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7/29 ガルシア対ブローナー 8/5 ロマチェンコ対マリアガ
2週続けてアメリカで注目度の高い中量級戦 2017.07.28

 今年1月に3階級制覇を成し遂げたWBC世界ライト級王者、ミゲール・マイキー・ガルシア(29=アメリカ)と、元4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナー(27=アメリカ)が29日、アメリカのニューヨークで拳を交える。スーパー・ライト級ノンタイトル12回戦として行われるものだが、今後の中量級トップ戦線に大きな影響を与える可能性のある注目カードだ。その翌週8月5日には、プロ7戦で2階級制覇を果たした天才サウスポー、WBO世界スーパー・フェザー級王者のワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)がアメリカのロサンゼルスでミゲール・マリアガ(30=コロンビア)を相手に3度目の防衛戦に臨む。ライト級進出も視野に入れるロマチェンコがどんなパフォーマンスを披露するのか、こちらにも大きな注目が集まっている。



3階級制覇vs4階級制覇

 もともとガルシアとブローナーは7月29日にダブル・メインイベントとして試合を計画していたが、ともに相手選びが難航。そこで両者の直接対決が浮上、急遽決定したという経緯がある。135ポンド(約61.2キロ)のライト級でWBC王座に君臨するガルシアと、直近の試合で147ポンド(約66.6キロ)のウェルター級で戦っているブローナーとの間にはベスト体重で5キロ以上の差があるため、中間のスーパー・ライト級(140ポンド=63.5キロ)で契約がまとまった。世界戦を含めて何度も計量で規定体重をオーバーしてきた前科のあるブローナーだけに、超過した場合は高額の罰金を科すことで両陣営は合意したと伝えられる。
 ガルシアは左ジャブで相手をコントロールしておいて切り札の右ストレートを叩き込む正統派の強打者で、36戦全勝(30KO)という戦績を残している。KO率は83パーセントを超える。今年1月に3階級制覇を達成した試合では右アッパーから右フックをヒット、相手を失神させるという衝撃的なKO勝ちを収めている。「離れても接近しても戦えるのが自分の強み。リング内でのIQも高い」と自信をみせる。
 これに対しブローナーはスーパー・フェザー級からウェルター級までの4階級で世界一になった実績を持っている。22歳で初の世界王者になったころは「フロイド・メイウェザーの後継者」ともてはやされたこともある。その一方、計量で失格したり私生活では暴行で逮捕されたりとトラブルも多い。それでも4階級制覇を成し遂げたほどだから、やはり潜在的な能力は高いものがあるといえる。左腕を下げた独特の構えから回転の速い左右を繰り出し、相手のパンチに対する反応も俊敏だ。36戦33勝(24KO)2敗1無効試合。ガルシアほどではないが、こちらも67パーセントと高いKO率を誇る。現在はWBAでウェルター級2位、WBCではスーパー・ライト級6位にランクされている。
 オッズは10対3でガルシア有利と出ている。右ストレートという絶対的な武器を持つガルシアがブローナーを蹴散らすとみられているのだ。しかし、ブローナーも攻撃力があるだけに、勝負はどう転ぶか分からない。ブローナーのKO勝ちという結果が出る可能性も十分にあるカードといえる。



「ハイテク」ロマチェンコのV3戦

 1週間後の8月5日、ファンの目はアメリカの西海岸に移る。こちらは必ずしもバランスのとれたカードとはいえないが、評価と注目度が急上昇中のロマチェンコが、タフな強打者のマリアガを相手にどんな戦いをみせるのかという点に注目が集まる。アマチュア時代に五輪と世界選手権を連覇しているロマチェンコは、プロ2戦目で惜敗したものの、3戦目にはフェザー級王座を獲得。昨年6月には7戦目でWBOスーパー・フェザー級王座を獲得し、最短で世界2階級制覇を成し遂げた。この王座は元世界王者を相手に2度防衛中だ。俊敏な身のこなしで相手の死角に体を置き、左構えからスピードのある多彩なパンチで攻め落とす巧者で、「ハイテク(高性能)」の異名を持つ。戦績は9戦8勝(6KO)1敗。
 挑戦者のマリアガは「スコーピオン(サソリ)」のニックネームを持つ強打者で、27戦25勝(21KO)2敗の戦績を残している。KO率は77パーセントを超える。ふたつの敗北は世界戦で喫したものだが、2度ともフルラウンドを戦いきっている。大番狂わせを起こすことは難しそうだが、強打と打たれ強さを併せ持つだけに王者を苦しめる可能性はある。骨のある挑戦を相手にロマチェンコがどんな戦いをするのか、この試合にも注目したい。



Written by ボクシングライター原功



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マイキー・ガルシア、エイドリアン・ブローナー
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ロマチェンコ
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