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みどころ・試合内容 / 2012年10月1日放送

みどころ・試合結果

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10月1日放送

[WOWOWライブ] 10月1日(月) よる9:00 [WOWOWプライム] [再] 10月6日(土) 午前7:00

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全勝王者ウォード、L・ヘビー級王者ドーソンが激突!

WBA・WBC世界S・ミドル級タイトルマッチ

アンドレ・ウォード

WBA・WBC世界S・ミドル級チャンピオン

アンドレ・ウォード

(アメリカ)

チャド・ドーソン

WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

チャド・ドーソン

(アメリカ)

>> 試合結果 <<
TKO 10回 2分45秒アンドレ・ウォードの勝利
>> 試合結果 <<
TKO 1回 44秒アントニオ・デマルコの勝利
>> 試合結果 <<
TKO 8回43秒マルコス・マイダナの勝利
  • みどころ

S.O.G=神の子 VS BAD=凄いヤツ
全勝のウォードに1階級上の王者が挑戦

09年から11年にかけて開催されたS・ミドル級最強決定トーナメント「スーパー・シックス」で優勝するなど、この2年で大きな飛躍を遂げたウォードは25戦全勝(13KO)の28歳。先行していたミッケル・ケスラー(デンマーク)、アルツール・アブラハム(アルメニア)、カール・フロッチ(イギリス)らを次々に下して頂点に駆け上がり、このクラスの主ともいえる存在になっている。IBF王座を長期間防衛していたルシアン・ビュテ(ルーマニア)がフロッチに敗れたため、いまや誰もが認めるS・ミドル級の顔である。

ウォードは9歳のとき、アマチュアのヘビー級選手だった父フランクに連れられてジムに行き、そこでバージル・ハンター・トレーナーと出会ってボクシングを始めた。ふたりは19年経った現在もコンビを組み、02年にフランクが亡くなってからはハンター氏がウォードの父親代わりの存在になっている。

アテネ五輪のL・ヘビー級で金メダルを獲得、全米選手権ではミドル級(01年)とL・ヘビー級(03年)で優勝するなど、アマチュアでは120戦115勝5敗という見事な戦績を残している。96年に喫した敗北が最後だというから、以来アマ、プロを通じて16年も不敗をキープしていることになる。
52パーセントのKO率は比較的重い階級にしては物足りないが、
スピードとテクニックを駆使したボクシングは高い評価を受けている。低い姿勢から前後左右に動いて相手を揺さぶり、虚を突いて攻撃に移る。カウンターのタイミングも抜群だ。強引さがない分だけ、相手にとっては戦いにくいともいえる。

一方、WBCのL・ヘビー級王者でありながら1階級落として逆2階級制覇を狙うウォードは、34戦31勝(17KO)1敗2無効試合という戦績を誇る30歳のサウスポー。身長185センチ(ウォードは183センチ)、リーチ194センチ(ウォードは180センチ)という大柄の選手だ。
こちらも元プロボクサーの父リックの影響で7歳のときにボクシングを始め、アマチュアで80戦(67勝13敗)を経験している。ウォードには及ばないが、世界ジュニア選手権で3位という実績を残している。
L・ヘビー級では4度の戴冠実績を持つ実力者で、今年4月、バーナード・ホプキンス(アメリカ)を下してもいる。左構えからスピーディーなパンチを放ち、左ストレートには切れもある。打たれ脆い面があるが、最近はその弱点を突かれることもなくなった。いつもより7ポンド(約3キロ)多い減量が必要になるが、コンディションをベストに整えることができたうえで能力を最大に発揮したとしたら、ウォードもそう簡単に手出しできないはずだ。

オッズは11対4でウォード有利と出ているが、そこまでの差はないとみる。特にドーソンがスピードのあるサウスポーであることを考えると、ウォードの大苦戦も十分に考えられる。プロ転向後は世界トップ級のサウスポーとの対戦経験がないウォードだけに、対応に手間取るようだと、その間にドーソンが抜け出す可能性もありそうだ。まずはウォードの左リード、ドーソンの右リードに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



カール・フロッチ

カール・フロッチ

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:カロリー・バルザイ(ハンガリー)
WBA暫定:ブライアン・マギー(イギリス)
WBC:アンドレ・ウォード(アメリカ)
IBF:カール・フロッチ(イギリス)
WBO:アルツール・アブラハム(アルメニア)

IBF王者カール・フロッチ(イギリス)、WBO王者アルツール・アブラハム(アルメニア)も地力はあるが、この両者に完勝しているアンドレ・ウォード(アメリカ)が、やはり頭ひとつ抜けた存在といえる。
フロッチは秋にユーセフ・マック(アメリカ)との防衛戦を経て、
来春には前IBF王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア)との再戦が内定。WBAの暫定王者ブライアン・マギー(イギリス)は年内に元王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)との防衛戦が決まっている。
元ミドル級王者ケリー・パブリック(アメリカ)、アンドレ&アンソニーのディレル兄弟、イギリス期待のジョージ・グローブスらにも注目したい。


WBC世界ライト級タイトルマッチ

アントニオ・デマルコ

WBC世界ライト級チャンピオン

アントニオ・デマルコ

(メキシコ)

ジョン・モリナ

WBC世界ライト級15位

ジョン・モリナ

(アメリカ)

  • みどころ

長身の技巧派強打者対決
オッズは11対4でデマルコ有利

デマルコは昨年10月、ホルヘ・リナレス(帝拳)との王座決定戦で相手の負傷に乗じて11回TKO勝ち、大逆転で2度目の戴冠を果たした26歳。懐の深い178センチの長身サウスポーで、技巧派の強打者だが、好戦的な一面もある。今年3月にはベテランのミゲール・ローマン(メキシコ)を5回KOに退けており、これが2度目の防衛戦となる。勝てばエイドリアン・ブローナー(アメリカ)との対戦プランもあるだけに、存在感を示す勝利が要求される。30戦27勝(20KO)2敗1分。
挑戦者のモリナも179センチの長身選手だが、こちらはオーソドックス構えだ。この2年間でNABO北米王座やWBC・USNBC米国王座を獲得するなど6連勝(5KO)と勢いがある。
オッズは経験で勝るデマルコが11対4で有利と出ているが、まだまだ安定王者とは言い切れないだけに、挑戦者にも十分にチャンスはありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級10回戦

マルコス・マイダナ

前WBA世界S・ライト級チャンピオン

マルコス・マイダナ

(アルゼンチン)

ヘスス・ソト・カラス

元WBC米大陸ウェルター級チャンピオン

ヘスス・ソト・カラス

(メキシコ)

  • みどころ

南米の怪物 VS メキシコのタフガイ
2階級制覇を目指すマイダナに試練

この試合を前にマイダナは保持していたWBA世界S・ライト級王座を返上、ウェルター級への転向を表明した。その初戦で大柄なソトと対戦することになった。
マイダナは34戦31勝(28KO)3敗≒KO率82パーセントという強打者。現在はウェルター級でWBA6位にランクされている。
ハンマーのような左右のパンチで迫り、強引に攻め落とす攻撃型の選手だ。タフネスにも定評があるが、最近はボディを攻められて苦戦するケースがある。

かつてウェルター級のトップ10常連だったカラスは29歳。まだまだ老け込む年齢ではない。マイク・ジョーンズ(アメリカ)に連敗後、今年1月には無名相手に5回TKO負けの不覚をとったが、その後は2連勝を収めている。身長178センチ、リーチ185センチの大柄な選手で、やや変則的な間合いから繰り出される左右は意外な伸びと破壊力がある。37戦26勝(17KO)7敗3分1無効試合。

一発一発のパンチの破壊力はマイダナが上だが、タフなカラスを仕留めるのは簡単ではないだろう。前半で飛ばし過ぎてペース配分を誤ると厳しい終盤戦を待つことになりかねない。オッズは3対1でマイダナ有利と出ているが、カラスが相手のボディを攻めながら体格を生かして終盤勝負に持ち込むと番狂わせもありえる。

 


Written by ボクシングライター原功