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みどころ・試合内容 / 2012年7月16日放送

みどころ・試合結果

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7月16日放送

[WOWOWライブ] 7月16日(月) よる9:00 [WOWOWプライム] [再] 7月21日(土) 午前7:00
[WOWOWライブ] [再] 8月12日(日) 午前8:10

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L・ヘビー級3団体で王者経験を持つターバーに
18戦全勝カヨーデが挑む!

IBOクルーザー級タイトルマッチ

アントニオ・ターバー

IBOクルーザー級チャンピオン

アントニオ・ターバー

(アメリカ)

ラティーフ・カヨーデ

WBA世界クルーザー級2位

ラティーフ・カヨーデ

(ナイジェリア)

  • みどころ

技巧派の「マジックマン」 VS アフリカ出身の「パワー」
好対照の実力者対決は3対1でターバー有利

ターバーはアマチュアで166戦(158勝8敗 ※170戦158勝12敗説もある)後、97年にプロ転向を果たした。ロイ・ジョーンズ(アメリカ)を左一発で失神させるなどL・ヘビー級で3度の王座獲得の実績を持っている。ボクシング映画「ロッキー ザ・ファイナル」では世界ヘビー級王者ジョージ・ディクソン役を務めたことでも知られる。「マジックマン」の異名を持つサウスポーの技巧派強打者で、左ストレートは破壊力がある。

対するカヨーデはナイジェリア出身の29歳。フレディ・ローチ・トレーナーの指導を受けるなどして腕を上げ、これまで4年で18戦全勝(14KO)をマーク。WBA2位、WBO8位など好位置を保っている。「パワー」の異名どおり、破壊力のある左右のフックを主武器とする攻撃型の選手だ。
「マジックマン」と呼ばれる43歳の技巧派サウスポーと、「パワー」の異名を持つ29歳の右ファイター。対照的なタイプのカードだけに、激しい主導権争いが見られそうだ。オッズは3対1で元王者ターバー有利と出ているが、カヨーデの強打が予想を引っくり返す可能性も十分にある。

 


Written by ボクシングライター原功

IBF世界S・ミドル級タイトルマッチ

ルシアン・ビュテ

IBF世界S・ミドル級チャンピオン

ルシアン・ビュテ

(ルーマニア)

カール・フロッチ

元WBC世界S・ミドル級チャンピオン

カール・フロッチ

(イギリス)

  • みどころ

KO率8割の「倒し屋」 VS イギリスのコブラ
オッズは7対4で王者有利だが番狂わせの可能性も

「ル・トンブール」(強打者、倒し屋)の異名をとるビュテは32歳のサウスポー。これがIBF王座10度目の防衛戦になる。WBCで2度の戴冠実績を持つ実力者フロッチが相手だけに苦戦が予想される。

ルーマニア生まれのビュテは世界選手権に出場するなどアマチュアで活躍後、03年にカナダのモントリオールでプロデビュー。ここまで9年間で30戦全勝(24KO)という完璧なレコードを残している。07年に獲得したIBF王座はV9中、7度は規定ラウンド内で終わらせるという強打者ぶりで、いまやパウンド・フォー・パウンド(最強ランキング)の10傑に名を連ねるほどだ。187センチの長身を左構えにしたスタイルから左ストレート、フック、アッパーと多彩な強打を繰り出してKOを量産。ボディにも巧みにパンチを散らすなど、テクニック面でも高い評価を得ている。

そうした一方、致命的ともいえるウィークポイントもある。打たれ脆いのだ。アマ時代にはゲナディ・ゴロフキン(現WBA世界ミドル級王者=カザフスタン)にKO負けを喫しており、08年のV2戦では最終回に痛烈なダウンを喫してKO負け寸前の大ピンチに陥ったこともある。エディソン・ミランダ(コロンビア)やグレン・ジョンソン(ジャマイカ)ら危険な相手を退けてはいるが、10度の世界戦のうち9度がカナダ、1度が故国ルーマニア開催ということを考えると、地元で守られてきた感があるのも事実だ。フロッチも「ビュテの実力は認めるが、過大評価されている」と指摘している。世界戦で初めて相手国に乗り込む今回、底力が試されることになりそうだ。

一方、イギリス人の母親とユダヤ系ポーランド人の父親のもとに生まれたフロッチは、9歳でボクシングを開始。世界選手権で3位に入るなどアマチュアで96戦(88勝8敗)を経験後、02年にプロ転向。08年に獲得したWBC王座をミッケル・ケスラー(デンマーク)に奪われると、10年にはアルツール・アブラハム(ドイツ)との王座決定戦を制して返り咲きを果たした。昨年11月、S・ミドル級最強決定トーナメント「スーパー・シックス」の決勝でWBA王者アンドレ・ウォード(アメリカ)に敗れたのは記憶に新しいところだ。これが再起戦でもある。

左ジャブから右ストレートに繋げ、好機には一気に連打を叩きつける右のボクサーファイター型。アマ・プロ126戦で喫したダウンはジャーメイン・テイラー(アメリカ)戦の1度だけというタフガイでもある。パンチ力ではビュテに一歩譲るが、耐久力では勝る。

今回の挑戦を前にヘネシー・プロモーションズからバリー・ハーン傘下に移籍。粘り強い交渉のすえ地元開催にこぎ着けた。「この試合に負けたら引退する」と決意を語るなどボクサー生命を賭した試合だ。
実績や近況、攻撃力で勝るビュテ有利は不動といえる。オッズも7対4で敵地に乗り込む王者を支持している。ビュテの左の上下打ち分けが決まるようだと中盤あたりでヤマが訪れる可能性大だ。 フロッチは地元開催の利を最大限に生かすためにも、序盤から攻勢に出てビュテに精神的プレッシャーをかけたいところ。王者が雑な反撃に出てくるところを迎撃できれば勝機は広がるはずだ。

 


Written by ボクシングライター原功

アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:カロリー・バルザイ(ハンガリー)
WBA暫定:ブライアン・マギー(イギリス)
WBC:アンドレ・ウォード(アメリカ)
IBF:ルシアン・ビュテ(ルーマニア)
WBO:ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

09年秋から11年末まで2年かかった「スーパー・シックス」はアンドレ・ウォード(アメリカ)というスター選手を育てたが、ひと区切りついたいまは少し寂しい状況といえる。そのウォードは9月にL・ヘビー級から降りてくるWBC王者チャド・ドーソン(アメリカ)の挑戦を受けることになっている。
トーナメントの本命だったミッケル・ケスラー(デンマーク)は眼疾後に再起し、いまはL・ヘビー級に転向。トーナメント開始前は全勝だったアルツール・アブラハム(ドイツ)は、三つの黒星を喫した後に再起。この夏にはWBO王座に挑戦することになっている。最も浮沈が激しかったカール・フロッチ(イギリス)は、今回のIBF王座挑戦が剣が峰といえる。
ランカー陣では技巧派のアンソニー・ディレル(アメリカ)、2階級制覇を狙うケリー・パブリック(アメリカ)、そしてイギリスの期待を背負うジョージ・グローブスなどに注目だ。