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みどころ・試合内容 / 2012年9月3日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

コスタリカ初の王者 VS 4度目の挑戦にかけるベテラン
内山高志との統一戦に前進するのは?

130ポンド(約58.9キロ)をリミットとするS・フェザー級は、日本にとっては馴染みの深いクラスといえる。沼田義明、小林弘、柴田国明、上原康恒、畑山隆則、ホルヘ・リナレス、そして現役の内山高志(WBA=ワタナベ)、粟生隆寛(WBC=帝拳)と日本は8人もの世界王者を輩出してきた。

現在は内山と粟生の統一戦が期待される状況下だが、その前にWBA内での統一戦が優先事項といえるだろう。そういった意味でも今回のバスケス対ラシエルバは、日本のファンや関係者にとっても無関心ではいられない試合と言える。
バスケスは昨年11月に決定戦を制して暫定王座を獲得した24歳。
中米コスタリカからは初の世界チャンピオンでもある。身長165センチのガッチリ体型のボクサーファイター型で、通常は右構えだが折々に左にスイッチする器用さを持ち合わせている。一撃で倒すパンチャー型ではなく、どちらかというと上下への連打でじわじわと相手にダメージを植え付けていくタイプといえる。05年9月のプロ初陣から28戦全勝(14KO)のレコードを誇っているが、そのほとんどは自国での試合だ。国外での試合はメキシコ、ウルグアイの2試合に留まっている。今回の初防衛戦は相手国での試合でもあり、真価が問われることになりそうだ。

挑戦者のラシエルバはバスケスとは対照的に55戦(41勝27KO8敗6分)の経験を持つ34歳。過去に3度の世界挑戦を経験している筋金入りのプロといえる。初めての世界挑戦は13年前の99年8月のこと。マーク・ジョンソン(アメリカ)の持つIBF世界S・フライ級王座へのアタックだったが8回負傷判定負けに退いた。2度目は07年8月、セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)の持つWBA世界S・バンタム級王座への挑戦だった。3度目は昨年11月、ビリー・ディブ(オーストラリア)とのIBF世界フェザー級王座決定戦だった。いずれの試合も勝利をつかむことは叶わなかったが、12回判定まで粘っている。06年以降に17戦をこなしているが、
敗北は2度の世界戦のみ。15勝(9KO)と気を吐いている。

下のクラスから上げてきたこともあり身長163センチ、リーチ168センチという小柄な体だが、タフネスには定評がある。バスケスほどの頻度ではないが、ラシエルバも試合途中で構えを右から左にスイッチすることがある。

若くて勢いのあるバスケスが敵地での防衛を果たすのか、それとも歴戦の雄ラシエルバが4度目のチャンスを生かして悲願を成就させるのか。似たところもある攻撃型同士ということで、接戦が予想される。序盤の偵察戦と主導権争いを経て中盤で両者がペースアップ、勝負は終盤までもつれる可能性が高そうだ。
この際、内山との統一戦をイメージして観戦するのも一興であろう。

 


Written by ボクシングライター原功

粟生隆寛

粟生隆寛

S・フェザー級トップ戦線の現状

WBA:内山高志(ワタナベ)
WBA暫定:ブライアン・バスケス(コスタリカ)
WBC:粟生隆寛(帝拳)
IBF:ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)
WBO:空位

「メイウェザーの再来」といわれる天才型のエイドリアン・ブローナー(アメリカ)が、7月のV2戦で体重超過の失態を犯してWBO王座を剥奪され、ライト級に転向することになった。そのため内山高志(ワタナベ)と粟生隆寛(帝拳)が2強といえる状況になった。タイミングが合えば日本人同士による統一戦も可能だが、そのためには最低でも両雄が目の前の試合を勝ち抜かなければならない。

このふたりに続くのがIBF王者ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)、フェザー級から上げて好調なファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)、兄弟王者を狙う次期スター候補ディエゴ・マグダレノ(アメリカ)、ホルヘ・リナレス(帝拳)を倒したセルヒオ・トンプソン(メキシコ)あたりだ。
来年には転級してくるであろうフェザー級のWBC王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)、前WBO王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)も要チェックといえそうだ。


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