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世界戦で8ヵ国のトップ選手を撃退してきたパッキャオ
今度はオーストラリアの強豪と対戦 2017.06.26

 6階級制覇を成し遂げているWBO世界ウェルター級チャンピオン、マニー・パッキャオ(38=フィリピン)が7月2日、オーストラリアのブリスベンで同級1位のジェフ・ホーン(29=オーストラリア)を相手に初防衛戦を行う。パッキャオがオーストラリアのリングに上がるのは初めてで、同国の選手と世界タイトルをかけて戦うのも初となる。会場のサンコープ・スタジアムは5万人超の集客力を持つが、当日は満員になることが確実視されている。これまで世界戦でアメリカ、メキシコ、プエルトリコなど8ヵ国(地域)のトップ選手を撃退してきたスーパースターが、相手の地元に乗り込んでどんな戦いをみせるのか注目される。



世界戦だけで21戦16勝(8KO)3敗2分

 パッキャオは95年1月に16歳でプロデビューしてから22年、67戦59勝(38KO)6敗2分の戦績を残している。19キロの体重の壁を突き破って6階級制覇を果たし、38歳になったいまはボクシングの世界チャンピオンという顔のほか、フィリピンの上院議員という要職にもついている。常識では考えられない特大の二足の草鞋を履いているわけだ。
 そんなパッキャオは、これまでフィリピンで35戦、アメリカで27戦、タイと中国(マカオ)で各2戦、日本で1戦と計5ヵ国で試合を行ってきた。01年に主戦場をアメリカに置いてからはネバダ州ラスベガスやテキサス州アーリントンなど集客力のある会場で戦うことがほとんどで、世界戦だけでも21戦16勝(8KO)3敗2分という戦績を残している。これは井上尚弥(大橋=WBO S・フライ級王者)のプロ13戦、田中恒成(畑中=WBOライト・フライ級王者)の9戦、拳四朗(BMB=WBCライト・フライ級王者)の10戦、ゾウ・シミン(中国=WBOフライ級王者)の10戦、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=WBO S・フェザー級王者)の9戦、アンソニー・ジョシュア(イギリス=WBA&IBFヘビー級王者)の19戦よりも多い数字だ。いかにパッキャオが世界の舞台で活躍してきたかを表す戦績といっていいだろう。
 その21度の世界戦を相手の出身国(地域)別にみると、フロイド・メイウェザー、ティモシー・ブラッドリーなどアメリカのほか、ファン・マヌエル・マルケスに代表されるメキシコ、さらにミゲール・コットのプエルトリコのほかアフリカのガーナと南アフリカ共和国、南米のコロンビア、カリブ海のドミニカ共和国、そしてタイの8ヵ国におよぶ。ボクシングは国や地域によってリズムやテンポ、攻防のパターンが微妙に異なるが、パッキャオはそうした各国のトップ選手たちを撃退してきたわけだ。



パートナーは「パッキャオが6回以内にKO勝ち」を予想

 今回、パッキャオは68戦目にして初めてオーストラリアのリングに上がる。地域タイトル戦でオーストラリアの選手と戦ったことはあるが、世界戦で対峙するのは今回が初めてだ。
 対戦相手のホーンは12年ロンドン五輪にオーストラリア代表として出場し、2試合勝ち抜いてライト・ウェルター級ベスト8に入った実績を持っている。その前年の世界選手権にも出場しており、同国のトップアマという地位にいたようだ。
 プロデビューは13年3月のこと。パッキャオがマルケスに6回KO負けを喫し、休養しているころだ。4戦目に引き分けが記録されているが、これはバッティングで相手が負傷したためで、ポイントではホーンがリードしていた。その後はオーストラリアの国内タイトルや主要4団体の下部組織の地域タイトルなどを獲得。16年4月には元世界チャンピオンのランドール・ベイリー(アメリカ)にも7回終了TKO勝ちを収めている。直近の試合は世界ランカー同士のカードとなったが、WBO8位のアリ・フネカ(南アフリカ共和国)を6回TKOで下した。ホーンは3回にボディブローを受けた際にバランスを崩してダウンを喫したが、2度倒し返して勝負強さを示している。
 ホーンは右ストレートを主武器とする好戦的な選手で、雑な面はあるものの思い切りがいいのでパッキャオも警戒の必要がありそうだ。戦績は17戦16勝(11KO)1分。大一番に向けホーンはフィリピンからパッキャオと体格と戦闘スタイルが似たパートナーを招聘してスパーリングを重ねているという。
 一方のパッキャオも、アマチュア時代にホーンに勝ったことがあるという世界ランカー、ジョージ・カンボソスをオーストラリアからフィリピンに呼び寄せてスパーリングを行ってきた。このカンボソスは「パッキャオはとにかく速くてパンチが強い。ホーンはモチベーションが高いが、それはチャンピオンも承知していること。6回以内でパッキャオがKO勝ちすると思う」と話している。その言葉を裏づけるようにオッズも6対1でパッキャオ有利と出ている。
 サウスポーのパッキャオが前後左右の速い動きで揺さぶりながら素早く踏み込んで左ストレート一閃、鮮やかなKO勝ちを収めるか、それともホーンが相手の出端に右ストレートのカウンターを合わせて番狂わせを起こすか。序盤からスリルに富んだ試合になりそうだ。



Written by ボクシングライター原功



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(写真左より)マニー・パッキャオ、ジェフ・ホーン
Getty Images

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