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みどころ・試合内容 / 2012年7月23日放送

みどころ・試合結果

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7月23日放送

[WOWOWライブ] 7月23日(月) よる9:00 [WOWOWプライム] [再] 7月28日(土) 午前7:00

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47戦無敗王者チャベス・ジュニア、WBO1位リーと激突!

WBC世界ミドル級タイトルマッチ

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

WBC世界ミドル級チャンピオン

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

(メキシコ)

アンディー・リー

WBO世界ミドル級1位

アンディー・リー

(アイルランド)

  • みどころ

伝説の後継者 VS アテネ五輪出場の強打者
11対4で“JCジュニア”有利の下馬評

チャベスは昨年6月、セバスチャン・ズビック(ドイツ)に競り勝って王座を獲得。これが3度目の防衛戦となる。戴冠当初は肩書に見合う十分な評価が得られなかったが、その後の2戦で株を上げている。父親が元3階級制覇王者ということで「親の七光り」と揶揄されていた時代もあったが、いまやそれは過去のものになった。WBCのダイヤモンド王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)との頂上決戦に向けて、いっそうの存在感を示す戦いが要求される。

日本や韓国を除く多くの国のプロボクサーのほとんどがアマチュア経験者だが、このチャベスは珍しく一度もアマ試合に出場した経験がない。ちなみに同じ3冠王者の息子ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)もアマ経験がない。

03年のプロデビューから11年まで8年かけてじっくりと育成してきた裏には、そうした事情もあったといえよう。チャベスは身長183センチとミドル級では数字上はレギュラーサイズだが、計量後のリバウンドが大きいことでも有名だ。マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)とのV2戦では、その馬力を生かして相手を押し込み強打を封じ込めたほどだ。もともとワンツーや左フックの上下打ちなど強打の持ち主でもあるが、最近は体力が武器に加わった。11年1月のビリー・ライル(アメリカ)戦からフレディ・ローチ・トレーナーの指導を仰いでいる。コンディショニング・トレーナーもマニー・パッキャオ(フィリピン)と同じアレックス・アリザ氏だ。

挑戦者のリーはイギリス生まれでアメリカ在住、そして国籍はアイルランドというサウスポーのボクサーファイター。兄と一緒に8歳でボクシングを始め、十代のときに数々の国際大会に出場した経験を持っている。03年に出場した世界選手権ではゲナディ・ゴロフキン(カザフスタン ※現WBA世界ミドル級王者)とも対戦(ポイント負け)。04年の欧州選手権では銅メダルを獲得し、アイルランド代表として出場したアテネ五輪ではミドル級1回戦でアルフレド・アングロ(メキシコ)にポイント勝ち。2回戦でハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス ※現WBO世界ミドル級王者)に敗れたが、タイスコアの大接戦を演じている。 五輪後、5階級制覇のトーマス・ハーンズ(アメリカ)ら数々の名選手を育成したエマヌエル・スチュワード氏とトレーナー&マネージメント契約を交わしてプロに転向。ここまで29戦28勝(20KO)1敗の戦績を残している。唯一の敗北は08年3月のブライアン・ベラ(アメリカ)戦だが、この試合は初回にダウンを奪って優位に立ったものの4回に右目上をカット。7回に連打を浴びてストップされたもので、採点では6回まで大きくリードしていた。 身長188センチ、リーチ203センチの大柄な体からワンツーを打ち込むボクサーファイター型。防御面に甘さがあるが、その分、試合はスリリングだ。

ともに好戦的なタイプだけに、KO決着が濃厚だ。馬力で勝るチャベスが接近戦を仕掛けるものと思われるが、それに対しリーが中長距離を保てるかどうか。足を止めずに右ジャブを放ち、相手が入ってくるところに左を合わせることができればチャベスを慌てさせることができるかもしれない。逆に強引に押し込まれて後手に回るようだとリーの勝機は薄くなってしまいそうだ。オッズ(賭け率)は11対4でチャベス有利と出ている。

この試合の勝者に対しWBCはダイヤモンド王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)との対戦を義務づけている。マルチネスと同じサウスポーのリーを相手にチャベスがどんな戦いを見せるのか注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

セルヒオ・マルチネスvsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア

セルヒオ・マルチネス

ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA:ゲナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBCダイヤモンド:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
WBC:フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ディミトリー・ピログ(ロシア)
WBO暫定:ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)

ヨーロッパ、南北アメリカ大陸、そしてオーストラリアと幅広く王者が散っている。大陸を跨いで今年の下半期はこのミドル級が熱くなりそうだ。下記のように世界チャンピオン同士のカードが三組も内定しているのである。
★シュトルム対ギール
★マルチネス対(チャベス・ジュニア対リーの勝者)
★ゴロフキン対ピログ
残念なことに8月に予定されていたゴロフキン対ピログは、ピログが練習中に背中を傷めたため延期が決定しているが、遠からずリセットされるものと思われる。
実績と総合力ではマルチネスがトップであることに異論はないだろうが、アテネ五輪銀のゴロフキンの勢いと強打は脅威だ。スパーリングではシュトルムも歯が立たないほどという報道もあり、そのためWBA内の統一戦をスーパー王者が敬遠したとも伝えられる。
ランカーのなかでは元世界王者ロナルド・ライト(アメリカ)に引導を渡したピーター・クイリン(アメリカ)が光る。来年が勝負の年になりそうだ。


WBA世界S・ウェルター級タイトルマッチ

オースティン・トラウト

WBA世界S・ウェルター級チャンピオン

オースティン・トラウト

(アメリカ)

デルビン・ロドリゲス

WBA世界S・ウェルター級3位

デルビン・ロドリゲス

(ドミニカ共和国)

  • みどころ

「正真正銘の王者」 VS 「カリブのジャガー」
未知の実力派王者トラウトの技術と強打に注目

154ポンド(約69.8キロ)を上限とするS・ウェルター級といえば、5月のフロイド・メイウェザー(アメリカ)対ミゲール・コット(プエルトリコ)のWBA世界S・ウェルター級タイトルマッチ、さらにサウル・アルバレス(メキシコ)対シェーン・モズリー(アメリカ)のWBC世界S・ウェルター級タイトルマッチが注目されたばかりだが、WBAのレギュラー王者トラウトも忘れてはいけない。

この26歳のサウスポーは、04年のアマチュア全米選手権で優勝後、05年にプロデビュー。ここまで24戦全勝(14KO)と無敗のレコードを誇る。右ジャブで煽っておいて踏み込んで左ストレートを放ち、距離が詰まるとアッパーやフックを交えた連打で追い込むスタイルを持っている。スピード、パワー、テクニックなどバランスよく備えており、伸びしろもある。メイウェザーやエイドリアン・ブローナー(アメリカ ※WBO世界S・フェザー級王者)らのマネージャーも務めるアル・ヘイモン氏がついているのも心強いところだ。今後は積極的にビッグマッチに絡んでいくことが予想される。

挑戦者のロドリゲスは「ジャガー」の異名を持つ32歳で、世界挑戦は09年8月のIBF世界ウェルター級王座決定戦に続いて2度目となる。中間距離から繰り出すワンツー、左フックが主武器だが、パウェル・ウォラック(アメリカ)との世界ランカー対決2連戦では接近戦でもしぶとく応戦、インサイドからの左右アッパー、フックを効率的にヒットしていた。 4対1のオッズ(賭け率)が示すとおりスピードやテクニックで勝るトラウト有利は不動だが、ロドリゲスの頑張り次第では接戦も考えられる。

 


Written by ボクシングライター原功

開幕直前! ロンドン五輪特集
44年ぶりのメダル獲得に期待――日本代表4選手に注目

27日に開幕するロンドン・オリンピック。水泳、柔道、陸上など日本のメダル獲得が期待される競技は多いが、ボクシングも要注目だ。大陸別に代表が選出されるようになってからは、バルセロナ大会以来20年ぶりに4選手が代表の座を射止めている。昨秋の世界選手権で銀メダルを獲得したミドル級の村田諒大選手(東洋大学職員)をはじめ、4選手への期待度は高いものがある。68年のメキシコ大会以来、44年ぶりのメダル獲得なるか。
今回はオリンピックを直前に控え、村田選手を中心に日本代表4選手の練習風景やインタビューを放送。
また、オリンピック出場者のなかからのちにプロの世界王者になった選手も数多くいる。日本選手の活躍だけにとどまらず、オリンピックは様々な視点から楽しめるはずだ。

★ロンドン・オリンピックに出場する日本の4選手
フライ級   須佐勝明(自衛隊体育学校)
バンタム級  清水聡(自衛隊体育学校)  ※2大会連続
ウェルター級 鈴木康弘(自衛隊体育学校)
ミドル級   村田諒太(東洋大学職員)  ※11年世界選手権銀

★オリンピックで日本が獲得したボクシングのメダル
60年ローマ大会   田辺清氏=フライ級銅
64年東京大会    桜井孝雄氏=バンタム級金
68年メキシコ大会  森岡栄治氏=バンタム級銅

48年ロンドンパスカル・ペレス(アルゼンチン)フライ級金
60年ローマ カシアス・クレイ(=モハメド・アリ、アメリカ)
ニノ・ベンベヌチ(イタリア)
L・ヘビー級金
ウェルター級金
64年東京ジョー・フレージャー(アメリカ)ヘビー級金
68年メキシコジョージ・フォアマン(アメリカ)ヘビー級金
76年モントリオール シュガー・レイ・レナード(アメリカ)
レオン・スピンクス(アメリカ)
マイケル・スピンクス(アメリカ)
L・ウェルター級金
L・ヘビー級金
ミドル級金
84年ロサンゼルス パーネル・ウィテカ(アメリカ)
イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)
ライト級金
L・ヘビー級銅
88年ソウル レノックス・ルイス(イギリス)
ロイ・ジョーンズ(アメリカ)
S・ヘビー級金
L・ミドル級銀
92年バルセロナオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)ライト級金
96年アトランタ ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)
フロイド・メイウェザー(アメリカ)
フェルナンド・バルガス(アメリカ)
S・ヘビー級金
フェザー級銅
ウェルター級
00年シドニー ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
ミゲール・コット(プエルトリコ)
バンタム級金
L・ウェルター級
04年アテネ ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
ユリオルキス・ガンボア(キューバ)
アミール・カーン(イギリス)
アンドレ・ウォード(アメリカ)
ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
バンタム級金
フライ級金
ライト級銀
L・ヘビー級金
バンタム級
08年北京ジェシー・バルガス(メキシコ)ライト級

 


Written by ボクシングライター原功