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みどころ・試合内容 / 2013年4月1日放送

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4月1日放送

[WOWOWライブ] 4月1日(月) よる9:00 [再] 4月8日(月) 午後3:00

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日本の石田順裕、全勝王者ゴロフキンに挑む!

WBA世界ミドル級タイトルマッチ

ゲンナディ・ゴロフキン

WBA世界ミドル級チャンピオン

ゲンナディ・ゴロフキン

(カザフスタン)

石田順裕

元WBA暫定世界S・ウェルター級チャンピオン

石田順裕

(日本)

>> 試合結果 <<
3R KO ゲンナディ・ゴロフキン の勝利
>> 試合結果 <<
2R KO セルゲイ・ラブチェンコ の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 エドウィン・ロドリゲス の判定勝ち
  • みどころ

6連続KO防衛中の豪腕に37歳の石田が挑戦
カークランド戦の再現なるか?

世界的なビッグネームになりつつある強打者ゴロフキンに、元WBA暫定世界S・ウェルター級王者の石田が挑む。37歳の石田にとっては選手生命を賭けたリスクの高い試合だが、勝ったときのリターンは計り知れないほど大きいものがある。圧倒的不利の予想のなか、石田は2年前にラスベガスでジェームス・カークランド(アメリカ)を3度倒して1回TKO勝ちを収めたシーンの再現を狙う。

この2年ほどでゴロフキン株は試合ごとに上昇を続けている。一昨年12月にタフで知られたラジュアン・サイモン(アメリカ)を左一発で夢の国に送り込むと、昨年5月には変則サウスポーの淵上誠(八王子中屋)を3回でストップ。アメリカ初登場となった9月のV5戦では強打とタフネスを売りにしていたグルツェゴルツ・プロクサ(ポーランド)にワンサイドの5回TKO勝ち。今年1月にはニューヨークでガブリエル・ロサド(アメリカ)を血まみれにしたすえ7回でギブアップさせた。戦績は06年5月のプロ転向以後、25戦全勝(22KO)。10年8月に暫定王座獲得後、6連続KO防衛という凄まじさだ。

ゴロフキンは単なる強引な攻撃型の選手ではない。そのボクシングのベースは、04年のアテネ五輪で銀メダルを獲得したほか世界選手権では優勝するなど、350戦(345勝5敗)という豊富なアマチュア経験にある。近年、アベル・サンチェス・トレーナーがより攻撃力に磨きをかけ、まさに完成形に近づきつつあるところといえる。
「スピードは感じなかったが、パンチは強くて堅い」と淵上が話すように、とにかく左右のパンチは破壊的パワーを秘めている。サイモンを一撃で仕留めたようにカウンターを打ち込むタイミングも絶妙だ。試されていない点があるとすれば長丁場のスタミナと耐久力だが、後者に関してはアマ、プロ通じて一度もダウン経験がないというから一定以上の頑丈さを備えているとみるべきだろう。「第2のカークランドにならないよう、ベストの状態に仕上げてリングに上がる」と油断はないようだ。

そんな王者に挑む石田は「向こうは調整試合のつもりで僕を選んだんでしょうが、負けるためにモンテカルロに行くわけじゃありません」と決意を口にする。石田は日本、東洋太平洋タイトル戦5連敗という挫折から這い上がり、34歳で世界王座を掴んだ苦労人として知られる。活動の場を海外に求めてからは11年4月にカークランドを衝撃の1回TKOに屠るなど、実績も残している。このところ2連敗ではあるが、2階級制覇のポール・ウィリアムス(アメリカ)、全勝のWBO世界ミドル級王者ディミトリー・ピログ(ロシア)が相手であったことを考慮する必要がある。186センチの長身ながら中距離での戦いを得意とする右のボクサーファイター型で、カークランドを倒した左フックや右ストレートなどタイミングのいいパンチが持ち味だ。ダウン経験はあるがKO負けは一度もなく、12ラウンドをフルに8度戦うなどスタミナもある。この点では、10ラウンドまで戦ったことが1度だけのゴロフキンを経験値で上回っている。

いまのところ穴をみせていない王者に対し、石田は「いつもゴロフキンは相手に圧力をかけて自分のペースに持ち込んでいるので、その逆のことをやってやろうと思っている。足をつかって捌こうとすると入って来られるので、こっちがプレッシャーをかけて出る」と策の一端を話している。
計画どおりの展開に持ち込めればゴロフキンにとって未知となる終盤勝負を強いることができるかもしれない。しかし、そのためには自身の被弾を最小限にとどめ、スタミナのロスも極力抑えることが条件となる。石田にとって厳しい勝負になることは必至だが、カークランド戦の再現を期待したい。

 


Written by ボクシングライター原功



セルヒオ・マルチネス

セルヒオ・マルチネス

ミドル級級トップ戦線の現状

WBA:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA 暫定:マーティン・マレー(イギリス)
WBC:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ピーター・クイリン(アメリカ)

国籍も戦闘スタイルもことなる個性的で強いチャンピオンが揃ったクラスといえる。実績と評価でトップを行くのはWBCのセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)だ。この数年、パウンド・フォー・パウンド(ボクサーの偏差値)で常に上位に名を連ねているマルチネスはサウスポーの技巧派強打者だが、38歳ということを考えると今後に多くを望むのは酷というものだろう。次戦でWBAの暫定王者マーティン・マレー(イギリス)の挑戦を受けることになっている。マルチネスを猛追しているのがWBAのゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)だ。25戦全勝(22KO)、6連続KO防衛という数字はアピール度も十分といえる。「マルチネスよりも強い」という関係者も少なくない。

IBF王者ダニエル・ギール(オーストラリア)は昨年9月にWBAのスーパー王者だったフェリックス・シュトルム(ドイツ)に競り勝ち、今年1月には宿敵アンソニー・マンディン(オーストラリア)に判定勝ち。株を上げてはいるが、マルチネス、ゴロフキンの評価には及ばない。潜在的な能力という点ではWBO王者ピーター・クイリン(アメリカ)が高いものを有している。スピードもパンチもあるだけに、経験値を上げて洗練されていけばマルチネス、ゴロフキンを脅かす存在になる可能性がある。

ベテラン強打者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)、故障で戦線離脱中の元WBO王者ディミトリー・ピログ(ロシア)、前WBO王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)、シュトルム、そして長身サウスポーの新鋭ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)らにも注目したい。