ベスト・ジェームス。ボンド

ボンドのなかのボンド、第1位はショーン・コネリーでした。アンケート資料によると比較的、年齢層が高いということもありましたので予想された結果とは言え、圧倒的な得票率。改めてコネリー=ボンドの人気の高さが証明された結果となりました。そういう意味では2位のロジャー・ムーアも妥当なところでしょう。個人的にはピアース・ブロスナンよりもダニエル・クレイグの人気の方が上かも? などと思っていましたが、やはりブロスナンもボンド・シリーズの一時代を築いただけのことがありますね。ロジャー・ムーアと変わらぬほどの票を集めています。そしてこれまた予想通りで最も人気の低かったのはジョージ・レーゼンビー。しかし『女王陛下の007』は決してお見逃しのなきよう!

1位
ショーン・コネリー

ショーン・コネリー

2位
ロジャー・ムーア

ロジャー・ムーア

3位
ピアース・ブロスナン

ピアース・ブロスナン

4位
ダニエル・クレイグ

ダニエル・クレイグ

5位
ティモシー・ダルトン

ティモシー・ダルトン

6位
ジョージ・レーゼンビー

ジョージ・レーゼンビー

ベスト・ボンド映画

やはりコネリー=ボンド強し! ですね。しかも欧米では必ずと言っていいほどベスト1を獲得する『ゴールドフィンガー』を抑えて『ロシアより愛をこめて』の人気がダントツ! というのがいかにも日本の007ファン、映画ファンらしい好みが反映されています。ボンドとしての人気はロジャー・ムーアもピアース・ブロスナンは決して低くはないにもかかわらず、ここでは票が割れてしまったためか、突出して人気の高い作品というのが選出されていないというのが特徴になっているようです。そういう意味ではダニエル・クレイグの『カジノ・ロワイヤル』やジョージ・レーゼンビーの『女王陛下の007』は票の数に表れている以上に、高い支持を得ているのでは? というのは考えすぎでしょうか。

1位
007/ロシアより愛をこめて(1963)

007/ロシアより愛をこめて(1963)

2位
007/ゴールドフィンガー(1964)

007/ゴールドフィンガー(1964)

3位
007/カジノ・ロワイヤル(2006)

007/カジノ・ロワイヤル(2006)

4位
007は二度死ぬ(1967)

007は二度死ぬ(1967)

5位
007/私を愛したスパイ(1977)

007/私を愛したスパイ(1977)

6位
トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

7位
007/ダイ・アナザー・デイ(2002)

007/ダイ・アナザー・デイ(2002)

8位
007/ユア・アイズ・オンリー(1981)

007/ユア・アイズ・オンリー(1981)

9位
ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)

ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)

10位
ゴールデンアイ(1995)

ゴールデンアイ(1995)

ベスト・ボンドガール

これはもう驚くほどの得票率でダニエラ・ビアンキが圧勝! という納得の結果となりました。『ロシアより愛をこめて』が作品として圧倒的な人気を誇るのも、彼女の功績が大きいのでしょう。2位がソフィー・マルソーというのを意外と感じられるファンの方も多いかもしれませんが、続いてエヴァ・グリーンやハリー・ベリーがランキングされていますので、彼女たちの人気は劇中での印象の高さに比例しているのかもしれませんね。ちなみに「その他」のボンド・ガールとして『私を愛したスパイ』でキャロライン・マンローが扮するナオミや『007は二度死ぬ』のアキこと若林映子の名前を寄せて頂いていました。このふたりももちろん忘れることは出来ない、永遠のボンド・ガールです。

1位
ダニエラ・ビアンキ(『007/ロシアより愛をこめて』のタチアナ・ロマノヴァ)

ダニエラ・ビアンキ(『007/ロシアより愛をこめて』のタチアナ・ロマノヴァ)

2位
ソフィー・マルソー(『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のエレクトラ・キング)

ソフィー・マルソー(『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のエレクトラ・キング)

3位
エヴァ・グリーン(『007/カジノ・ロワイヤル』のヴェスパー・リンド)

エヴァ・グリーン(『007/カジノ・ロワイヤル』のヴェスパー・リンド)

4位
ハリー・ベリー(『007/ダイ・アナザー・デイ』のジンクス)

ハリー・ベリー(『007/ダイ・アナザー・デイ』のジンクス)

5位
浜美枝(『007は二度死ぬ』のキッシー鈴木)

浜美枝(『007は二度死ぬ』のキッシー鈴木)

6位
バーバラ・バック(『007/私を愛したスパイ』のアニヤ・アマソヴァ)

バーバラ・バック(『007/私を愛したスパイ』のアニヤ・アマソヴァ)

7位
オナー・ブラックマン(『007/ゴールドフィンガー』のプッシー・ガロア)

オナー・ブラックマン(『007/ゴールドフィンガー』のプッシー・ガロア)

8位
ミシェル・ヨー(『トゥモロー・ネバー・ダイ』のウェイ・リン)

ミシェル・ヨー(『トゥモロー・ネバー・ダイ』のウェイ・リン)

9位
ジェーン・シーモア(『007/死ぬのは奴らだ』のソリテア)

ジェーン・シーモア(『007/死ぬのは奴らだ』のソリテア)

10位
イザベラ・スコルプコ(『ゴールデンアイ』のナターリア・シミョノバ)

イザベラ・スコルプコ(『ゴールデンアイ』のナターリア・シミョノバ)

ベスト悪役

ここでもまた『ロシアより愛をこめて』からドナルド・グラントがその人気を証明しました。ゴールドフィンガーがやはりその後に続いていますが、注目すべきは、作品自体の人気に較べると『黄金銃を持つ男』のスカラマンガが多くの票を集めているというところでしょう。クリストファー・ウォーケンやマッツ・ミケルセンも、どこか異様さが際だつそのキャラクターが同じように支持されているのかもしれません。また、ここでは「その他」に意見が数多く集まりました。『ゴールドフィンガー』のオッド・ジョブもそのひとりですが、根強い人気をアピールしたのが『私を愛したスパイ』のジョーズ。“名前は忘れたけれど鋼鉄の歯の悪役”という意見が多く寄せられていました。よっぽど印象が強烈だったのでしょうね。

1位
ロバート・ショウ(『007/ロシアより愛をこめて』のグラント)

ロバート・ショウ(『007/ロシアより愛をこめて』のグラント)

2位
ゲルト・フレーベ(『007/ゴールドフィンガー』のゴールドフィンガー)

ゲルト・フレーベ(『007/ゴールドフィンガー』のゴールドフィンガー)

3位
クリストファー・リー(『007/黄金銃を持つ男』のスカラマンガ)

クリストファー・リー(『007/黄金銃を持つ男』のスカラマンガ)

4位
マッツ・ミケルセン(『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル)

マッツ・ミケルセン(『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル)

5位
クリストファー・ウォーケン(『007/美しき獲物たち』のゾリン)

クリストファー・ウォーケン(『007/美しき獲物たち』のゾリン)

6位
ジョゼフ・ワイズマン(『007/ドクター・ノオ』のドクター・ノオ)

ジョゼフ・ワイズマン(『007/ドクター・ノオ』のドクター・ノオ)

7位
ドナルド・プレザンス(『007は二度死ぬ』のブロフェルド)

ドナルド・プレザンス(『007は二度死ぬ』のブロフェルド)

8位
ロバート・カーライル(『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のレナード)

ロバート・カーライル(『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のレナード)

9位
テリー・サヴァラス(『女王陛下の007』のブロフェルド)

テリー・サヴァラス(『女王陛下の007』のブロフェルド)

10位
ミシェル・ロンズデール(『007/ムーンレイカー』のヒューゴ・ドラックス)

ミシェル・ロンズデール(『007/ムーンレイカー』のヒューゴ・ドラックス)

ベスト・ボンド・カー

やはりアストン・マーチンの独壇場。特にDB5の人気はもはや不動のものとなっています。ヴァンキッシュやDBSも多くの票を集めていますね。そして、これは日本でのアンケートならではの結果としてトヨタ2000GTが2位にランキングされています。いわゆる正統の“ボンド・カー”ではないにもかかわらず、ここまで人気が高いのはやはり日本のファンならではの「誇り」の現れでしょう。また、同じくらいの人気をキープしているのがロータス・エスプリ。ガジェット満載、劇中でも屈指のカー・アクション・シーンでその活躍をたっぷりと見せてくれましたから、この結果も当然でしょう。大活躍! という意味では、黄色いシトロエンも確実に票を集めているのも嬉しいじゃありませんか。

1位
アストン・マーチンDB5(ゴールドフィンガー・サンダーボール作戦・カジノ・ロワイヤル、ゴールデンアイ)

アストン・マーチンDB5(007/ゴールドフィンガー、007/サンダーボール作戦、ゴールデンアイ、007/カジノ・ロワイヤル)

2位
トヨタ2000GT(007は二度死ぬ)

トヨタ2000GT(007は二度死ぬ)

3位
ロータス・エスプリ(007/私を愛したスパイ)

ロータス・エスプリ(007/私を愛したスパイ )

4位
アストン・マーチン ヴァンキッシュ(007/ダイ・アナザー・デイ)

アストン・マーチン ヴァンキッシュ(007/ダイ・アナザー・デイ)

5位
アストン・マーティン DBS(007/慰めの報酬)

アストン・マーティン DBS(007/慰めの報酬)

6位
ロータス・エスプリ ターボ(007/ユア・アイズ・オンリー)

ロータス・エスプリ ターボ(007/ユア・アイズ・オンリー)

7位
BMW 750IL(トゥモロー・ネバー・ダイ)

BMW 750IL(トゥモロー・ネバー・ダイ)

7位
アストン・マーチンV8(007/リビング・デイライツ)

アストン・マーチンV8(007/リビング・デイライツ)

9位
BWM Z8(ワールド・イズ・ノット・イナフ)

BWM Z8(ワールド・イズ・ノット・イナフ)

10位

アストン・マーチンDBS(女王陛下の007)

AMCホーネット(007/黄金銃を持つ男)

AMCホーネット(007/黄金銃を持つ男)

シトロエン2CV(007/ユア・アイズ・オンリー)

シトロエン2CV(007/ユア・アイズ・オンリー)

BMW Z3(ゴールデンアイ)

BMW Z3(ゴールデンアイ)

ベスト主題歌

ここでも♪「ロシアより愛をこめて」がダントツかと思いきや、さすがは“007の歌のお姉さん”、シャーリー・バッシーが圧倒的な人気ですね。タイトルバックが強烈だったのも、この人気の高さに繋がっているのでしょう。♪「ジェームズ・ボンドのテーマ」は思いのほか票を集めず、といった印象ですが“007と言えばこれしかない! ”という意見を多く頂戴しました。♪「死ぬのは奴らだ」がスタンダードなボンド・ソングになっているのが意外でしたが、シーナ・イーストンもその美しいサウンドゆえに健闘。近作のなかで目立って人気を集めているのはマドンナだけ、というのは少々寂しい結果。ここではやはり、シリーズ初期作品のパワフルなサウンドが圧倒的な人気! と言えるでしょう。

1位

シャーリー・バッシー
「ゴールドフィンガー」

2位

マット・モンロー
「ロシアより愛をこめて」

3位

ポール・マッカートニー&ウィングス
「死ぬのは奴らだ」

4位

シーナ・イーストン「ユア・アイズ・オンリー」

8位

シャーリー・バッシー「ダイヤモンドは永遠に」

5位

マドンナ「ダイ・アナザー・デイ」

9位

a-ha「リビング・デイライツ」

6位

モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」

10位

カーリー・サイモン「私を愛したスパイ」

7位

デュラン・デュラン「美しき獲物たち」


文/酒井俊之

James Bond Films © 1962-2010 United Artists Corp. and Danjaq, LLC. CASINO ROYALE and QUANTUM OF SOLACE © 2006-2010 United Artists Corporation, Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. James Bond Trademarks TM Danjaq, LLC.

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