかもしれない。

挑戦者のサレタは23戦20勝(10KO)2敗1分の28歳。こちらも特別な戦績ではないが、キャリア前半には元世界王者のエリック・オルティス(メキシコ)、アントニオ・アギーレ(メキシコ)に勝利を収めている。また、のちの世界王者ヒルベルト・ケブ・バース(メキシコ)には連勝を収めており、勇利アルバチャコフ(ロシア/協栄)に挑戦したこともあるオスカル・アルシニエガ(メキシコ)にも勝った実績を誇る。敗れはしたが11年2月には敵地アルゼンチンでオマール・ナルバエスの持つWBO世界S・フライ級王座に挑戦した経験も持っている。侮れない挑戦者といえそうだ。

自信を増している痩身のサンタ・クルスは自ら距離を詰めて積極的に打ち合うスタイルで勝ち進んできており、今回もその戦法で戦うものと思われる。サレタがどれだけ粘れるかが焦点といえよう。

 


Written by ボクシングライター原功



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