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みどころ・試合内容 / 2011年8月15日放送

みどころ・試合結果

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8月15日放送

[191ch]8月15日(月) よる8:00  [191ch][HV][再]8月19日(金) 午後0:00
※8/15(月)は標準画質での放送となります。

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歴戦の雄マルケス、パッキャオ戦に向けての試練の一戦!

S・ライト級10回戦

ファン・マヌエル・マルケス

WBA・WBO世界ライト級チャンピオン

ファン・マヌエル・マルケス

(メキシコ)

リカール・ラモス

元WBA暫定世界S・フェザー級チャンピオン

リカール・ラモス

(コロンビア)

  • みどころ

3階級制覇の「ダイナマイト」 VS サウスポーの元王者
パッキャオIIIを前にマルケス兄が前哨戦

11月12日(日本時間13日)、アメリカ・ラスベガスでWBO世界ウェルター級チャンピオン、マニー・パッキャオ(フィリピン)との3度目の対決を控えるマルケス兄が登場。前哨戦ともいえる重要な試合で元WBA暫定世界S・フェザー級チャンピオンのリカール・ラモス(コロンビア)と拳を交える。ラモスがパッキャオと同じサウスポーということを念頭に置いて見れば、興味は倍加されるだろう。
マルケスの父ラファエル・シニアは35戦の経験を持つ元プロボクサー。8人兄弟姉妹のなかで最も濃く父の血を継いだのがファン・マヌエルとラファエルだった。マルケスは8歳でジムに通い始め、13歳でアマチュア・デビュー。36戦35勝1敗の戦績を残した後、93年5月にプロ転向を果たした。
プロでの活躍は、いまさらここに記すまでもなかろう。10年以上の長期にわたり世界のトップに君臨していることや、3階級制覇の実績がすべてを語っている。身長170センチ、リーチ173センチとライト級にしては体格に恵まれているとは言い難いが、攻防兼備の万能スタイルで現在の地位を築いてきた。自ら踏み込んで打ち込むワンツーや左フックだけでなく、相手を誘い込んで放つ多彩なカウンター、さらには58戦(52勝38KO5敗1分)のキャリアもマルケスの武器といえる。
一方、30対1のオッズ(賭け率)を引っくり返そうと目論むラモスは25歳。ホルへ・ソリス(メキシコ)に暫定王座を明け渡してから1年半近くが経ったが、目下3連続KO勝利中と完全に復調している。27戦24勝(18KO)3敗と、こちらも高いKO率を誇る。強打とサウスポーのアドバンテージを生かして3冠王を脅かそうと企んでいるはずだ。
当初、マルケスは元世界王者デビッド・ディアス(アメリカ)との対戦が予定されたが、条件交渉が不調に終わったためラモスにチャンスが回ってきたという経緯がある。降って湧いたチャンスにラモスのモチベーションは上昇していることだろう。マルケスの視線が将来にばかり向いているようだと足をすくわれかねない。
マルケスにとっては94年11月以来、実に17年ぶりのメキシコ国内での試合となる。熱狂的なファンの前でどんなリング・パフォーマンスを見せるのか、興味は尽きない。

Written by ボクシングライター原功

S・フェザー級10回戦

ラファエル・マルケス

元2階級制覇チャンピオン

ラファエル・マルケス

(メキシコ)

リカール・ラモス

メキシコ・フェザー級

エドゥアルド・ベセリル

(メキシコ)

  • みどころ

西岡の王座を狙う元2階級制覇王者マルケス
強打とリング・パフォーマンスに注目

10月1日(日本時間2日)、アメリカ・ラスベガスで西岡利晃(帝拳)の持つWBC世界S・バンタム級タイトルへの挑戦が決まっているマルケスにとって、この試合は大事な前哨戦となる。昨年11月にはWBO世界フェザー級チャンピオン(当時)、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)に挑んで8回終了TKO負けを喫しており、再起戦としての意味も持っている。勝利はもちろんのこと、内容も問われることになりそうだ。
マルケスはアマチュアで21戦全勝後、95年9月にプロ転向を果たした。キャリア初期に3敗を喫したが、21世紀に入るあたりから急浮上。元世界王者マーク・ジョンソン(アメリカ)を連破してトップ戦線に割り込み、03年にティム・オースティン(アメリカ)に8回TKO勝ちを収めてIBF世界バンタム級タイトルを獲得した。7度の防衛後、07年にはイスラエル・バスケス(メキシコ)を破ってWBC世界S・バンタム級タイトルを獲得。兄のファン・マヌエル・マルケスに続いて2階級制覇を成し遂げた。バスケスとは通算4戦2勝2敗と星を分け、昨年はフェザー級進出も目論んだがロペスに返り討ちに遭っている。
45戦39勝(35KO)6敗の戦績が示すとおりのハードパンチャーで、クロス気味に被せる右や左フック、アッパーなど繰り出すパンチはどれも破壊力がある。反面、防御面に課題を抱えており、6敗のうち5敗はKO(TKO)によるものだ。肉を切らせて骨を断つエキサイティングなファイターで、常に気持ちの強さを前面に押し出した戦い方をする。
対するベセリルは21戦12勝(4KO)7敗2分の戦績を残している26歳。世界的強豪との対戦経験は少なく、今年5月に元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)と拳を交えた記録がある程度だ(5回TKO負け)。もともとマルケスは西岡への挑戦を想定してサウスポーとの対戦を予定していたが、その相手が出場できなくなったためにベセリルに出番が回ってきたという経緯がある。勝てば一気に視界が開けるチャンスを得たベセリルだが、元2階級制覇王者が相手では荷が重いといえるかもしれない。
この際、西岡との対戦を前提にしてマルケスの戦力をチェックしながら試合を見るのも一興かもしれない。

Written by ボクシングライター原功

西岡利晃

西岡利晃

S・バンタム級トップ戦線の現状

WBA:リコ・ラモス(アメリカ)
WBA暫定:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)
WBC:西岡利晃(帝拳)
IBF:タカラニ・ヌドゥロブ(南アフリカ)
WBO:ホルへ・アルセ(メキシコ)

西岡以外の4王者はいずれも最近1年以内の戴冠だ。顔ぶれとしてはフレッシュといえるかもしれない。ことにWBAは正規王者がプーンサワット・クラティンデーンジム(タイ) ⇒ 李冽理(横浜光) ⇒ 下田昭文(帝拳) ⇒ ラモスと早いペースで持ち主が変わっている。加えて暫定王座が設けられたことも重なり、出入りの激しい印象がある。
ランカー陣にも力のある選手が多く控えている。前WBO王者のウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)を筆頭に下田、プーンサワット、さらに日本で活躍したサーシャ・バクティン(ロシア)らが上位を占める。WBCの挑戦者決定戦で拳を交えるジョバンニ・カロ(メキシコ)とシンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)にも要注目だ。
新鋭ではIBF3位のテオン・ケネディ(アメリカ)が怖い存在だ。

WBC世界S・バンタム級挑戦者決定戦

リカール・ラモス

WBC世界S・バンタム級1位

ジョバンニ・カロ

(メキシコ)

リカール・ラモス

WBC世界S・バンタム級2位

シンピウェ・ベチェカ

(南アフリカ)

  • みどころ

9連勝中のWBC1位 VS 長谷川を脅かした技巧派
近い将来、西岡の牙城に迫るのは?

この試合はWBC1位のカロが保持するWBCインターナショナル・タイトルに2位のベチェカが挑戦するかたちで行われるが、同時にWBCのS・バンタム級挑戦者決定戦の意味も持っている。したがって勝者は近い将来、西岡利晃(帝拳)に挑む権利を掌中に収めることになる。
カロは34戦22勝(17KO)8敗4分の戦績を残している27歳。キャリアの途中までは敗北も多かったが、09年12月以降は9連勝(6KO)と絶好調だ。いつのまにかトップ・コンテンダーの地位を占めていた。
一方のベチェカは07年5月、長谷川穂積(真正)の持つWBC世界バンタム級タイトルに挑戦したこともある。150戦133勝17敗という豊富なアマチュア経験を誇り、足掛け10年のプロでも23戦22勝(13KO)1敗の戦績を残している。「V12」(高性能エンジン)という異名を持つ俊敏な技巧派だ。敗れたとはいえ長谷川に的を絞らせずに12ラウンドを戦い抜いており、総合力は高いものがある。
挑戦権を手にするのはカロか、それともベチェカか。

Written by ボクシングライター原功