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メイウェザーの次戦2015.05.22

5月2日にアメリカのネバダ州ラスベガスで行われたドリームマッチでマニー・パッキャオ(36=フィリピン)に12回判定勝ちを収め、WBA、WBC、WBO3団体統一世界ウェルター級王者になったフロイド・メイウェザー(38=アメリカ)の次戦が、早くも話題になっている。メイウェザーは試合後の会見で「9月に計画している試合がラスト・ファイトになるだろう」と語っており、その相手が誰になるのか注目される。

先のメガファイトで1億8000万ドル(約216億円)以上の報酬を手にするとみられているメイウェザーは、試合直後に「再戦? 1年以内にやってもいい」とパッキャオとのリマッチにも興味を示していた。しかし、パッキャオが「自分が勝っていた」と判定に不満を唱え、「試合前から故障していた右肩を試合中に再び痛めてしまった」とコメントするなどしたため「彼は言い訳ばかりしている。リスペクトの気持ちがなくなった。再戦はない」と翻意したことが報じられている。

こうしたなか注目されるのが、9月12日にラスベガスで計画されている次戦である。
メイウェザーは2年前にHBOテレビからショータイムに移籍する際、「30ヵ月で6試合。総額2億ドル(約240億円)を最低保障」という目の玉が飛び出るような超大型契約を交わしている。すでにロバート・ゲレロ(アメリカ)戦、サウル・アルバレス(メキシコ)戦、マルコス・マイダナ(アルゼンチン)(1)(2)戦、そしてパッキャオ戦と5試合をこなしており、次が契約最後の6戦目となる。本人の言質をはじめ、ラスト・ファイトになる理由は揃っているわけだ。

その対戦候補としては、元WBA&IBF世界S・ライト級王者のアミール・カーン(28=イギリス)、WBA世界ウェルター級“レギュラー王者”のキース・サーマン(26=アメリカ)のほか、2年前に拳を交えたアルバレス、ミドル級WBA&WBC暫定王者のゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/アメリカ)も名乗りを挙げている。
このなかで最有力とみられているのがカーンだ。カーンは昨年もメイウェザーの対戦候補として名前が出たが、イスラム教のラマダン(断食)の時期とトレーニングの追い込み時期が重なることから挑戦を断念した経緯がある。今年は7月中旬でラマダンが終わるため、その後2ヵ月のトレーニングが可能となる。そのためカーン自身も「9月中旬(12日)なら問題はない。ぜひ戦いたい」と意気込みを口にしている。
カーンは17歳で出場した04年アテネ五輪で銀メダルを獲得し、プロではS・ライト級で2団体の王座を獲得した実績を持つ正統派だ。打たれ脆いところもあるが、スピードと恵まれた素質でカバーしている。48戦全勝(26KO)のメイウェザーには及ばないが、33戦30勝(19KO)3敗と戦績も上々だ。すでにオッズは11対4でメイウェザー有利と出ているが、これはメイウェザー対パッキャオ戦が決定したときの3対1よりも接近した数字だ。カーンの潜在能力の高さと期待を表した数字といっていいだろう。切り札の右ストレートが当たれば……と期待するファンは少なくない。

ただし、その前にカーンは今月30日にニューヨークで予定されるクリス・アルジェリ(アメリカ)戦をクリアしなければならない。元WBO世界S・ライト級王者のアルジェリは昨年11月、パッキャオに6度のダウンを喫して判定負けしているが、大柄で地力のある選手だ。そんな相手にカーンが豪快なKO勝ちを収めるようだと、一気にメイウェザーへの挑戦が具体化しそうだ。


Written by ボクシングライター原功

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