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みどころ・試合内容 / 2012年8月6日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

二転三転のすえ対戦決定
賭け率は17対2でオルティス有利だが…

当初、オルティスは2月に前IBF王者アンドレ・ベルト(アメリカ)との再戦に臨む予定だった。昨年4月、2度のダウン応酬という激闘を展開したライバルとの再戦だけに注目度は高かったが、直前になってベルトが腕を負傷。それを受け試合は6月に延期されたが、今度は抜き打ちのドーピングでベルトから陽性反応が出たため、試合は中止に。オルティスは相手を変えてリングに上がることになった。こうした紆余曲折を経て実現することになったのが、今回のロペス戦である。

幼少時に一家離散を経験したオルティスはアマチュアで161戦141勝20敗の戦績を残し、17歳でプロ転向。当初はトップランク社傘下だったが、法廷闘争を経て08年からゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)に移籍。ここまで34戦29勝(22KO)3敗2分の戦績を残している。昨年は4月に世界王者になり、9月の初防衛戦でフロイド・メイウェザー(アメリカ)に4回KO負けを喫して王座陥落と、起伏の激しい日々を送った。自分の与り知らぬところで起きたトラブルのため、昨年9月以来のブランクができてしまったのは残念だ。

右利きをあらためたサウスポーの好戦的なタイプで、耐久力に課題を抱えていることもあって試合は常にスリリングだ。この試合をクリアすれば9月にサウル・アルバレス(メキシコ)の持つWBC世界S・ウェルター級王座への挑戦が内定しているだけに、ここは取りこぼしが許されないところだ。

対するロペスは1階級下のS・ライト級でIBF10位にランクされている27歳の実力者。昨年9月、メイウェザー対オルティスの前座で新鋭ジェシー・バルガス(アメリカ)に10回判定負けを喫しているが、ジャッジの見解が割れるほどの接戦だった。WBCのユース王座、WBC米大陸王座、NABF北米王座などを獲得した実績を持っており、地力はオルティスに見劣りしないだけのものがありそうだ。傑出したパワーがあるわけではないが粘り強く戦うタイプで、耐久力にも優れている。

二転三転のすえに決定したカードで、加えて9月のアルバレス戦が内定している状況下だけに、オルティスの集中力が気になるところだ。興味が先の試合に行っているようだとロペスに足をすくわれかねない。賭け率は17対2で圧倒的にオルティス有利と出ているが、両者間の実力差はそこまではないと思われる。倒すことは難しいにしてもオルティスが攻め切ってしまう可能性が高いとみるが、防御に甘さが残るだけに不安も付きまとう。

 


Written by ボクシングライター原功

マニー・パッキャオ

マニー・パッキャオ

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:ポール・マリナッジ(アメリカ)
WBA暫定:ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)
WBC:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF:ランドール・ベイリー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

昨年9月に返り咲きを果たしたフロイド・メイウェザー(アメリカ)以外の4人は、いずれも今年に入ってから戴冠を果たした。特にブラッドリー、ベイリー、チャベスは5月以降の王座獲得である。
このクラスに新しい風が吹き込んでいることが分かるだろう。
S・ライト級に続いて10年ぶりの戴冠を果たしたベイリーは9月にデボン・アレキサンダー(アメリカ)との初防衛戦が控えており、安穏としていられない状況といえる。物議をかもす判定でマニー・パッキャオ(フィリピン)を下したブラッドリーは、11月に予定される初防衛戦で誰と対戦するのか注目される。
同様にパッキャオの動向からも目が離せない。年内に戦線復帰を目論むメイウェザーにも注目だ。


  • みどころ

元3階級制覇王者 VS KO率85%の怪物
賭け率は7対4でマティセ有利

この試合はWBC米大陸王座決定戦として行われるが、事実上の世界王座への挑戦者決定戦といってもいいだろう。4階級制覇を目指すソトが2位、上位の常連マティセも4位に名を連ねている。高い総合力のソトか、それとも無類の強打者マティセか――注目度の高いカードだ。

ソトは68戦(58勝34KO7敗2分1無効試合)の試合経験を持つ32歳のベテラン。フェザー級、S・フェザー級、ライト級の3階級で世界の頂点に君臨した実績を持ち、いまは4階級制覇に照準を合わせている。攻めてよし守ってよしのバランスのとれた右ボクサーファイター型で、過去にダウン経験がないタフガイでもある。

一方のマティセは33戦30勝(28KO)2敗1無効試合という戦績が示すとおりの強打者で、パンチは左右とも破壊力抜群だ。3ラウンド以内のKO勝ちが20を数える速効型でもある。ミドル級のセルヒオ・マルチネスとはステーブル・メイトのため一緒に練習する機会が多いというが、スピードを生かしたボクシングを展開するマルチネスとはタイプが対照的といえる。ザブ・ジュダー(アメリカ)、デボン・アレキサンダー(アメリカ)には僅差の判定負けを喫しているが、いずれもダウンを奪ったうえでの惜敗だった。

実績ではソトが勝るが、攻撃力で大きく上回るマティセが有利と見られており、オッズは7対4と出ている。ソトがヒット&アウェイに徹することができれば逃げ切ることは可能だろうが、半端な距離で正面から打ち合うと捕まる危険性もある。ともに耐久面に自信を持っていることもあり、リスキーな壮絶な打撃戦に突入する可能性が高そうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

39歳の警察犬 VS 34歳の元王者
2年ぶりの再戦は5対1でバンドレイジ有利

この両者、10年8月に今回とは逆の立場で対戦し、挑戦者のバンドレイジが5回TKO勝ちで37歳にして悲願の世界王座獲得を成し遂げている。実力伯仲の両者の再戦、返り討ちに終わるのか、それとも雪辱が果たされるのか。

IBFの指名試合として開催されるこの試合、本来は両選手ともドン・キング・プロダクションズ傘下だが、王者側が待遇に不服を唱えてIBFに興行権入札を懇願。入札の結果、なんとゴールデン・ボーイ・プロモーションズが両者の合計報酬約21万ドル(約1680万円)を提示して落札した経緯がある。近い将来のS・ウェルター級ウォーズに備えての布石と見ることもできる。

バンドレイジは36戦31勝(18KO)4敗1無効試合の39歳。
「K9」(警察犬)という異名どおり好戦的な一面を持つ右のボクサーファイター型だが、打たれ脆いという弱点もある。

返り咲きを狙うスピンクスは父親がレオン・スピンクス(元世界ヘビー級王者)、叔父がマイケル・スピンクス(元世界L・ヘビー級&ヘビー級王者)というボクシング一家の切り札的存在で、自身は4度目の王座獲得を狙う。スピードを身上とするサウスポーの技巧派だが、こちらも打たれ脆い一面がある。

賭け率は5対1でバンドレイジ有利と出ているが、スピンクスのスピードが番狂わせを起こす可能性も低くはないとみる。
フロイド・メイウェザー(アメリカ=WBAスーパー王者)、サウル・アルバレス(メキシコ=WBC王者)、ミゲール・コット(プエルトリコ=前WBAスーパー王者)らスター選手が揃うS・ウェルター級トップ戦線。最前線に残るのはバンドレイジか、それともスピンクスか。

 


Written by ボクシングライター原功

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