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「いつでも、誰とでも、どこででも、何回でも戦う」
4階級制覇王者 ゴンサレスが井上尚弥との対決に意欲 2016.12.02

 9月にWBC世界スーパー・フライ級王座を獲得し4階級制覇を成し遂げた現役最強王者、ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア/帝拳)が11月下旬に来日。12月1日にはWOWOWエキサイトマッチのスペシャル・ゲストとして番組収録に臨んだ。46戦全勝(38KO)という完璧レコードを誇るゴンサレスは、来年は同じ階級のWBO王者、井上尚弥(23=大橋)との統一戦や前WBC王者、カルロス・クアドラス(28=メキシコ)との再戦が期待されている。そんななかゴンサレスは「条件さえ合えばいつでも、誰とでも、どこででも、望むならば何回でも戦う」と話している。

 リハーサルや番組後のインタビューなどを含め3時間超の収録が終了したあとの取材にもかかわらず、スーツ姿のゴンサレスは丁寧に質問に答えてくれた。日本のテレビで解説を務めるのは初めてだったが「ニカラグアでは何回も(テレビ解説を)やっているので慣れている。緊張することもなかったし、楽しんでやれた。でも、長かったからお腹がすいた(笑)」と、まずは軽いジャブを飛ばした。この日、ゴンサレスが解説したのはプロ7戦で2階級制覇を果たしたWBO世界スーパー・フェザー級王者、ワシル・ロマチェンコの初防衛戦。元WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータースを迎えての注目ファイトだ。ゴンサレスは「ロマチェンコは動きの速い技能の優れた選手」と評価しつつも「もっと強いパンチを数多く打ってもいいのでは」と注文もつけた。「もしも自分が同じ階級でロマチェンコと戦うとしたら、コンビネーションを多用してラウンドごとに確実にポイントを奪っていくようにする。コンビネーションを当てていけば相手にダメージを与えられるからね」と加えた。その口ぶりからは貫録が感じられた。
 ゴンサレスは9月にクアドラスを判定で下してWBC世界スーパー・フライ級王座を獲得したばかりだが、この階級には井上、クアドラス、さらに下の階級から上げてきた前WBA&WBO世界フライ級王者、ファン・フランシスコ・エストラーダ(26=メキシコ)らライバルが多い。「フライ級では戦う相手がいなくなってしまったので階級を上げた」というゴンサレスにとっては、まさに自ら望んだ状況といえる。日本のファンにとっては特に井上との対戦に期待と注目が集まっている。17年暮に対戦するのではないかともいわれているライバル王者に関して、ゴンサレスは「彼はパワフルなハードパンチャーで、スピードもある。コンビネーションも素晴らしい。欠けているものは何もない。私がそうだったように彼も時間とともに多くのことを学んできている」と絶賛。戦う気はあるか、との質問には「もちろん。条件さえ合えばいつでも戦うし、どこででも、何回でもOKだ。井上選手が望むのなら彼の家で戦ってもいいよ」と笑顔で答えた。11戦全勝(9KO)の井上もゴンサレスとの対決を待ち望んでおり、軽量級のスーパーファイトは実現に向かって動き始めているといえる。ゴンサレスは「グレートな試合になるだろうね。自分が負けるとは思っていないが、当日のコンディションが良い方が勝つと思う。ふたりともハードパンチャーだから、どちらが打たれ強いかという試合になるのではないか」と占っている。
 ただし、その前に井上は今月30日に河野公平(36=ワタナベ)を迎えてのV4戦で勝利を収めることが前提になり、さらに来年も2度ほどの防衛戦をクリアする必要がある。ゴンサレスも来春に計画されているクアドラスとのリマッチや、ライト・フライ級時代に接戦を演じたエストラーダとの再戦を乗り切ることが大前提となる。
両者が勝ち進めば、来年のいまごろは頂上対決に向けて最終調整の時期を迎えているはずだ。
 すでに次の試合に向けてトレーニングを開始しているというゴンサレスは「無敗の世界チャンピオンとして年を越せるので満足している。こんな幸せなことはない」と表情を緩めた。5階級制覇も視野に入れているのかと思いきや「いまのところバンタム級への転向は考えていない」と断言。「17年はスーパー・フライ級に留まってライバルたちと戦っていく。誰が向かってきても私は戦う」と力強く宣言した。完全無欠の怪物王者は来年も大活躍しそうだ。

※ゴンサレスがゲスト解説を務める「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」WBO世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ)対ニコラス・ウォータース(30=ジャマイカ)は5日(月)夜9時からWOWOWライブで放送。



Written by ボクシングライター原功

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